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来季2025年導入のBTCCジュニア車両が8月下旬のドニントンで初公開へ。車重1トン切りの共通FRに

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来季2025年導入のBTCCジュニア車両が8月下旬のドニントンで初公開へ。車重1トン切りの共通FRに

 歴史と伝統のBTCCイギリス・ツーリングカー選手権を主宰するTOCAは、この8月24日~25日にドニントンパークで開催される第8戦の現地にて、2025年からの導入を予定する新しいジュニア・チャンピオンシップに採用するサルーン車両の一般公開を予定し、重量約830kgで共通スペックの1800ccエンジンを搭載した後輪駆動モデルの初お披露目を確約した。

 昨季終盤のアナウンス以降、新規開発が続けられているTOCAジュニア・レースカーは、対象年齢14~17歳という若いドライバー向けに設計された特注のFRシャシーを採用し、最新の人間工学に基づいた優れた視認性を提供。出力を揃えた1800ccの直列4気筒エンジンにはシーケンシャルギヤボックスとリミテッドスリップディファレンシャル(LSD)が組み合わせられ「ドライビングが楽しく、エキサイティングで満足のいくクルマになる」という。

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 そんな新時代のジュニア・サルーンカー選手権に向け、チームやドライバー、メディア、パートナーを対象にした招待者限定のイベントが8月13日に開催され、ここでひと足早いアンベイルが予定される。それから1週間余りを経て、この車両はBTCCのパドックに展示され一般のファンに公開される。

「あと1カ月足らずで、このTOCAジュニア選手権を正式にラウンチし、ようやく発表とお披露目ができることをうれしく思う」と語るのは、TOCAジュニア選手権ディレクターに就任したデイブ・ビークロフト。

■コストは既存ジュニアシリーズと同程度、または大幅に下回る価格を見込む
「選手権のコンセプトが初めて発表されて以来、グリッドに立つことに興味を示すチームやドライバーが殺到している。これは本当に素晴らしい光景であり、英国におけるジュニアレースへの熱意の証だ」と続けたビークロフト。

「舞台裏では、我々の開発チームがクルマの仕上げに精力的に取り組んできた。まずは将来のチームやドライバーに車両を公開することが我々にとって重要なことであり、ダベントリーで皆さまをお迎えできることを楽しみにしている」

 シリーズ創設に必要な認可発行に関しては、最終的にモータースポーツUK(MSUK)の審査承認プロセスの対象とされるものの、前後バイアス調整機能付きのベント付きディスクブレーキや、前後サブフレームにマウントされるサスペンション類を含め、ステップアップを目指すドライバーがそれぞれのニーズに合わせてハンドリングを調整するのに充分なセットアップ領域が与えられる。

 さらに特注設計のサルーンボディにはフロントスプリッターとリヤディフューザーも装着され、すべての管理対象部品は性能パラメータ内での適合性と平等な競争条件を確保するためシールやマークが付与されることに。車両、部品、ランニングコストは、他のMSUKが管轄する既存のジュニアシリーズと同程度の価格設定となり、多くの場合それを大幅に下回る価格設定が見込まれるという。

「ラウンチ後、我々は新型車両とともにドニントンパークに向かい、BTCCのパドックでクルマを展示する。来季はサポートカテゴリーの一員として常連になりたいと考えているし、一般のファンの人々の反応も楽しみだ」

「もちろんこれらの発表は公式なもので、最初のレースへのカウントダウンとなる。しかし、今後数週間から数カ月の間に発表することも残されていて、まだまだたくさん楽しみなことが続くだろう!」

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