「高効率な“直噴”エンジンを搭載」。最近、新車が出るとよく聞くフレーズだ。エンジンの小排気量化がトレンドとなり、今やターボエンジンは、ほぼ全てが直噴化。何となく「直噴でないエンジンは時代遅れだろう感」さえ漂っている。でも、直噴エンジンが普及したのは、ここ10年ほどの話で、軽自動車に至っては現在搭載車ゼロ。直噴エンジンは本当に“言われているほどいい”のだろうか?
文:松田秀士
レースカーですら最近までほぼ非直噴エンジンだった!!
F1では2014年以後の1.6L、V6ターボエンジンで直噴化(写真は2017仕様のホンダRA617H)。
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