諸費用込みの乗り出し価格50万円で手に入れた2008年式のミニクーパーS。気になるところはあるが、現在のところ普通に乗れる状態だ。
しかし、さすがに13年落ちのクルマだけに、ドライブレコーダーはもちろんナビゲーションもないため利便性は悪い。そこで、カーナビやドライブレコーダーといった電脳系に詳しく「カーナビ伝道師」という異名をもつ高山正寛(たかやませいかん)氏に、50万円MINIの機能性をアップするためにオススメのナビゲーションとドライブレコーダーをチョイスしてもらった。
【実録】ディーラー関係者もかなり困惑? ユーザーがやりがちな7つの迷惑行為とは
文/萩原文博
写真/萩原文博
【画像ギャラリー】カーナビ伝道師オススメのカーナビ・ドライブレコーダーを画像でチェック
【中古MINIガチ購入記の顛末は前回の記事参照】
■スペースの問題があるならポータブルナビがおすすめ!
最近では、スマートフォンにホルダーを取り付けてナビ代わりに使用しているケースが多い。50万という低価格で手に入れたミニなので、スマートフォンをナビ代わりに使用しようと思ったら、高山氏からダメ出しを受けた。その理由はスマートフォンのナビアプリでも機能的には十分満足できるが、熱の問題があるためオススメできないという。
もう夏も終わり涼しくなり始めたが、直射日光が当たるダッシュボードの上などにスマートフォンを長時間置いておくと、スマートフォンによってはディスプレイをブラックアウトして、「温度が高いです」とアラームを鳴らす機種もあるという。
そもそもスマートフォンは、車内でナビゲーションとして使用できるような熱対策が行われていないため、肝心なところで止まってしまっては意味がない。だから専用機をオススメしたいというのだ。
AV一体型のナビゲーションを入れるスペースがない場合はポータブルナビが
オススメ
2008年式のミニのセンターパネルはAV一体型のナビゲーションを入れるスペースがない。本気でやるとなるとクルマの価格と変わらなくなる可能性も高い。そこで高山氏がオススメしてくれたのはポータブルナビだ。
ドライバーの視界を遮らないように取り付け位置を注意する必要はあるが、最新のポータブルナビを選ぶポイントして挙げてくれたのは、
(1)GPSの感度と衛生のみちびきを利用できるか。
(2)案内の能力、地図のデータの容量、細かさ、鮮度。
(3)お金を出せば最新の地図にアップデートできる。
という3点を挙げてくれた。
■高山氏イチ押しカーナビ“RQ-A820PVF”
そして数あるポータブルナビの中から、今回高山氏イチ押しの商品がロードクエストの8インチ高精細(HD)16GBフルセグナビの“RQ-A820PVF”。実売価格2万9500円だ。
セールスポイントは、現在のトレンドである8インチの大画面を採用しているのに加えて、高精細のHDパネルを使用していること。そして、フルセグで地デジが見られるなどAV機能も充実。地図データはゼンリンを使用し、みちびきにもタイプしている。
8インチの大画面を採用、高精細のHDパネルを使用している。AV機能も充実し、みちびきにもタイプしている
ココまででも十分スゴイ商品なのだが、極めつけは渋滞情報を取れるオンデマンドVICSを搭載していることだ。実は、VICSを内蔵しているポータブルナビは少なく、実売価格約6万円のパナソニックのゴリラの最上級ナビが売れるのはVICSワイドが付いているのが理由なのだ。
VICS機能が付いているとなぜ良いのかというと、ルート探索で渋滞回避ルートが設定できることが大きな理由。ビーコンが付いていれば渋滞回避は可能だが、VICSワイドはタクシーがプローブカーとなり、その情報を集めて渋滞情報や回避する。
そしてオンデマンドVICSはもっと情報量が濃いので、レスポンスが良いのが特徴で、大雨などの災害があったときなどの対応が早く、情報の質が高いのだ。
極めつけはオンデマンドVICSを搭載していること。実売価格約6万円のパナソニックのゴリラの最上級ナビが売れるのはVICSワイドが付いているのが理由である
この、“RQ-A820PVF”はオンデマンドVICSの取得を、5分、10分で情報をとるという設定がある。都市部では5分、郊外では10分とドライバーが選択することができ、常に最新の道路状況を把握できるのだ。さらに、ゼンリンの地図情報データは豊富で、地図データのスクロールなどの動作も速い。
これだけのハイスペックでポータブルナビの売れ筋の価格帯である3万円以下に抑えたことはもうアッパレ!といえるレベル。ディスプレイが7インチの“RQ-A179PVF”もあるが、こちらはHDパネルではないので、オススメはRQ-A820PVF”と太鼓判を押した。
■高山氏おすすめドライブレコーダー“VREC-DH300D”
続いては、ドライブレコーダー。
ドライブレコーダーは前だけ、前後2カメラ、360度カメラと様々なバリエーションがあるが、高山氏のオススメは前後2カメラだ。その理由はあおり運転が後方から行われるからだ。その証拠そして抑止力としては前後2カメラがマストアイテムなのだ。
