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スバル「レヴォーグ」が激変!? 新型モデルはどう進化? 新旧モデルを徹底比較

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スバル「レヴォーグ」が激変!? 新型モデルはどう進化? 新旧モデルを徹底比較

■新型レヴォーグは外観より内装の進化がスゴイ!

 スバルのステーションワゴン「レヴォーグ」がフルモデルチェンジし、2代目モデルに生まれ変わります。2020年8月20日より先行予約が開始されており、発表は同年10月15日、発売は年内と予定されています。

【画像】まるでコクピット! 超進化した新型「レヴォーグ」をチェック(34枚)

 従来モデルと比較して、新型レヴォーグはどう進化したのでしょうか。進化の度合いをチェックしてみます。

 新型レヴォーグのデザインは、従来モデルからのコンセプトを引き継いでいますが、スバルのデザインコンセプトである「ダイナミックソリッド」の進化系である「BOLDER」を量産車として初採用するなど、新たなテーマが取り入れられました。

 フロントは、ヘキサゴングリルをより明確な六角形とし、コの字のヘッドランプを小型化して外側に配置することでワイド&ローなイメージを実現。ヘッドランプはポジションランプとターンランプを切り替える機能を備えています。

 リアのコの字のコンビネーションランプもフロントと同様に車両外側に配置し、ブラックのパーツでつなげることでワイド感を強調。従来モデルと比べてスポーティでシャープな印象となるとともに、リアバンパーには高速操縦安定性を高めるエアアウトレットが装着されるなど、性能向上の役割も果たしています。

 ボディサイズは全長4755mm×全幅1795mm×全高1500mm(参考値)と、従来モデルに比べて全長が65mm、全幅が15mm拡大し、ホイールベースは25mm延長。

 外観はキープコンセプトだった一方、内装は大きく変更が加えられ、これまでのスバル車にない革新的なデザインになりました。

 従来モデルでは、中央のディスプレイとその上部に「マルチファンクションディスプレイ」が2段構えで装備されていましたが、新型レヴォーグでは中央に縦型の11.6インチセンターインフォメーションディスプレイを配置。

 さらに、メーターパネルを12.3インチフル液晶メーター(EXグレード)とすることで、先進的な空間を実現しました。

 11.6インチセンターインフォメーションディスプレイは、空調やオーディオなど各種設定を集約し、タブレットのように直感的な操作が可能です。

 また、「六連星」をエンブレムに採用するスバルらしく、ディスプレイの背景に星空が描かれているのもポイントです。

 12.3インチフル液晶メーターは、運転支援システム「アイサイト」の状態を表示するとともに、デジタルマップも表示できるなど、任意で切り替えることができます。

 フロントシートは触り心地が良く、疲れにくいシートを採用。横Gがかかるようなスポーティなドライビングでも、肩部とクッションがドライバーを支えて運転姿勢を崩さない形状となりました。

 ホイールベースの延長によって、後席の足元スペースは5代目「レガシィ」に匹敵するレベルを実現しています。

 従来モデルから装備されている後席リクライニングやアームレストに加え、USBポートや空調の吹き出し口を新たに採用することで、後席の居住性アップが図られました。

 荷室も広く確保し、従来モデル比で開口部は30mm、中央部は20mm拡大するとともに、サブトランクは1.7倍の大容量としました。

 リアゲートは、中間グレードと上級グレードに「ハンズフリーオープンパワーリアゲート」が採用され、スバルエンブレムに手や体を近づけるとリアゲートが自動でオープンし、荷物で手がふさがっているときなどに便利な機能を搭載しています。

■新開発の1.8リッターターボエンジンやアイサイトXを搭載

 新型レヴォーグのプラットフォームは、「インプレッサ」から採用されている「スバルグローバルプラットフォーム」にフルインナーフレーム構造を組み合せ、接着剤の塗布範囲拡大や樹脂リンフォース採用などにより、ボディ剛性が大幅に向上。新次元の走りを実現しました。

 エンジンは、従来モデルの1.6リッターターボおよび2リッターターボに代わり、新開発の1.8リッター水平対向4気筒直噴ターボ(CB18)が搭載され、最高出力177馬力/最大トルク300Nmを発生。従来モデルの1.6リッターターボエンジンと比べて、7馬力/50Nmアップしました。

 トランスミッションは新型リニアトロニック(CVT)を採用。駆動方式はAWD(常時全輪駆動)です。

 さらに、リーン燃焼技術で燃費性能を向上させ、WLTCモードは17インチタイヤ車が13.7km/L、18インチタイヤ車が13.6km/Lを実現。JC08モードでは16.6km/Lと、従来の1.6リッターターボモデルの16.0km/Lよりも向上しています。

 先進安全性能では、新世代のアイサイトを全車標準装備し、広角化したステレオカメラや前側方レーダー、電動ブレーキブースターによって、幅広いシーンで衝突回避をサポートします。

 衝突回避の新機能として、「プリクラッシュステアリングアシスト」と「前側方プリクラッシュブレーキ・前側方軽快アシスト」や、車線変更・逸脱時に、隣接する車線の接近車両を検知し、警報とステアリング操作をアシストする「エマージェンシーレーンキープアシスト」をスバル国内初搭載しました。

 さらに、準天頂衛星やGPSからの情報と、3D高精度地図データを利用した自動車専用道路での先進運転支援システム「アイサイトX(エックス)」が新たに設定されます(EXグレード)。

 高速域で、カーブ前や料金所前で減速制御をする機能や、ウインカーと連動して自動でレーンチェンジをおこなう「アクティブレーンチェンジアシスト」、渋滞時は、「渋滞時ハンズオフアシスト」や「渋滞時発進アシスト」をスバル初搭載。「ドライバー異常時対応システム」といった機能も装備されました。

 従来モデルでは後から追加されたスポーティグレードの「STIスポーツ」ですが、新型レヴォーグでは発売と同時に設定されています。

 STIスポーツには専用の内外装が与えられるとともに、電子制御ダンパーがスバル初採用され、上質な乗り味とスポーティな走りを両立しました。

 さらに、ボタン操作ひとつでクルマのキャラクターを変更できる「ドライブモードセレクト」を初めて搭載。

 従来モデルにも搭載されている「SIドライブ」の制御だけでなく、パワーステアリングやダンパー、AWD、アイサイト(ACC)、エアコンなどの制御を加え、4つのモード「コンフォート/ノーマル/スポーツ/スポーツ+」で切り替えられます。

「コンフォート」モードでは、高級車並みの乗り心地と快適性を味わえる一方、「スポーツ+」モードは、スポーツカー並みの操縦安定性とトルク感、ダイレクト感のある走りを実現するなど、複数のクルマの性能を1台に併せ持った制御を可能としました。

※ ※ ※

 昨今はSUVやミニバンが人気で、ステーションワゴンの需要が減りつつありますが、そんな逆境のなかで登場する新型レヴォーグは、スバルが持てる技術をすべてつぎ込んだモデルです。

「レガシィ ツーリングワゴン」から続くグランドツーリング思想に加え、革新性を身につけた新型レヴォーグに、期待が高まります。

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みんなのコメント

5件
  • 並べてみるとそんな変わらんのな。顔がクシュっとした感じ?テールランプは新型の方が好きやな
  • 正直デザインださすぎだわ。
    こんなん買うやつの気が知れんw
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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