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退化か熟成!? ハイブリッド廃止でスカイラインはどこへ向かう!?

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退化か熟成!? ハイブリッド廃止でスカイラインはどこへ向かう!?

 猫も猫も杓子も電動化の今、スカイラインはハイブリッドを廃止。エンジンモデルだけどなっている。マイチェンでプロパイロット2.0やハイパフォーマンスモデルの400Rなどを追加し、進化し続けているものの、黄金期をしっているクルマ好きからすると寂しいのも事実。我らがスカイラインはこれからどうなるのか!?
※本稿は2023年4月のものです
文/片岡英明、写真/NISSAN、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2023年5月10日号

■認定熟成車/スカイライン

退化か熟成!? ハイブリッド廃止でスカイラインはどこへ向かう!?

日産 スカイライン

・現行型登場:2013年11月11日
・熟成期間:9年5カ月

●完熟への足跡
・2013年11月11日デビュー
・2014年5月26日 2Lターボ追加
・2016年3月28日 一部改良。自動ブレーキを全グレード標準化
・2017年12月20日 マイチェン
・2019年7月16日 マイチェン。プロパイロット2.0を設定、400R追加
・2022年9月22日 一部改良。3.5Lハイブリッドを廃止

■走りの楽しさは受け継がれ続ける

日本を代表するスポーティセダン。2022年9月にハイブリッド車を廃止

 13代目のV37型スカイラインは2013年開催の東京モーターショーでベールを脱ぎ、その直後に発売された。

 デザインはキープコンセプトだったが、世界初のバイワイヤ式ダイレクトアダプティブステアリングや日産独自の1モーター2クラッチ式の痛快なハイブリッドシステムなど、先進的なメカニズムを積極的に盛り込んでいる。そして登場から半年後には、待望の2L直列4気筒ターボを投入した。

 スカイラインの自慢は、パワフルなエンジンと軽快なハンドリングだ。が、2016年からは先進安全装備を積極的に充実させていく。全方位運転支援システムを標準装備し、2019年夏には先進的なプロパイロット2.0も仲間に加えた。

 また、この時に3L・V型6気筒ツインターボを設定し、フラッグシップとして400Rを送り出している。

 2022年9月の商品改良でプロパイロットの性能を高めたが、ハイブリッド車を整理した。そのため4WDが選べなくなり、FR車だけになる。現在のラインナップは、すべて3LのV6ツインターボだ。プロパイロット2.0の設定も今はない。だが、走りの楽しさは全車に共通している。

■走りは洗練されたが環境性能は……

 デビューから9年が過ぎ、操舵フィールが洗練されるなど、走りの質感はアップした。また、運転支援も上手になっている。

 唯一、退化したのは環境性能だ。今の時代、ターボ車だけしかないのは珍しい。だが、パワフルなエンジンを積んでいるのでシャシー性能は物足りなく感じるようになった。次期モデルの登場に期待したい。

■走りの質感が大きくアップした

・スカイラインの熟成度:125度
・次期型FMC予想:2025年頃
・型落ち危険度:★★☆☆☆

※「型落ち危険度」は、星の数が多いほどモデルチェンジが近く現行型が「型落ち」になる可能性が高い

●スカイライン GTタイプSP主要諸元
・全長×全幅×全高:4810×1820×1440mm
・ホイールベース:2850mm
・車重:1730kg
・エンジン:V型6気筒DOHCターボ、2997cc
・最高出力:304ps/6400rpm
・最大トルク:40.8kgm/1600-5200rpm
・WLTCモード燃費:10.0km/L
・価格:514万9100円

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みんなのコメント

51件
  • 走りが本当に気持ち良い!
    燃費なんて気にしない。スカイラインは走りの良さが売り。
  • スカイラインは直6、マニュアル、丸テールでGT-Rもあるコンパクトなスポーツセダンとクーペに回帰するべきだよ
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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