バカ売れの予感しかしないトヨタ 新型プリウス。発売前から納車はきっと長いだろう……と予想されていたが、最短2カ月で納車できる可能性が出てきた。トヨタディーラーに聞いた実情を大暴露!!
文:小鮒康一/写真:ベストカーWeb編集部
■当初は年内納車不可だったが……トヨタが本気出してきた!!
最上級グレードは12.3インチモニターが標準だが、他のグレードは8インチディスプレイが装備
2023年1月に発売となった新型プリウス。ハイブリッドカーが一般的となってきた昨今、プリウスに新たな価値を与えるためにスポーツカーに匹敵する動力性能や低いシルエットを採用。その大幅な変更によって従来のプリウスユーザー離れも危惧された。
だが、フタを開けてみれば予約注文も殺到し、すでに今からの注文では2023年内の納車は不可能と言われるほどになっていたのだ。しかし、正式発表から1カ月余りが経過した今、納期情報が大きく変わってきているようなのである。
■2Lモデルも年内納車が可能!? 狙うはGグレードだ
ダントツ人気は最上級グレードのZ。デビュー当初は最上級モデルに人気が集まる傾向にあるが、新型プリウスも同様!!
新型プリウスのキモはなんといっても2Lに拡大されたパワートレインだろう。2Lモデルには最上級グレードとなる「Z」と、普及グレードの「G」という2グレードが用意されている。
この中で、Zグレードは12.3インチのディスプレイオーディオやパワーバックドア、アドバンストパーク機能などを備えたトヨタチームメイトなど、他グレードでは選択できない装備を多く採用。先行受注の時点では断トツの人気を誇るグレードとなっている。
そのため、Zグレードを選択すると現在では2023年中の納車は厳しい状態となっているのは変わっておらず、場合によっては更なる納期延長の可能性も出てきているとのこと。
その一方でGグレードはZグレードへの注文が集中したことで、当初の予定よりも注文数が少ないという状況になっているようだ。その結果、納期が短縮傾向にあり、当初年内の納車は厳しいとされてきたすでに注文済みのユーザー分も、秋口の納車への納期の短縮が図られている。
今後の状況は引き続き余談の許さない状況であることは変わりないが、Gグレードであればこれからの注文でも年内納車が可能となるかもしれないと話す首都圏に店舗を構えるトヨタディーラーも存在している。
■1.8Lモデルは圧倒的に早い!! ビジネス用のXは最短2カ月で納車
今回の取材で判明した納期は首都圏のトヨタディーラーの情報。地域によって異なる可能性もあるため、まずは問い合わせを!!
2Lモデルであってもグレードや仕様によっては年内納車の可能性も高まっている新型プリウスではあるが、それよりも圧倒的に短い納期で手元に届くのが従来型と同形式のパワートレインを搭載する1.8Lモデルだ。
現在ディーラーで配布されているカタログでは、クルマのサブスクサービスであるKINTO専用グレードの「U」グレードのみが1.8Lモデルとして掲載中。だが、実は法人専用グレードとして「X」グレードが別カタログとして用意されているのである。
Xグレードは法人ユーザーメインのグレードということで、ボディカラーはソリッドのホワイトとシルバーのみ。装備もかなり省略されてはいるのも事実だ。
だが運転支援システムのToyota Safety SenseやLEDの灯火類、AC100V・1500W/非常時給電システム付のアクセサリーコンセントなどは標準装備となり、旧型プリウスのベーシックグレードに乗っていたユーザーであれば、非常に充実した装備と言えるハズ。
そんな1.8Lモデルの納期は、なんと驚愕の2か月前後となっており、長納期が問題となる以前の感覚で車両が手に入るペースとなっているのだ。
■ボディーカラー2色だけ……それでもXも魅力たっぷり
狙い目グレードのXは17インチとなるうえ、アルミホイールではなくフルホイールキャップに。ボディーカラーはホワイトとシルバーのみ
これは、2Lモデルに比べて1.8Lモデルは装備が簡素化されることで半導体不足の影響が最小限となっていることはもちろんだが、日ごろ仕事で車両を使用する大口のビジネスユーザーに対して代替車両が用意できないという事態を招かないためにも、トヨタの威信をかけて生産しているのかもしれない。
いずれにしても新型プリウスをいち早く入手したければ、1.8Lモデルを狙うとい うのは選択肢のひとつとしてアリといえるかもしれない。ボディカラーも2色しか設定がないが、通常モデルには用意されていないシルバーメタリックは新型プリウスのボディラインが美しく見え、未来的なフォルムを強調してくれるカラーとなっている。
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みんなのコメント
間違いなく納車は早くて3月以降だろうな