現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > スズキ新型「“スライドドア”軽ワゴン」SUV風が発売! ターボもある新型「ギア」が最もお買い得!? 3つの「スペーシア」どう選ぶ?

ここから本文です

スズキ新型「“スライドドア”軽ワゴン」SUV風が発売! ターボもある新型「ギア」が最もお買い得!? 3つの「スペーシア」どう選ぶ?

掲載 5
スズキ新型「“スライドドア”軽ワゴン」SUV風が発売! ターボもある新型「ギア」が最もお買い得!? 3つの「スペーシア」どう選ぶ?

■3つの「スペーシア」どう選ぶ?

 軽自動車のランキング(2024年1月から8月)で、1位のホンダ「N-BOX」に続いて、2位につけているのがスズキ「スペーシア」です。
 
 2023年に現行の3代目へとフルモデルチェンジしましたが、標準ボディのスペーシアとエアロパーツを装着した「スペーシアカスタム」が先行して登場し、2024年9月20日にSUV風の新型「スペーシアギア」が全面刷新しました。

【画像】カッコいい! これが新たな「スペーシアギア」です! 画像を見る

 スペーシアには、4ナンバーの軽商用車になる「スペーシアベース」もありますが、発売が2022年8月で約2年しか経過していないため、今は従来モデルを継続販売しています。

 新型スペーシアとして3つのタイプが出そろい、ニーズに応じて選び分けられるラインナップが完成したといえますが、それぞれのモデルはどのような人に適しているのでしょうか。

 スペーシアは全車がマイルドハイブリッドを搭載して、グレード名にも「ハイブリッド」が付きます。

 各タイプに搭載されるエンジンは、標準ボディは自然吸気(NA)エンジンのみ、エアロパーツとアルミホイールを標準装着するスペーシアカスタムはNAのほかに高性能なターボエンジンも選択可。

 SUV風の外観と水洗いの可能な内装などを組み合わせた新型スペーシアギアは、NAとターボエンジンが設定されます。

 これらの3タイプのうち、実用性や価格の安さを重視するなら、標準のスペーシアがおすすめです。

 ただし、ベーシックな「ハイブリッドG」は、価格を153万100円(消費税込、以下同様)に抑えましたが、このグレードには電動スライドドアや後席の座面に装着されるオットマンのように使える「マルチユースフラップ」、助手席シートアンダーボックスなど、スペーシアの特徴とされる装備が備わっていません。

 そのため、上級の「ハイブリッドX」(170万5000円)のほうが装備が充実しており、実用性もより高いといえます。

 また、標準のスペーシアではターボ車は選べず、購入時には販売店の試乗車などで自宅付近の登り坂を走り、パワー不足を感じないか確認しましょう。

 今回発売された新型スペーシアギアは、標準のスペーシアの「ハイブリッドXセーフティパッケージ装着車(177万1000円/2WD)」をベースに、外観をSUV風に変更して、ルーフレールなども備えています。

 シート生地には撥水加工が施され、荷室も汚れを落としやすい仕上がりです。そのためにアウトドアで遊んだ後に乗り込んだり、汚れた荷物を積んだ時も、後始末をしやすいです。

 新型スペーシアギアは安全/快適装備も充実しており、ヘッドアップディスプレイ、本革巻きステアリングホイール、ステアリングヒーター、LEDフロントフォグランプ、LEDサイドターンランプ付きドアミラー、アルミホイールなどを加えました。これらのデザイン変更や装備を価格に換算すると、約21万円に相当します。

 そして、「スペーシアギア ハイブリッドXZ・2WD」の価格は195万2500円で、スペーシアの「ハイブリッドXセーフティパッケージ装着車」と比べた時の価格アップは18万1500円ですから、21万円相当の装備が加わるなら、スペーシアギア ハイブリッドXZ・2WDが割安です。

 新型スペーシアギアには、ベースのスペーシアでは選べないターボ車も用意されています。

 ターボ車は、実走行の動力性能を左右する最大トルクが自然吸気エンジンの1.7倍に増えて、WLTCモード燃費は2WDの場合で8%しか悪化せず、動力性能を大幅に向上させながら、燃費の悪化率は小さいです。

 そして、「スペーシアギア ハイブリッドXZターボ・2WD」の価格は203万7200円で、自然吸気エンジン車よりも8万4700円高いですが、ターボ車にはパドルシフト/パワーモード/本革巻きシフトノブも装着されています。

 これらの装備は価格換算額が1万5000円ですから、実質約7万円でターボが装着できるといえ、急な坂道の多い地域に住んでいたり、高速道路を走る機会の多いユーザーはターボ車を選ぶ価値が高いでしょう。

■一番お買い得なのはどのモデル?

