現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 世界一実用的な燃料電池自動車! メルセデス・ベンツ GLC F-CELL登場

ここから本文です

世界一実用的な燃料電池自動車! メルセデス・ベンツ GLC F-CELL登場

掲載 更新
世界一実用的な燃料電池自動車! メルセデス・ベンツ GLC F-CELL登場

燃料電池自動車の普及が伸び悩み理由のひとつに、水素ステーション不足が挙げられる。東京都内でも14箇所しかない。ゆえに、充填が気軽に出来ないため、多くのユーザーが燃料電池自動車購入に躊躇している。

メルセデス・ベンツが新たに日本市場へ導入する「GLC F-CELL」は、水素ステーション不足を解決する新システムを搭載する。

こんなキュートなEVなら乗ってもいい!? スマートEQ日本初上陸

Mercedes-Benz GLC F-CELL (X253) 2017Mercedes-Benz GLC F-CELL (X253) 2017GLC F-CELLの動力源は、水素以外に外部電気も利用可能。Daimler AG - Global Communications Mercedes-Benz CarsMercedes-Benz GLC F-CELL (X253) 2017Mercedes-Benz GLC F-CELL (X253) 2017水素の満充填に要する時間は約3分。Daimler AG - Global Communications Mercedes-Benz Cars10月23日に日本導入が発表されたGLC F-CELLは、世界初の燃料電池PHV(プラグ・イン・ハイブリッド)。水素を燃料に使い発電、その電力でモーターを駆動する燃料電池自動車でありながら、同時に、発電した電力を大容量バッテリーに蓄電することができる。

蓄電した電力のみでもモーターは駆動出来る。水素がなくとも、蓄電した電力さえあれば走行可能だ。くわえて専用の充電プラグを介し、外部電気を使った蓄電も可能とのこと。

Mercedes-Benz GLC F-CELL (X253) 2017Mercedes-Benz GLC F-CELL (X253) 2017搭載するモーターの最高出力は200ps、最大トルクは350Nm。Daimler AG - Global Communications Mercedes-Benz CarsMercedes-Benz GLC F-CELL (X253) 2017Mercedes-Benz GLC F-CELL (X253) 2017給電口はリアバンパー部にある。Daimler AG - Global Communications Mercedes-Benz Carsメディア向け資料にも「水素が不足した場合でも水素ステーションまで充電された電気で走行したりするなど、まだ先進的である燃料電池自動車の実用性を向上することが可能となっています」と、記されている。

搭載するモーターの最高出力は200ps、最大トルクは350Nm。航続可能距離は水素のみが約336km、EVのみが約51kmとのこと。水素補給時間は約3分と発表されているが、外部電力を使った充電に要する時間は不明。

Driven by EQ Stuttgart 2018Driven by EQ Stuttgart 2018走行モードは複数から選べる。DaimlerAG - Global Communications Mercedes-Benz Cars Global photos by Daniel Maurer on behalf of Daimler AGDriven by EQ Stuttgart 2018Driven by EQ Stuttgart 2018モーターの駆動状況は、インフォテインメント用モニターに表示される。DaimlerAG - Global Communications Mercedes-Benz Cars Global photos by Daniel Maurer on behalf of Daimler AG走行モードは、「ハイブリッド」、「F-CELL」、「バッテリー」などを用意。ハイブリッドは燃料電池と高電圧バッテリーの両方を、F-CELLは燃料電池のみを、バッテリーは高電圧バッテリーのみを使いモーターを駆動する。

内外装には、F-CELL専用パーツをいくつか装着する。フロントグリルやリアバンパーは、ブルーのアクセントが入った専用デザインになるほか、サイドにはF-CELLのロゴ入りデカールも。専用デザインの20インチ・アルミホイールはブルーのアクセント入り。

