現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 個性の主張はフロントよりもリア!? ユニークすぎるテールランプの車5選

ここから本文です

個性の主張はフロントよりもリア!? ユニークすぎるテールランプの車5選

掲載 更新 4
個性の主張はフロントよりもリア!? ユニークすぎるテールランプの車5選

■クルマの個性を主張する特徴的なテールランプのクルマたち

 クルマのデザインはその時代の流行を取り入れつつ、各メーカーとも個性を主張することに注力しています。

スープラ並みに速いセダンがあった? 絶滅寸前なスゴいセダン5選

 とくに、クルマのデザインで重要なのがフロントフェイスで、メーカーによっては、あえてデザインテーマを固定して、どの車種も同じテイストとしているケースもあります。

 一方で、あまり意識して見ることがないのがテールランプですが、じつは個性的なデザインの車種も存在。

 そこで、夜間に見たら車種がわかってしまうほど、個性的なテールランプを装備したクルマを5車種ピックアップして紹介します。

●日産「スカイライン」

 歴代の日産「スカイライン」のテールランプといえば、丸形4灯というのが定番です。

 プリンス自動車時代の2代目スカイラインが丸形2灯テールランプを採用し、3代目では四角形になりましたが、1972年に発売された4代目では、6気筒エンジンを搭載する4ドアセダンと、2ドアハードトップに丸型4灯テールランプが採用されました。

 ウインカーやバックランプがビルトインされた独特のデザインで、この基本デザインは1977年にモデルチェンジされた5代目でも継承されました。

 その後も丸形4灯テールランプはスカイラインのアイデンティティとして使われ、一時期は採用されないこともありましたが、最新型のスカイラインや、現行モデルの「GT-R」まで引き継がれています。

●マツダ「コスモスポーツ」

 1967年に発売されたマツダ「コスモスポーツ」は、軽量コンパクトなロータリーエンジンでなければ実現できなかった、地を這うような低いフォルムが特徴のスポーツカーです。

 また、世界初となる量産ロータリーエンジン「10A型」を搭載した、記念すべきモデルとして、日本自動車史に名を刻んでいます。

 伸びやかなリアオーバーハングから続くテールエンドには、ウエストラインと同じ高さに装着されたメッキバンパーの上下に、2分割されたテールランプが鎮座しています。

 このテール部分のデザインによって、クルマ全体をより低く見せることができ、後から見てもコスモスポーツであることを主張していました。

●ダイハツ「キャスト アクティバ/スポーツ」

 2015年に登場した軽トールワゴンのダイハツ「キャスト」は、SUV風デザインの「キャスト アクティバ」と、レトロ調デザインの「キャスト スタイル」、専用サスペンションチューニングを施してスポーティさを演出した「キャスト スポーツ」と、3つのバリエーションが存在します。

 そのなかでもアクティバとスポーツには、八角形に光るテールランプが採用され、さらに、光っている状態では立体的に見えるようにデザインされているのが斬新です。

 まるでアフターマーケットで販売しているパーツのようにも見えます。こうした演出は、LEDランプだからこそ実現したといえるでしょう。

■個性的なクルマを、さらに目立たせるような演出とは

●「ミニ」

 BMWのプレミアムコンパクトとして2001年に登場した「ミニ」は、BMC(ブリティッシュ・モーター・コーポレーション)が販売していたミニのフォルムを継承しつつ、現代のクルマとして大幅に進化したことによって、世界中でヒットします。

 2013年に登場した第3世代のミニは、フロントにLEDデイライトを標準装備しつつも、これまでのモデルと共通する丸型ヘッドライトで、ミニらしさをアピール。

 さらに、2018年にマイナーチェンジで、LEDテールランプがイギリスの国旗を意味する「ユニオンジャック」柄に点灯する演出が施されていて、イギリス発祥のクルマであることを主張しています。

 なお、派生車のエステートワゴンである「ミニ クラブマン」も、現行モデルではユニオンジャック柄のテールランプを採用しました。

●ジープ「レネゲード」

 FCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)がジープブランドで北米市場と欧州市場をターゲットに販売している「レネゲード」は、ジープ伝統のボクシーなフォルムのコンパクトSUVで、日本でも好調なセールスを記録しています。

 レネゲードのテールランプには、主に米軍がガソリンを運搬する際に用いた「ジェリー缶」の、側面に入ったプレスラインをモチーフにした「×印」のデザインが採用されました。

 歴史的に軍用車から派生して民生用となった、ジープならではの演出ではないでしょうか。

 なお、この特徴的なテールランプの×印に光る部分は、オレンジ色のウインカーとなっています。

※ ※ ※

 1960年代から1970年代の国産車は、比較的テールランプで個性を主張するクルマが多かった印象があります。たとえば、1970年に発売された日産初代「ローレル ハードトップ」は、現在のシーケンシャルウインカーのような流れるウインカーを採用していました。

 また、1980年代から1990年代は、トヨタ「ソアラ」など大型のテールランプが増え、電球を2個使ったブレーキランプが流行しました。なお、大きいテールランプはリアビューを堂々と見せる効果があったようです。

