■ライトアップカスタムはカッコイイ!
夜に青や緑のカラフルな光を放ち、路面を照らしている派手なドレスアップカーを見かけることがあります。ボディの下にライトを装着し、暗い道路を照らすカスタムスタイルは、「アンダーネオン」や「アンダーLED」と呼ばれることもあり、スポーツカーや高級セダン、ミニバンなど、さまざまな車種でおこなわれているようです。
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カラフルにライトアップされた姿はとても派手ですが、道路交通法には抵触しないのでしょうか。
フロントバンパーやリアバンパー、左右のサイドステップの下側に装着されたLEDは、国土交通省が定める道路運送車両の保安基準では「その他の灯火等」にあたります。
第42条では「その他の灯火類の制限」として「反射器を備えてはならない」、第48条では「灯光の色等の制限」として「ブレーキランプなどの特定の灯火を除いて後方を照射しもしくは後方に表示する灯光の色が問う色である灯火で前照部の上縁が地上2.5メートル以下の者又は灯光の色が赤色である灯火を備えてはならない」などと定められています。
そのほかにも、第48条においては「方向指示器などを除いて点滅する灯火又は光度が増減する灯火を備えてはならない」や、「特定の灯火類を除いて300カンデラ以下のものでなければならない」といった定めがあります。
つまり、「不必要な赤色や白色」、「点滅しない」、「300カンデラ以下」であることなどの条件を守れば、クルマのライトアップカスタムは保安基準に適合する、車検にも通る装備として認められるのです。
ただし、アンダーネオンやアンダーLEDはもちろん、まるでイカ釣り船のようにクルマ全体をLEDでライトアップした場合は、第218条が定める「他の自動車を運転を妨げる」「直射光又は反射光」と判断される可能性もあります。
イベント会場などでは細かな点滅を繰り返す灯火類や、赤色の灯火類でライトアップされたクルマを見ることがありますが、そうしたクルマにはナンバーを取得していないものも少なくありません。
■あの有名映画でさらに注目されるカスタム手法に
アンダーネオンやアンダーLEDのカスタム手法は、約30年前から北米などで流行し始めました。
その流行をさらに盛り上げたのが、2001年に公開されたカーアクション映画「ワイルドスピード」だといえます。
ワイルドスピードでは、日産「スカイラインGT-R」や、三菱「ランサーエボリューション」などの多数の国産スポーツカーが登場し、どれもLEDなどでライトアップするカスタムが施されていました。
ワイルドスピードは、スピンオフ作品も含めて全10作が公開されており、アメリカでは新作が公開されるたびにヒットを記録しています。
若者を中心として、劇中に登場したカスタムカーのようにライトアップするカスタムが流行したとされています。
劇中に登場していた日本車の多くは、国内でも人気があるスポーツカーが中心だったため、2000年代には、国産スポーツカーでのカスタム例も多く見られました。
アンダーネオン、アンダーLEDをはじめとしたカスタムの流行によって、カー用品販売店でもこれらの商品が取り扱われるようになりました。
その後、スポーツカーに限らず、ミニバンやコンパクトカーでもLEDによるカスタムはひとつのジャンルとして人気を集め、外装だけではなく、車内やインテリアにLEDを施す例もあるようです。
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みんなのコメント
ネオン管ではないけれど、あっちの方がピカピカでしょw
合法に作れば合法
それだけじゃ無い?
相変わらず素人丸出しの車系記事書くの辞めれば