現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > レクサス 新型「RX」登場で何が変わった? 斬新「スピンドルボディ」初採用! 旧型から進化したポイントは?

ここから本文です

レクサス 新型「RX」登場で何が変わった? 斬新「スピンドルボディ」初採用! 旧型から進化したポイントは?

掲載 21
レクサス 新型「RX」登場で何が変わった? 斬新「スピンドルボディ」初採用! 旧型から進化したポイントは?

■レクサスの象徴「スピンドルグリル」が「スピンドルボディ」へ発展

 レクサスは2022年11月18日、7年ぶりに「RX」をフルモデルチェンジしました。
 
 グローバルで5代目となる新型は、先代(4代目)とどこが変わったのでしょう。新旧のRXを比較します。

544馬力の俊足クーペSUV! レクサス「LF-Z」がカッコいい!

 RXは、グローバルでのレクサス車販売の主力を担うモデルです。

 初代は1998年に高級クロスオーバーSUVの先駆けとして北米デビュー。以来、約95の国と地域で累計約362万台を販売しています。

 新型RXでは、次世代レクサス車が目指す走りやデザインを追求し、全面的な刷新を図っています。

 走る楽しさを追求したパフォーマンスモデル「RX500“F SPORT Performance”」を設定したほか、こうした走りの性能を予感させる次世代レクサスの新しいデザインアイデンティティ「スピンドルボディ」を新採用しました。

 まずは外観上の違いから新旧のRXを比較します。

 レクサスはこれまで、ブランドの統一感を図るため独自のフロントフェイスデザイン「スピンドルグリル」を各モデルに採用してきました。

 RXでは先々代(3代目)で2012年のマイナーチェンジ時に採用され、2015年に登場した先代RXではさらにグリルから始まるボディフォルム全体との調和を図り、力強さと優美な上質さを造形で表現しています。

 新型RXでは、こうしたデザインの発想をさらに発展。魅惑的な姿と、気迫を感じる力強さを表現したとレクサスでは説明しています。

 なかでも、新採用のスピンドルボディは、塊造形とグリル本来の冷却機能を両立させた「シームレスグリル」の発想で、新たなデザイン表現をおこなっています。

 先代RXが、はっきりとしたふち取り付きのスピンドルグリル形状をもっていたのに対し、新型RXでは明確にグリルを囲むものをなくしたことで、大きく印象を変えました。

 インテリアは、大型ディスプレイがインパネの中央部に置かれるのは新旧で同様ですが、新型では新たな運転席のコックピット思想「Tazuna concept(タズナコンセプト)」を採用。

 ステアリングスイッチやヘッドアップディスプレイを活用し、より運転操作に集中できる環境づくりに配慮しています。

 また新型ではディスプレイ自体も14インチに大型化されるとともに、多くの機能をディスプレイ内のスイッチに集約させました。

 さらにインパネ造形も、広がりと包まれ感を両立させた開放的なレイアウトとしています。

■レクサスが得意とする電動化ラインナップに「PHEV」モデルが新設定

 続いて、走りの面でも新旧のRXを比較します。

 レクサスでは2005年、2代目RXに高級クロスオーバーSUVで世界初のハイブリッドモデルを導入しています。

 先代RXでも2リッターガソリンターボエンジンモデルに加え、3.5リッターV型6気筒エンジンとハイブリッドシステムを組み合わせた電動化モデルを設定し、販売の中心となっていました。

 新型ではこうした電動化ラインナップを拡大させました。

 新型RXを象徴するパフォーマンスモデルのRX500“F SPORT Performance”は、2.4リッターガソリンターボエンジンとモーター、さらにリアに高出力モーター「eAxle」を組み合わせた四輪駆動による新開発のハイブリッドシステム「2.4L-T HEV DIRECT4」を構築しています。

 一方で、クラストップのEV航続距離と力強い加速性能を持つプラグインハイブリッドシステム「2.5L PHEV E-Four」を搭載する「RX450h+」も新設定されました。

 ガソリンモデルについては、2.4リッターガソリン直噴ターボエンジンと8速ATを組み合わせた「RX350」を用意。駆動方式は2WD(FF)とAWD(E-Four)が選べます。

※ ※ ※

 先代RXから新型RXで唯一引き継がれなかった点があります。それが、3列シート仕様の設定です。

 RXの3列シート仕様「RX450hL」は2017年、通常の2列シート・5人乗り仕様に対しホイールベースを延長し、3列目席(サードシート)を追加設定したものです。サードシートは電動格納式で、シートアレンジを容易にしていたのが特徴でした。

 2019年のマイナーチェンジで2列目席(セカンドシート)に左右独立式のキャプテンシート仕様を追加設定し、6人乗りと7人乗りが選択可能となるなど、バリエーション展開もおこなっていたことからも、3列シート仕様が好評だったことがうかがえます。

