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トヨタ新型「ノア」「ヴォクシー」に「革シート待望論」はいかほど? ホンダ新型「ステップワゴン」は“高見え”重視か?

掲載 更新 115
トヨタ新型「ノア」「ヴォクシー」に「革シート待望論」はいかほど? ホンダ新型「ステップワゴン」は“高見え”重視か?

■新型ステップワゴンは革調シート装備をアピールか?

 ホンダは新型「ステップワゴン」のティザーサイトを2021年12月10日に開設して内外装の一部を先行公開しました。

【画像】トヨタ新型「ノア/ヴォクシー」先行公開! 爆イケ顔刷新は確実か!? 画像で見る(20枚)

 内装の画像を見ると、2列目にオットマン付きのキャプテンシートを装備し、さらに革調のシート表皮を採用していることがうかがえます。

 新型ステップワゴンとほぼ同じタイミングで、トヨタ新型「ノア/ヴォクシー」のティザーサイトも公開され、こちらは2022年1月のデビューが明言されました。

 これらの車種は、メーカー内での車種整理などの影響も受け、ユーザーから求められる装備に変化が生じることも考えられる状況だといいます。いったい、どのような装備で登場することが期待されているのでしょうか。

※ ※ ※

 現行ステップワゴンは、標準仕様のほかにカスタム仕様の「スパーダ」、コンプリートカーの「モデューロX」を設定。

 各グレードのシート表皮を見ると、スパーダの一部グレードとモデューロXにプライムスムース(合皮)が用いられているほか、スパーダの最上級グレードに本革シートがオプション設定されています。

 一方、すでにオーダー受付が終了している現行ノア/ヴォクシーはファブリックのシート表皮です。

 ノア/ヴォクシーの姉妹車にあたる高級志向の「エスクァイア」は、車種のキャラクターにも合致する合皮のシートが装備されていますが、残念ながらフルモデルチェンジすることはなく、2021年内に1代限りでラインナップから消滅することになりました。

 生産終了するエスクァイアについて、販売の現場ではどのような印象を持たれていたのでしょうか。トヨタの販売店スタッフは次のように話しています。

「エスクァイアは高級志向のため、全店全車種併売化や『アルファード』人気の影響を受けている印象はありました。

 そのため、コンパクトで価格を抑えるならノアかヴォクシー、サイズや価格に余裕があるならアルファードか(姉妹車の)ヴェルファイアを選ぶという風になっており、中途半端な立ち位置となるエスクァイアは営業側でもおすすめしづらい印象でした」

 トヨタは、従来は販売チャネルごとに取り扱い車種を分けていましたが、2020年5月より全店全車種併売化を実施。これに伴い、姉妹車の統廃合も含む車種の整理が進められてきていました。

 ノアとヴォクシーは整理の対象とならなかったものの、エスクァイアはフルモデルチェンジにあわせて消滅。

 そのため、エスクァイアに車格・高級感を求めていたユーザーが、新型ノア/ヴォクシーもしくはアルファード/ヴェルファイアに流れることも考えられます。

 新型ノア/ヴォクシーの検討ユーザーすべてが内装の高級感を求める訳ではないとはいえ、どういった装備内容・グレードで登場するのか、2022年1月のデビューに向けて注目が集まります。

 ちなみに、ステップワゴンとノア/ヴォクシーの競合車種となる日産「セレナ」では、一部グレードに革調シート(合成皮革)の設定があります。

※ ※ ※

 ホンダは2021年内をもって、国内における最上級ミニバン「オデッセイ」の生産を終了します。

 そのため、新型ステップワゴンのティザーサイトからは、従来オデッセイがカバーしていた顧客層にリーチするためか、革調シートや2列目のオットマン装備などで、高級志向をアピールする狙いも透けて見えます。

 国内新車市場において、ミニバンは依然として人気カテゴリではあるものの、車種整理の影響もあり今後新型ステップワゴン、新型ノア/ヴォクシー、セレナという各車の相対的なキャラクターが変化する可能性も考えられる状況です。

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みんなのコメント

115件
  • 本革シートにはベンチレーション、シートヒーター必須です。夏は暑いし冬は冷たい。
  • トヨタからしたら、ヴォクシーにわざわざ合皮シート設定して、高い金を払えるユーザーをアルファードからヴォクシーに流す必要はないと考えるでしょう。
    まぁ、新型ヴォクシーの売れ行きと他社ライバルもモデルチェンジの動向を見ながら、また「煌」で高額な特別仕様車に合皮シート設定してしっかり利益を確保しながらユーザーの要望に応える形にするでしょうが。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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