新たな装備に取って代わられたアイテムも
新車を購入するときに選べるオプションにはメーカーオプションとディーラーオプションがあり、後者はアクセサリーカタログに乗っている製品で、納車後でも購入できる。
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カーナビや純正エアロパーツ、純正アルミホイール、ETC、フロアマット、ドアバイザー、ドライブレコーダー、ナンバープレートフレームが、そうしたディーラーオプションの代表だ。
でも、時代の流れで昔は一般的だったのに、今ではすっかり見かけなくなったディーラーオプションもいくつかあるので、それらを振り返ってみることにしよう。
1)愛車セット
むかしのディーラーオプションの定番といえばコレ!
洗車スポンジや洗車ブラシ、ほとんど使うことがないボディ用の鳥の羽で作った毛バタキやワックス、懐中電灯などがセットになったオプション。
不要とまでは言い切れないが、けっこう割高な価格設定で、必要なものだけ量販店で買った方がお得だった。営業マンに勧められて、なんとなく購入していた人が多かった……。
最近のクルマにも用意されている、いわゆる「ベースキット」のルーツが、愛車セットと考えてもいい。
2)コーナーポール
バンパーの角に装着し、車体の先端の位置を視覚的に把握しやすくするためのお助けアイテム。電動で伸び縮みしたり、ライトと連動して先端が光ったりするものもあったが、超音波を使ったコーナーセンサーなどが普及してきたことで、需要が減少。「下手くそ棒」などと呼ばれていて、ネガティブなイメージがあったことも影響している!?
素材の進化で機能的に必要なくなったものも
3)レースのシートカバー
これもひと昔前のクルマではよく目にしたアイテム。タクシーなどでは当たり前のように付いていたので、知っている人も多いはず。
高級感を演出できる手軽なドレスアップアイテムだったというか、大事なものの象徴として、白いレースをかけたかったという愛車精神の表れだったのかもしれないが、いつの間にかレースのシートカバーは“ダサい”という価値観が広がり、絶滅危惧種に……。
もちろんルックス的な問題もあるが、クルマがより身近になったことと、シートのクオリティが向上したことも影響していると考えられる。
4)デジタルクロック
最近のクルマも独立した時計はなく、ナビやオーディオの画面に時計が表示されるクルマも多いが、時計がまったくないというのも不便なもの。昔のクルマはアナログ時計が標準、あるいは時計はオプションというパターンが多く、ディーラーオプションでデジタル時計が用意されている車種がけっこうあった。
・その他
今では標準装備のエアコンやパワーウインドもかつてはディーラーオプション扱い。
またむかしのアクセサリーカタログは、けっこうボリュームがあって、音楽用のカセットテープを入れるカセットケースや、シューズ&フットケース、アンブレラケース、クリーンボックス(ゴミ箱)などまで揃っていた。
マッドガードなども人気があった時代があるが、SUV以外では実用的にもドレスアップ的にもあまり効果は期待できない。
※写真はイメージ
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