 そして、現在はLEDランプの普及でデザインの自由度も高くなり、再び個性的な形状のテールランプが増えてきました。

 技術の進歩やその時代のトレンドによって、テールランプのデザインも様変わりするようで、とても興味深いです。

こんな記事も読まれています

フェルスタッペン予選5番手「ベガス用リヤウイングを作らないという方針がハンデに」タイトルには有利な位置を確保
フェルスタッペン予選5番手「ベガス用リヤウイングを作らないという方針がハンデに」タイトルには有利な位置を確保
AUTOSPORT web
佐藤万璃音、2025年もユナイテッド・オートスポーツからWEC世界耐久選手権にフル参戦
佐藤万璃音、2025年もユナイテッド・オートスポーツからWEC世界耐久選手権にフル参戦
AUTOSPORT web
やっぱたまらんなV型エンジン!! [スカイラインNISMO]とレクサス[IS500]の[パンチ力]にひれ伏した件
やっぱたまらんなV型エンジン!! [スカイラインNISMO]とレクサス[IS500]の[パンチ力]にひれ伏した件
ベストカーWeb
【角田裕毅F1第22戦展望】ファクトリーと現場の連携で活きたレッドブル製リヤサスペンション。改善の継続が7番手に繋がる
【角田裕毅F1第22戦展望】ファクトリーと現場の連携で活きたレッドブル製リヤサスペンション。改善の継続が7番手に繋がる
AUTOSPORT web
エバンスとの実質的な一騎打ちもタナクはトップ譲らず。ヌービルは7番手に挽回【ラリージャパン デイ3】
エバンスとの実質的な一騎打ちもタナクはトップ譲らず。ヌービルは7番手に挽回【ラリージャパン デイ3】
AUTOSPORT web
メルセデス・ベンツCLE 詳細データテスト 快適で上質な走りが身上 動力性能と燃費効率はほどほど
メルセデス・ベンツCLE 詳細データテスト 快適で上質な走りが身上 動力性能と燃費効率はほどほど
AUTOCAR JAPAN
WRCラリージャパンSS12恵那での車両進入事案について実行委員会が声明。被害届を提出へ
WRCラリージャパンSS12恵那での車両進入事案について実行委員会が声明。被害届を提出へ
AUTOSPORT web
2024年も記録保持中!? カローラ ロードスター…… ギネスブックに登録された「日本のクルマの世界一」【10年前の再録記事プレイバック】
2024年も記録保持中!? カローラ ロードスター…… ギネスブックに登録された「日本のクルマの世界一」【10年前の再録記事プレイバック】
ベストカーWeb
80年代バブル期に日本で人気だったMG「ミジェット」に試乗! 英国ライトウェイトスポーツの代表格はいまもビギナーにオススメです【旧車ソムリエ】
80年代バブル期に日本で人気だったMG「ミジェット」に試乗! 英国ライトウェイトスポーツの代表格はいまもビギナーにオススメです【旧車ソムリエ】
Auto Messe Web
【正式結果】2024年F1第22戦ラスベガスGP予選
【正式結果】2024年F1第22戦ラスベガスGP予選
AUTOSPORT web
角田裕毅が予選7番手「大満足。アップグレードへの理解が改善につながった」努力が報われたとチームも喜ぶ/F1第22戦
角田裕毅が予選7番手「大満足。アップグレードへの理解が改善につながった」努力が報われたとチームも喜ぶ/F1第22戦
AUTOSPORT web
勝田貴元、木にスピンヒットも間一髪「メンタル的に難しい一日。明日はタイトル獲得を最優先」/ラリージャパン デイ3
勝田貴元、木にスピンヒットも間一髪「メンタル的に難しい一日。明日はタイトル獲得を最優先」/ラリージャパン デイ3
AUTOSPORT web
クラッシュで50Gを超える衝撃を受けたコラピント。決勝レースの出場可否は再検査後に判断へ/F1第22戦
クラッシュで50Gを超える衝撃を受けたコラピント。決勝レースの出場可否は再検査後に判断へ/F1第22戦
AUTOSPORT web
胸を打つ「上質な走り」 アウディQ6 e-トロン・クワトロへ試乗 優秀なシャシーを味わえる388ps!
胸を打つ「上質な走り」 アウディQ6 e-トロン・クワトロへ試乗 優秀なシャシーを味わえる388ps!
AUTOCAR JAPAN
オーテック&ニスモ車が大集合!「AOG湘南里帰りミーティング2024」で見た「超レア車5台」と「中古車で狙いたいクルマ5台」を紹介します
オーテック&ニスモ車が大集合!「AOG湘南里帰りミーティング2024」で見た「超レア車5台」と「中古車で狙いたいクルマ5台」を紹介します
Auto Messe Web
なぜ潰れた? 名車と振り返る「消滅した自動車メーカー」 32選 後編
なぜ潰れた? 名車と振り返る「消滅した自動車メーカー」 32選 後編
AUTOCAR JAPAN
ラリージャパン3日目、SS12がキャンセル…一般車両が検問を突破しコース内へ進入、実行委員会は理解呼びかけると共に被害届を提出予定
ラリージャパン3日目、SS12がキャンセル…一般車両が検問を突破しコース内へ進入、実行委員会は理解呼びかけると共に被害届を提出予定
レスポンス
【F1第22戦予選の要点】苦戦予想を覆すアタック。ラッセルとガスリーが見せた2つのサプライズ
【F1第22戦予選の要点】苦戦予想を覆すアタック。ラッセルとガスリーが見せた2つのサプライズ
AUTOSPORT web

みんなのコメント

4件
  • V35で途切れたのが痛かったな。

    クラウンに掻っ攫われた。
  • 国産車の特に軽はこういうところに金かけなくていいからシンプルに安く作ってほしい。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

456.9948.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

19.02050.0万円

中古車を検索
スカイラインの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

456.9948.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

19.02050.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村