 しかし今回の新型RXでは2列シート・5人乗り仕様しか発表されておらず、3列・7人乗り仕様の今後の展開にも注目したいところです。

関連タグ

こんな記事も読まれています

角田裕毅、冷却系の問題で走行時間をロス、新型ウイングは使用中止に「ペースも不足。原因を突き止めたい」F1第10戦金曜
角田裕毅、冷却系の問題で走行時間をロス、新型ウイングは使用中止に「ペースも不足。原因を突き止めたい」F1第10戦金曜
AUTOSPORT web
日産「小さな高級SUV」実車登場! 約3年ぶり「顔面刷新」で“大胆デザイン“に進化! 豪華内装もイイ「ノート オーテッククロスオーバー」が展示中
日産「小さな高級SUV」実車登場! 約3年ぶり「顔面刷新」で“大胆デザイン“に進化! 豪華内装もイイ「ノート オーテッククロスオーバー」が展示中
くるまのニュース
【MotoGPライダーの足跡】中上貴晶選手、9歳の転機。「カートは危ないから、2輪がいい」
【MotoGPライダーの足跡】中上貴晶選手、9歳の転機。「カートは危ないから、2輪がいい」
バイクのニュース
日本限定、レンジローバーに特別仕様車…日本文化と英国とのつながりを表現
日本限定、レンジローバーに特別仕様車…日本文化と英国とのつながりを表現
レスポンス
駐車場では「タイヤ止め」から離して止めるべし!! 愛車の寿命を伸ばす習慣3選
駐車場では「タイヤ止め」から離して止めるべし!! 愛車の寿命を伸ばす習慣3選
ベストカーWeb
「P10プリメーラ」を「ブルーバード」から乗り換えて増車! 日産マニアが歴代愛車に装備したのは「グラフィックイコライザー付きオーディオ」
「P10プリメーラ」を「ブルーバード」から乗り換えて増車! 日産マニアが歴代愛車に装備したのは「グラフィックイコライザー付きオーディオ」
Auto Messe Web
けっこう使う言葉だけど説明できない「バイパス」! 一体どんな道路を指す?
けっこう使う言葉だけど説明できない「バイパス」! 一体どんな道路を指す?
WEB CARTOP
スーパーフォーミュラ第3戦決勝日はウエットコンディションに。日曜フリー走行は岩佐歩夢がホームストレートでスピンし赤旗終了
スーパーフォーミュラ第3戦決勝日はウエットコンディションに。日曜フリー走行は岩佐歩夢がホームストレートでスピンし赤旗終了
motorsport.com 日本版
BMW、2025年は新チームでスーパーバイク世界選手権に挑戦
BMW、2025年は新チームでスーパーバイク世界選手権に挑戦
レスポンス
ホンダ 新型「シビック」初公開! 3年ぶり顔面刷新に「カッコよくなった」の声も! 精悍デザインの「新モデル」米での“先行発表”に反響集まる
ホンダ 新型「シビック」初公開! 3年ぶり顔面刷新に「カッコよくなった」の声も! 精悍デザインの「新モデル」米での“先行発表”に反響集まる
くるまのニュース
元々の意味を知ってる? ヘッドライトのバツ印
元々の意味を知ってる? ヘッドライトのバツ印
バイクのニュース
決勝でもマクラーレン優勢? レッドブルF1重鎮マルコ、フェルスタッペンのスペインGP予選2番手で“ホッと一息”
決勝でもマクラーレン優勢? レッドブルF1重鎮マルコ、フェルスタッペンのスペインGP予選2番手で“ホッと一息”
motorsport.com 日本版
280馬力モーター搭載の「ヴェローチェ」仕様、アルファロメオ『ジュニア』に設定…欧州市場
280馬力モーター搭載の「ヴェローチェ」仕様、アルファロメオ『ジュニア』に設定…欧州市場
レスポンス
カーナビを購入した後に感じる不満TOP3、3位道案内がわかりづらい、2位地図の更新が面倒、1位は?
カーナビを購入した後に感じる不満TOP3、3位道案内がわかりづらい、2位地図の更新が面倒、1位は?
@DIME
自転車がサイドミラーに「ゴン!」その時どうする!? あなたも被害者・加害者になるかも! お互い「知らんぷり」が絶対ダメな理由とは
自転車がサイドミラーに「ゴン!」その時どうする!? あなたも被害者・加害者になるかも! お互い「知らんぷり」が絶対ダメな理由とは
くるまのニュース
夏は、すぐそこまで来ている! 暑い日にバイクに乗る際の注意点
夏は、すぐそこまで来ている! 暑い日にバイクに乗る際の注意点
バイクのニュース
メルセデス旗艦SUV『GLS』がダウンサイジング!? 電動化でV8と決別か、デザインを予想
メルセデス旗艦SUV『GLS』がダウンサイジング!? 電動化でV8と決別か、デザインを予想
レスポンス
最強のND型「ロードスター」街のディーラーで実車展示中! 日本仕様初の2リッターエンジン車「マツダスピリットレーシング」の実力とは
最強のND型「ロードスター」街のディーラーで実車展示中! 日本仕様初の2リッターエンジン車「マツダスピリットレーシング」の実力とは
VAGUE

みんなのコメント

21件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

666.0901.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

81.01205.2万円

中古車を検索
RXの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

666.0901.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

81.01205.2万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村