■ヤリスクロスの先祖モデル!? ヴィッツベースのSUV風モデルとは?
トヨタのコンパクトカー「ヴィッツ」は、1999年から2020年まで長い期間販売されていた看板モデルの1つです。
現在の日本市場では「ヤリス」に名称を変え、「ヤリスクロス」といったSUVタイプの派生モデルが登場していますが、同様にヴィッツをベースとしたSUV風のモデルがかつて存在していました。
一体どのようなクルマなのでしょうか。
【画像】「えぇぇぇぇッ!」 これが「ヴィッツSUV」です!(26枚)
そのクルマとは、2002年から2016年にわたり販売されていた「ist(イスト)」です。
同車はトヨタが「for your 1st」というテーマのもと、2002年に発売した5ドアハッチバックのコンパクトカーです。
初代ヴィッツをベースに、5ドアハッチバックのクロスオーバーSUV風ボディを採用しているのが特徴です。
ボディサイズは全長3855mm×全幅1695mm×全高1530mm-1535mmと、初代ヴィッツ(全長3610-3660mm×全幅16660mm×全高1500mm-1510mm)と比べてひと回り大きくなっています。
これにより、初代ヴィッツよりも広い室内空間を確保し、快適性を高めることに成功。
また、フロントマスクにはヴィッツの面影を若干残しているものの、全体的なデザインはシャープなものになっており、張り出したフェンダーもスタイリッシュさを引き上げているポイントです。
エンジンは最高出力87ps・最大トルク121Nmの1.3リッターエンジン(2NZ-FE型)と、最高出力109ps・最大トルク141Nmの1.5リッターエンジン(1NZ-FE型)の2つがあり、これにトランスミッションは4速ATが組み合わされました。
そんなistはファミリー層を中心にヒット。
くわえてマイナーチェンジにより、スポーティな味付けのモデルを追加したことで、若い世代からの支持を得ることにも成功し、最終的に約37万台の販売台数を記録しました。
その後、2007年には2代目ヴィッツをベースとする2代目istが登場します。
ボディサイズが全長3930mm×全幅1725mm×全高1525mm-1540mmと、初代istよりも大きくなっており、特に幅が1700mmを超えたことで、5ナンバーから3ナンバーへと切り替わりました。
初代と同じく、2BOXとSUVの融合がコンセプトのエクステリアは、全体的に丸みを帯びた、近未来感のあるデザインに進化。
特に大きな2段の開口部を設けたフロントグリルは、2代目istの特徴でした。
エンジンは1.3リッターエンジンが廃止され、1.5リッターエンジンと最高出力132ps・最大トルク172Nmの1.8リッターエンジン(2ZR-FE型)の2種類に変更。
特に後者は、初代と比べて車重が増したボディを快適に走らせました。
ヒットした初代の跡を受けてデビューした2代目istですが、3ナンバーへと大型化したことが災いしたのか、売れ行きは伸びず。
また当時、2008年にはホンダがコンパクトミニバン「フリード」を発売するなど、5ドアコンパクトカーに魅力的なライバルが増えたことも、販売に影響しました。
最終的に2016年まで販売は継続されるものの売れ行きは好転せず、同年4月で生産終了となってしまいました。
最上のコンパクトカーを目指して生み出されたistは、初代がヒットするも、2代目が苦戦したことで市場から消滅してしまったモデルです。
デザインやインテリアの評価は悪くなかっただけに、やはり3ナンバー化がマイナスだったのかもしれません。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
オヤジむせび泣き案件!! ホンダの[デートカー]が帰ってくるぞ!! 新型[プレリュード]は究極のハイブリッドスポーツだ!!!!!!!!!
「すごい多重事故…」 関越道で「トラックなど3台が衝突」発生! 2車線が一時通行規制で「通過時間70分」の大渋滞 圏央道も混雑
ハコスカ!? マッスルカー!?「ちがいます」 “55歳”ミツオカ渾身の1台「M55」ついに発売 「SUVではないものを」
“45年ぶり”マツダ「サバンナGT」復活!? まさかの「オープン仕様」&斬新“レトロ顔”がサイコー!ワイドボディも魅力の「RXカブリオレ」とは?
「すごい衝突事故…」 東富士五湖道路が一時「上下線通行止め!」 ミニバンが「横向き」で“全車線”ふさぐ… 富士吉田で国道も渋滞発生中
ホンダ新型「プレリュード」まもなく登場? 22年ぶり復活で噂の「MT」搭載は? 「2ドアクーペ」に反響多数!海外では“テストカー”目撃も!? 予想価格はいくら?
「ノーマルタイヤで立ち往生」に国交省ブチギレ!?「行政処分の対象です」2年連続で大量発生…「スタックの7割が夏用タイヤ」今年も緊急警告
スバル新型「プレオ」発表に期待の声! “約100万円”の「コスパ最強」軽セダンは実用性バツグン! スバルらしい「水平対向エンジン×MT搭載」を求める声も!
まるで「“ミニ”フェアレディZ」!? 全長4.1mの日産「コンパクトクーペ」が斬新すぎる! 短命に終わった「NXクーペ」とは?
超イケてる新型ムラーノをデザインのプロが分析! 個性を主張する「デジタルVモーション」の使いすぎには要注意
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
二代目で半端なサイズにデカくした結果
二代目bB(もイマイチだったが)やシエンタに喰われて消えたんじゃ⋯