先ごろ“今のミニ”の4世代目が登場。この最新型のハッチバックは「MINIクーパー3ドア」がモデル名となった。そこで今回は、クーパーがまだグレード名の位置づけだった頃のクラシックミニの終盤近くのモデルを、その日本仕様のカタログで振り返ってみたい。
手元には35周年記念車や当時のローバージャパンが用意した、かなり立派なカタログの数々がある。もともとタイムレスなクルマであるだけに、カタログを眺めていると今でも欲しくなってしまう(!)が、ミニの世界観、その魅力を余すところなく表現している。
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その中で後期においてミニの正規グレードのひとつとして設定されたのがクーパーだった。搭載エンジンは12A型、4気筒OHV・8バルブの1271ccエンジンで、他グレードとは共通。しかもAT(MT、ATともに4速)も設定された。
クーパーとしては内・外観が独自に仕立てられていた。外観ではボンネットのホワイトストライプはトレードマークのひとつ。さらにミニライト由来の8本スポークの12インチアルミホイール、フォグランプ、ボディサイドのステッカーなども装着。
インテリアはこの時期のミニは豪華仕様で、エンボスでクーパーのロゴが入った専用本革シートやコンビの本革ステアリングホイールが標準。さらにウォールナットパネル、ホワイトメーター(3連、クロームリング付き)も備えた。
ちなみにこの世代のスタンダードモデルはメイフェアで、チェックの布地シートを備えたほか、エアコン、オーディオなども標準装備された。前席は背もたれが倒せるだけでなく、座面横のレバーを引くと、シート全体を持ち上げることもできた。
もちろん純正、市販のパーツ、アクセサリー類は豊富で、そうした中から自分仕様のクルマに仕上げて乗るのもクラシックミニの楽しみのひとつだった。
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みんなのコメント
「ミニクーパーですね!」と言われることがほとんどなので、「あ、はい...」と答えています。
もうあんな個性的で魅力的なクルマらしいクルマには会えないだろうなあ。