2019年6月17日、ベントレーモーターズジャパンは新型フライングスパー(BENTLEY FLYING SPUR)を発売した。車両価格は2568万2400円で、デリバリーは2020年第2四半期を予定している。
スポーツカーであり、ショーファードリブンでもある
ベントレー・モーターズの創業100周年を迎える2019年、ラグジュアリースポーツセダンらしいドライバーズカーという側面と、後席でくつろぐように移動するショーファードリブン/リムジンとしての性能も持ち合わせる新型フライングスパーを発表した。
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ベントレーの本拠地であるイギリスクルー市で設計、開発、製造が行われる新型フライングスパーは従来のコンセプトを継承して、シルエットこそ大きく変わっていないように見える。しかし、実際にはホイールベースを130mmも延長して居住性を向上、そのほかにも新たな要素もふんだんに取り込まれている。
新型のボンネットを飾る「フライングB」のマスコットがデザインを一新し、フライングスパーというネーミングが復活して以来はじめての採用となる。ドライバーがクルマに近づくと、ウェルカムライトとキーレスエントリーに連動して、マスコットが自動でせり上がり点灯するシステムだ。
また、ヘッドライトのデザインにはクリスタルカットガラスを模した「LEDマトリクスヘッドライト」が、テールランプにはBのモチーフが光るラップアラウンドデザインが採用されてる。
動力性能の面では、ベントレーが誇る6L W12ツインターボエンジンを搭載する。この新エンジンは635ps/900Nmを発生し、0→100km/h加速は3.8秒を、最高速は333km/hを記録するという。
トランスミッションは、コンチネンタルGTから引き継いだZF製8速DCTで、素早いシフトチェンジだけでなくスムーズさも併せ持つ。6速で最高速に達し、7速と8速は燃費のよいグランドツーリングにぴったりなオーバードライブギアとして設定されている。
従来モデルでは4WD(前後トルク配分40:60固定)が採用されていたが、新型では通常走行時にFRで、路面の変化に応じて自動で4WDに切り替わるシステムを採用。コーナリングレスポンスを大きく向上させるだけでなくアンダーステアの解消にもひと役買っている。
このほかにも、従来より空気量を60%増量させた3チャンバーエアスプリング(エアサスペンション)や、ハンドリングと乗り心地を向上させるベントレーダイナミックライド、世界最大級の鉄製フロントディスクブレーキ(直径420mm)など、動力性能と快適性を両立させるシステムがいくつも採用されている。
日本での車両価格は2568万2400円で、ユーザーへのデリバリーは2020年第2四半期を予定しているという。
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