 鋭角的なフロントマスク、エアロパーツを装着したスポーティな特徴のカスタムは、「ハイブリッドGS」「ハイブリッドXS」「ハイブリッドXS」ターボという3種類のグレードを用意しました。

 この中でベーシックなカスタムハイブリッドGSは注意が必要です。人気の高い後席マルチユースフラップ、後席にエアコンの冷気を送るスリムサーキュレーター、ステアリングヒーター、ヘッドアップディスプレイ、右側スライドドアの電動機能などが装着されません。

 スペーシアカスタムを選ぶなら、これらの装備を標準装着したハイブリッドXSかハイブリッドXSターボを推奨します。

 カスタムハイブリッドXS/ハイブリッドXSターボの安全/快適装備は、スペーシアギアと基本的に共通で、価格はカスタムハイブリッドXSが199万5400円、ハイブリッドXSターボは207万3500円です。

 スペーシアギアの価格はハイブリッドXZが195万2500円、ハイブリッドXZターボは203万7200円ですから、両エンジンともに価格はカスタムよりもスペーシアギアが安く、SUV風の内外装やルーフレールは、カスタムのスポーティなフロントマスクやエアロパーツよりも4万円ほど割安に装着されています。

※ ※ ※

 スペーシアシリーズの機能や装備と価格のバランスを判断すると、新型スペーシアギアが最も買い得で、2番目は標準のスペーシア、3番目はカスタムです。そしてスペーシアギアとスペーシアカスタムについては、ターボエンジンの価格も割安です。

 推奨ユーザーとしては、アウトドアで使った荷物を積むなど実用性を重視するなら、シートや荷室の汚れを落としやすい新型スペーシアギアが最適でしょう。

 スポーティな外観や15インチサイズのタイヤによる機敏な運転感覚が好みならスペーシアカスタムです。

 価格の安さを重視して、街中で使うなら、自然吸気エンジンのみの標準ボディが良いと思います。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

