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【最新モデル試乗】こだわりの逸品! ヤリスクロスの走りを研ぎ澄ましたGRスポーツのスポーティ世界に共感

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【最新モデル試乗】こだわりの逸品! ヤリスクロスの走りを研ぎ澄ましたGRスポーツのスポーティ世界に共感

GRが手がけたスポーティなコンパクトSUV登場

 人気のヤリスクロスに、待望のGRスポーツが追加された。GRスポーツは、走りはもちろん、内外装にも手が加えられ、格段にスポーティな雰囲気になっている。
 エクステリアはフォグランプベゼルとリアディフューザー意匠を変更。メッシュタイプのラジエターグリルとリアバンパーロアカバーも専用品である。ワイド&ローなスタンスは素直にカッコいい。切削光輝の18インチアルミホイールも目を引く。
 インテリアも精悍だ。シートはエアヌバックと合皮を組み合わせたスポーティ形状。各部の加飾はグロスを抑えたダークメタリック塗装に統一された。

トヨタ・ヤリスクロスにスポーツ志向のGR SPORTが登場

 注目は走りである。GRらしい「走りの味」を目指し、GRヤリスの開発ドライバーもチューニングに参加。パワートレーンからシャシーまで細かく手が加えられている。それでいて価格は標準モデルの最上級グレードと大差ない。駆動方式は2WD専用。ガソリン車もあるが、今回はハイブリッド車に試乗した。

際立つ足の良さ! ずっと走っていたくなる完成度が印象的

 GRスポーツは、全体的にクルマとの一体感がまして、運転が実に楽しい。ずっと走っていたくなる気持ちよさを感じた。
 パワートレーンは、モーターの過渡特性を最適化。加減速時のアクセルレスポンス向上を図った。カタログ上のスペックは標準車と共通だが、良好な反応をダイレクトにタイヤに伝えるため、アクセルワークに対して気持ちよくクルマが応える。これはドライブシャフトのねじり剛性向上が効いている。

 足も素晴らしい。変更内容を挙げると、車高を10mm下げてファルケン製スポーツタイヤを装着したほか、ブッシュ、スプリング、ショックアブソーバー、電動パワーステアリングをよりスポーティな特性にチューニングした。ボディ剛性向上のためフロア下とロアバックにブレースが追加された。

 ベース車は乗り心地がよく、普通に走るには問題ないのだが、あまり運転して楽しさが感じられるキャラクターではなかった。ところがGRスポーツは印象が一変。操舵に対して応答遅れのないリニアな操縦性と、軽快な回頭性を実現しており、まさしく意のままに操れる。切る側だけでなく戻す側もきれいについてくるので修正舵が少なくてすむ。

 手応えの増したステアリングと、引き締まった足回りによるフラットな乗り味、専用シートによるサポート感などからは、ドイツ車のような骨太な雰囲気が感じられた。これだけ走りがいいと後席の乗り心地が硬いのではと心配したが、そんなこともなかった。快適性への配慮もぬかりない。

 ヤリスクロスに走りの楽しさを求めるなら、迷わずGRスポーツを勧める。個人的にもかなり気になっている。適度にコンパクトで経済的なSUVで、スポーティなモデルは少数派。クルマ好きを魅了する本物志向の1台である。

トヨタ・ヤリスクロスGRスポーツ 主要諸元

グレード=GRスポーツ・ハイブリッド
価格=THS 275万円
全長×全幅×全高=4185×1765×1580mm
ホイールベース=2560mm
トレッド=フロント:1515/リア:1515mm
車重=1180kg
エンジン=1490cc直3DOHC12V(レギュラー仕様)
最大出力=67kW(91ps)/5500rpm
最大トルク=120Nm(12.2kgm)/3800~4800rpm
モーター最高出力=59kW(80ps)
モーター最大トルク=141Nm(14.4kgm)
WLTCモード燃費=25.0km/リッター(燃料タンク容量36リッター)
(市街地/郊外/高速道路:25.9/26.1/23.9km/リッター)
サスペンション=フロント:ストラット/リア:トーションビーム
ブレーキ=フロント:ベンチレーテッドディスク/リア:ディスク
タイヤ&ホイール=215/50R18+アルミ
駆動方式=FF
乗車定員=5名
最小回転半径=5.3m

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