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新型スズキ・アルト登場! 日本のベーシックの進化とは?

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新型スズキ・アルト登場! 日本のベーシックの進化とは?

12月10日、スズキは、軽乗用車「アルト」のフルモデルチェンジを発表した。

毎日乗りたいクルマを目指しました

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スズキの“看板モデル”のアルトが9代目に進化した。ちなみに、初代アルトがデビューしたのは1979年で、47万円~という低価格が話題を呼んだ。以降、42年と8代にわたり生産され続け、国内累計販売台数は約526万台に達するという。

新型アルトは、アルトたらしめるものはなにか? と、原点に立ち返り「毎日乗るのはアルトがいい!」と、指名されるのを目指し開発されたという。

最大の特徴はスペース効率をあげるため、全高が先代比50mm高くなっていることだ。デザインは四角形を基本としつつ、コーナーに丸みを与えて、やわらかな印象を与える。前後灯火類やフロントの処理も楕円形だ。12年ぶりにALTOのロゴ・デザインを変更し、気分一新を図ってもいる。

ボディカラーはモノトーン8色にくわえ、ルーフがホワイトになる2トーン仕様も4パターン用意。合計12種類から選べる。

インテリアについて、プレスリリースには「厚みと立体感を感じさせる造形により、質感の高いインテリアに仕立てました」と、謳う。シートには、デニム調の新しい表皮を使う。単眼メーターには、モノクロのインフォメーションディスプレイを組み合わせる。

インパネ上部には、メーカーオプションで7インチのディスプレイオーディオも設定。スマートフォンとの連携機能を有する。

室内空間は、高さをこれまでより45mm高め、前後席のヘッドクアリアランスを拡大。フロントドアの開口高を20mm高め、乗降性を向上したという。

室内幅はプラス25mmの1280mmだ。最小回転半径は4.4mに抑えられている。

スタートプライスは94万3000円!

プラットフォームはこれまでとおなじ「HEARTECT」を使う。サスペンションはコイルスプリングのバネ定数やショックアブソーバーの減衰力を変更し、乗り心地を高めたという。

スズキの資料によれば、「先代アルト比で段差通過時の前席のフラット感が13%向上し、後席の突き上げ感は11%低減し、乗り心地の良さが向上しています」とのこと。

静粛性を高める工夫にも注目したい。フェンダー内に遮音壁を設置し、キャビンのフロアにフェルトを採用した一体成型カーペットを採用、これらによってエンジン透過音、ロードノイズが低減したという。

パワーユニットは2種類で、「R06D型エンジン」を搭載するガソリン仕様と、「R06A型エンジン」にISG(モーター機能付き発電機)を組み合わせるマイルド・ハイブリッド仕様がある。WLTCモード燃費は前者が25.2km/L(FWD)・23.5km/L(4WD)で、後者が27.7km/L(FWD)・25.7km/L(4WD)。

組み合わされるトランスミッションは全車CVTのみで、MTは用意されない。

先進安全装備も強化された。ふたつのカメラを使った「デュアルカメラブレーキサポート」は全車標準で、衝突被害軽減ブレーキや誤発進抑制機能、車線逸脱警機能などを含む。

さらにメーカーオプションで360°カメラシステムや標識認識機能、ヘッドアップディスプレイも選べる。

価格はガソリン仕様が「A」のFWDの94万3000円から、「L」の4WDの112万9700円まで。マイルド・ハイブリッド仕様が「HYBRID S」のFWDの109万7800円から「HYBRID X」の4WDの137万9400円まで。目標販売台数は月6000台である。

「近年ではアルトのような軽セダンの市場は縮小傾向の厳しい状況です。それでも、スズキは『毎日、自由に移動したいお客様』のためにこの軽セダン市場を大切に守り続けたいと考えています」

新型アルトの報道資料の冒頭に書かれた言葉だ。厳しい状況でも伝統のモデルを守るスズキの姿勢は立派だ。アルトは永遠に不滅である!

文・稲垣邦康(GQ)

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みんなのコメント

33件
  • うわー
    なにこの醜いコメント欄

    スズキアンチってなんでこんなに必死なの??
  • 結局様々な軽より、アルトが一番乗りやすいかもな
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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