オススメはパイオニアの2カメラドライブレコーダーユニット“VREC-DH300D”実売価格約2万5000円だ。これに取付工賃が発生する。国産車ならば2万円、輸入車ならば3万円が目安となる。
高山氏いわく、この“VREC-DH300D”はパイオニアとして、相当気合いの入ったモデルであるという。ドライブレコーダーの売れ筋である2万円台で2カメラというストライクゾーンの商品で、現在ドライブレコーダーに求められる画質、解像度、夜間の映像のキレイさ、駐車監視機能、スタービス(ソニー)がすべて入っている商品。
“VREC-DH300D”は相当気合いの入ったモデルであるらしい。2万円台で2カメラであり、画質・解像度・夜間の映像のキレイさ・駐車監視機能・スタービス(ソニー)がすべて入っている
しかも取り付けたときの死角の少なさ。GPSのユニットも3インチの大きな画面にも関わらずコンパクトな筐体となっているのも高評価な点。
高山氏が最も評価しているのが、夜の画像。夜の画像の鮮明さは断トツで、暗い夜でもナンバーが読み取れるという。
3インチの大きな画面にも関わらずコンパクトな筐体となっているのも高評価。夜の画像の鮮明さは断トツで、暗い夜でもナンバーが読み取れる
また、オプション6600円で駐車管理ユニット(RD-DR001)はマストで装着してもらいたいとのこと。最近では、駐車場に停めていたときに悪戯されるケースが増えている。これはモノを盗まれるということでなく、傷つけられるケースが多いのだ。
そして、使用するSDカードはブランドと容量にこだわるべきとだと付け加えた。そこでお金をケチると、万が一の時に記録されていなかったということになるから。自分の身は自分で守る。そんな時代にドライブレコーダーは格安中古車でも装着すべきアイテムとなっているのだ。
■カーナビとドラレコでMINIの利便性がアップ!
今回、ドライブレコーダーの“VREC-DH300D”と駐車管理ユニット“RD-DR001”は豊洲にある「A-PIT オートバックス東雲」で装着してもらった。
最近のドライブレコーダーのトレンドは2カメラが主流で、約7割のユーザーが装着しているとのこと。
また、前だけという人は室内に360°カメラを装着するケースも多いが、画像の鮮明度を考えると2カメラがオススメとのこと。
オートバックスで一番人気は2カメラを最初に発売したコムテック。また国内生産をウリにしているセルスターも人気が高い。最近だとミラー型のドライブレコーダーも人気だが、ミニなどのクルマだと大きさが気になるかもしれないという。
豊洲にある「A-PIT オートバックス東雲」で装着してもらった。前後2カメラのドラレコの取付工賃は国産車だと2万円、輸入車だと3万円が目安。今回掛かった時間は2時間半くらい
前後2カメラのドラレコの取付工賃は国産車だと2万円、輸入車だと3万円が目安。今回掛かった時間は2時間半くらいだった。
ドラレコの配線や電源もキレイに装着してくれたので、出来映えは大満足。これでMINIの利便性は最新モデルに負けないほどアップデートした。
次回は気になるニオイやパーツの交換やリフレッシュ術を紹介します!
【画像ギャラリー】カーナビ伝道師オススメのカーナビ・ドライブレコーダーを画像でチェック
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
アルファードの敵!? 新型[エルグランド]がカッコいい!! 高級感マシマシの予想CG大公開
北九州~宮崎直結「東九州新幹線」ついに本格化へ!? 東九州道のライバル! 小倉からわずか80分!? 実現に向け「PRロゴ」募集開始
ホンダが新型「プレリュード」まもなく登場! 22年ぶり復活の「2ドアクーペ」に反響多数! 美麗デザインの「新モデル」に「名前だけでも欲しくなる」声も
「コンパクトSUV」で32年ぶりの復活! “カクカク”デザインのレトロスタイルが超カッコイイ! 新型「4(キャトル)」フランスで発表
浜松~長野が最短距離!?「三遠南信道」の難所「青崩峠トンネル」工事いよいよ「あと7m」に! 貫通から1年半ついに「歴史的完成」近づく!?
こりゃレクサスの[価格破壊]だ! なんと420万円! [LBX]に登場した最廉価グレードがお買い得過ぎる!
BYDがまさかの300万円切りドルフィンを日本で発売! 日産サクラに迫る安さで買える普通車EVの誕生でどうなる?
マツダが「スゴいエンジン」投入! 「新たなガソリンSKYACTIV-Z」27年に!? さらに「次期CX-5」は25年-27年に登場! 電動化戦略の現状は
軽自動車初!! 新型[ワゴンR]がフルHV搭載!? 燃費に期待大でしかも130万円で登場なるか
北九州~宮崎直結「東九州新幹線」ついに本格化へ!? 東九州道のライバル! 小倉からわずか80分!? 実現に向け「PRロゴ」募集開始
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
RQ-A719PVFです。
無料で提供してくれたメーカーの商品を間違えるなんて
提供したロードクエストもご立腹だと思う。
書いてると思うと納得だわ。