この記事をまとめると
■いま「高年式」と「低年式」の中古車が売れている
現場の声では「やっぱり5年待ち」の可能性も! 新型ランクルを買うなら「つなぎ」で「プラドの新車」がアリだった
■高年式車の需要はいままで新車に乗ってきた人によるもの
■低年式車は乗り換えのつなぎとして乗っている人が多い
高年式車の需要はいままで新車に乗ってきた人によるもの
「中古車の需要が急増し、品薄状況が続いている」。新車の納期遅延が長期化するいまではさまざまな報道により聞きなれているトピックのひとつ。なかでも高年式車と低年式車へのニーズがとくに高まっているそうだ。高年式車については、本来新車をずっと乗り継いできた人が、新車に乗り換えようとしたら、購入希望車の納期遅延がひどく、「とりあえず中古車でつないで事態が落ち着くのを待つ」といったニーズが品薄状況を招いているとも聞いている。
そもそも、薄利多売のなか新車の販売競争の激しい軽自動車では、メーカー系ディーラー名義などでナンバープレートをつけただけ(自社届け出/新車の販売台数を上積みするため)の未使用状態の中古車(届け出済み未使用軽中古車)が大量に中古車市場に放出されていた。納期遅延が深刻になったいまでも、さすがに規模は若干縮小気味だが中古車市場への供給は続いている。通常は新規に届け出を行い(ナンバープレート取得)半年ほど寝かせ、新車より明らかに割安感が出てから展示場に並べていたのだが、新車の納期遅延が深刻となり、新車より明確な割安感を設けなくても売れるとの判断か、やはり在庫そのものが希薄なのか、最近は直近に届け出してナンバーを取得した車種も目立って展示されている。
定点観測している中古車展示場を見ていると、そのときどきで生産に若干余裕のある車種が集中的に中古車市場に放出されているように見える。2021年度締め年間販売台数でトップとなった、ホンダN-BOXも2022年3月には自社届け出を“頑張っていた”との話も聞いている。
低年式車は乗り換えの「つなぎ」
軽自動車を例にあげたが、高年式車は新車を乗り継いできた人のニーズがあり需要がより増えているようなのだが、低年式車のニーズが多いのは少々不思議に見える。
これも軽自動車を例に挙げると、走行距離が10万km近辺で初度届け出から10年以上あたりとなり、10万円前後のプライスボードをつけた中古車がよく売れているというのである。確かにこれも、定点観測している小規模ながら10万円前後の軽自動車の中古車ばかりを販売している中古車専売店を見ていると、納期遅延が目立ち始めた2021年秋ごろには一時的に展示車がなくなり(売り切れた?)、その後は展示されてもすぐ売れてしまう状況が続いている。しかも、納期遅延が深刻になる前には数万円程度だった中古車が10万円強の価格となっており、程度も若干悪くなっている、つまり明らかに低年式中古車でもタマ不足であり価格上昇しているのである。
なぜこのような低年式中古車もよく売れるのかと考えていると、事情通が次のような話をしてくれた。
「車両保険で“代車費用特約”を付帯していると、修理などをする期間として1カ月間にかかるレンタカー費用を車両保険でカバーしてもらうことができます。修理だけでなく、全損の場合も新たな新車が納車されるまでカバーされるのですが(1カ月)、現状では納期遅延が深刻なので1カ月では足りないのが現状です。ケースバイケースで数カ月間借りることもできるようですが、いまどきは数カ月で納車となる新車も限られてきます」。
ちなみに2021年秋に、新型コロナウイルス感染予防のための行動自粛規制が一時的に緩和された時には、コロナ禍となって稼働台数を減らしていたなか、需要が急に増えただけでなく、代車特約で貸し出していた車両が納期遅延などの影響で返ってこないことも加わり、車両クラスによっては貸し出し車両が一時的に足りなくなる事態も発生している。
仮に事故で全損し、乗り換える新車を購入したのはいいが納期が半年かかかるとする。1カ月は代車費用特約でレンタカーに乗れたとしても、残りの5カ月を自腹でレンタカーに乗るとする。格安レンタカー会社ではマンスリー料金もあるが、ここでは仮に1日5000円とすると30日間で15万円もかかってしまうので5カ月ならば75万円にもなってしまう。ある格安レンタカー会社でもっとも安い料金クラス(軽自動車)のマンスリー料金は約2.5万円なので、それでも約12.5万円もかかってしまう。そこで、“それならば”ということもあり、超低年式の超格安中古車を購入して乗り継ぐニーズも目立っていることも、タマ不足傾向にさせているようである。
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