GRヤリスの3気筒ターボで300馬力超えって凄くない!? クルマの技術・装備はどのくらい進化した?
GRヤリスの3気筒ターボで300馬力超えって凄くない!? クルマの技術・装備はどのくらい進化した?
ベストカーWeb
彼女の2台目となるダイハツ「コペン」は「ザク」をイメージ! 最初の愛車は東日本大震災の津波で流され…仲間に協力してもらいカスタムしてきました
彼女の2台目となるダイハツ「コペン」は「ザク」をイメージ! 最初の愛車は東日本大震災の津波で流され…仲間に協力してもらいカスタムしてきました
Auto Messe Web
『サーキットの狼』の中でもランボルギーニ「ミウラ」は別格だった! 憧れの地「ミウラ牧場」を訪ねる夢を実現しました【極私的スーパーカーブーム】
『サーキットの狼』の中でもランボルギーニ「ミウラ」は別格だった! 憧れの地「ミウラ牧場」を訪ねる夢を実現しました【極私的スーパーカーブーム】
Auto Messe Web
充分に濃い「旨味」 ケータハム・セブン CSR 20へ試乗 213psと5速MTに620kg 過去1番に快適!
充分に濃い「旨味」 ケータハム・セブン CSR 20へ試乗 213psと5速MTに620kg 過去1番に快適!
AUTOCAR JAPAN
1210万円からトヨタ「ハイラックス」が超カッコいいキャンピングカーに! 2025年もっとも注目の「アストラーレGX4」を紹介します
1210万円からトヨタ「ハイラックス」が超カッコいいキャンピングカーに! 2025年もっとも注目の「アストラーレGX4」を紹介します
Auto Messe Web
アリババで「フェラーリのボディ」が“丸ごと”買える! だからクラッシュしても安心!? ランボやベントレーのパーツも充実した「ワケあり業者の正体」とは
アリババで「フェラーリのボディ」が“丸ごと”買える! だからクラッシュしても安心!? ランボやベントレーのパーツも充実した「ワケあり業者の正体」とは
VAGUE
三菱「デリカD:5」にポップアップルーフ装備車があった!? 西尾張三菱自動車販売から購入した「D:POP」で日本全国を走って楽しんでます
三菱「デリカD:5」にポップアップルーフ装備車があった!? 西尾張三菱自動車販売から購入した「D:POP」で日本全国を走って楽しんでます
Auto Messe Web
出口まだ…? 世界最長の道路トンネル 10選 巨大な地下建設プロジェクト
出口まだ…? 世界最長の道路トンネル 10選 巨大な地下建設プロジェクト
AUTOCAR JAPAN
最新ミニの安全性は? ユーロNCAPで新型「ミニ・カントリーマン」をテスト!
最新ミニの安全性は? ユーロNCAPで新型「ミニ・カントリーマン」をテスト!
VAGUE
【第4回】浜先秀彰の絶対的カーグッズ!:ディスプレイオーディオのススメ
【第4回】浜先秀彰の絶対的カーグッズ!:ディスプレイオーディオのススメ
AUTOCAR JAPAN
綺麗なオイルを入れたのに秒で真っ黒! 乗用車と違いトラックのエンジンオイルがすぐに汚れるワケ
綺麗なオイルを入れたのに秒で真っ黒! 乗用車と違いトラックのエンジンオイルがすぐに汚れるワケ
WEB CARTOP
高速道路に「激レアの“青い”通行券」が存在するって本当ですか? どうすれば貰えるのでしょうか。
高速道路に「激レアの“青い”通行券」が存在するって本当ですか? どうすれば貰えるのでしょうか。
乗りものニュース
2024年に「消えたクルマ」何があった? 「超人気車」&異例の「ロングセラーモデル」にも幕… 惜しまれつつ「生産終了したクルマ」とは
2024年に「消えたクルマ」何があった? 「超人気車」&異例の「ロングセラーモデル」にも幕… 惜しまれつつ「生産終了したクルマ」とは
くるまのニュース
クラウン クロスオーバーRSはクラウンを名乗らなきゃよかったってガンさんなぜ!? 黒沢元治×石田貴臣【動画】
クラウン クロスオーバーRSはクラウンを名乗らなきゃよかったってガンさんなぜ!? 黒沢元治×石田貴臣【動画】
WEB CARTOP
スバルの斬新モデル「“丸目”のカサブランカ」が凄かった! 伝統の「水平対向エンジン×四輪駆動」採用! 高級感あふれる“走り”実現する「超レトロ風モデル」に反響あり!
スバルの斬新モデル「“丸目”のカサブランカ」が凄かった! 伝統の「水平対向エンジン×四輪駆動」採用! 高級感あふれる“走り”実現する「超レトロ風モデル」に反響あり!
くるまのニュース
2025年箱根駅伝で交通規制…迂回路や渋滞回避について下調べ必要 1月2-3日
2025年箱根駅伝で交通規制…迂回路や渋滞回避について下調べ必要 1月2-3日
レスポンス
2025年はランボルギーニ・ポロストリコの10周年! 2024年の活動報告…ファイティングブルのクラシックカー事業の重要性とは?
2025年はランボルギーニ・ポロストリコの10周年! 2024年の活動報告…ファイティングブルのクラシックカー事業の重要性とは?
Auto Messe Web
10年前に一目ぼれしたディーゼルコンパクトを今さら愛車にしてみたら、ただ懐かしいだけじゃなかった【旧車系新企画「ちょいふるジョイフル」はじめます(2) スタッフブログ特別編】
10年前に一目ぼれしたディーゼルコンパクトを今さら愛車にしてみたら、ただ懐かしいだけじゃなかった【旧車系新企画「ちょいふるジョイフル」はじめます(2) スタッフブログ特別編】
Webモーターマガジン

みんなのコメント

5件
  • H******.T*******
    SUV 風ってなんなんすかね?
  • 久保晴夫
    こんな安くてみすぼらしい車しか買えないなんて辛いですね。
    私はそんな人生を歩まなくて本当に良かった。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村