インテリアは、メーターパネルやインフォテインメント用ディスプレイの一部表示が、F-CELL専用になる。

Mercedes-Benz GLC F-CELL (X253) 2017Mercedes-Benz GLC F-CELL (X253) 2017フロントグリルは、ブルーのアクセント入りの専用デザイン。Daimler AG - Global Communications Mercedes-Benz CarsDriven by EQ Stuttgart 2018Driven by EQ Stuttgart 2018メーターパネルも専用デザイン。DaimlerAG - Global Communications Mercedes-Benz Cars Global photos by Daniel Maurer on behalf of Daimler AGMercedes-Benz GLC F-CELL (X253) 2017Mercedes-Benz GLC F-CELL (X253) 2017センターコンソールのスウィッチ・レイアウトも一部、内燃機関モデルと異なる。Daimler AG - Global Communications Mercedes-Benz CarsGLC F-CELLの価格は1050万円、納車は2020年頃を予定するという。先進安全装備類は、もとになる内燃機関モデルと変わらない。ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)や衝突軽減ブレーキなどは標準。

GLC F-CELLが販売される地域はヨーロッパと日本のみとのこと。

文・稲垣邦康(GQ)

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

アキュラIMSA車両ドライブしたフェルスタッペン、デイトナ24時間は出ないの?「出るには十分な準備をしたいけど、今は不可能だ」
アキュラIMSA車両ドライブしたフェルスタッペン、デイトナ24時間は出ないの?「出るには十分な準備をしたいけど、今は不可能だ」
motorsport.com 日本版
約183万円! 三菱「新型“5ドア”軽SUV」発表に反響多数! 「走りがいい」「好き」の声!半丸目もカッコイイ「ミニ」が話題に
約183万円! 三菱「新型“5ドア”軽SUV」発表に反響多数! 「走りがいい」「好き」の声!半丸目もカッコイイ「ミニ」が話題に
くるまのニュース
新車99万円! ダイハツ「“最安”ワゴン」どんな人が買う? イチバン安い「国産乗用車」は装備が十分! 超お手頃な「ミライース」支持するユーザー層とは
新車99万円! ダイハツ「“最安”ワゴン」どんな人が買う? イチバン安い「国産乗用車」は装備が十分! 超お手頃な「ミライース」支持するユーザー層とは
くるまのニュース
2025年は赤・黄・黒の3色 スズキ「V-STROM 250SX」2025年モデル発売
2025年は赤・黄・黒の3色 スズキ「V-STROM 250SX」2025年モデル発売
バイクのニュース
「高いのはしゃーない」光岡の55周年記念車『M55』、800万円超の価格もファン納得の理由
「高いのはしゃーない」光岡の55周年記念車『M55』、800万円超の価格もファン納得の理由
レスポンス
KTM1390スーパーデュークGT発表!カテゴリーで最も過激なスポーツツアラーを標榜するGTが1390系エンジンでバージョンアップ
KTM1390スーパーデュークGT発表!カテゴリーで最も過激なスポーツツアラーを標榜するGTが1390系エンジンでバージョンアップ
モーサイ
新しい2.2Lディーゼルエンジンと8速ATを搭載したいすゞ「D-MAX」および「MU-X」がタイでデビュー
新しい2.2Lディーゼルエンジンと8速ATを搭載したいすゞ「D-MAX」および「MU-X」がタイでデビュー
カー・アンド・ドライバー
新型「メルセデスCLA」のプロトタイプに試乗!次世代のメルセデス製電気自動車の実力やいかに?
新型「メルセデスCLA」のプロトタイプに試乗!次世代のメルセデス製電気自動車の実力やいかに?
AutoBild Japan
紀伊半島の「最南端」に大変化!? 無料の高速「串本太地道路」工事進行中! 関西エリアの交通を一変する「巨大ネットワーク計画」とは
紀伊半島の「最南端」に大変化!? 無料の高速「串本太地道路」工事進行中! 関西エリアの交通を一変する「巨大ネットワーク計画」とは
くるまのニュース
ホンダ、栃木県とスポーツ振興協定を締結…ラグビーとソフトボールで地域活性化へ
ホンダ、栃木県とスポーツ振興協定を締結…ラグビーとソフトボールで地域活性化へ
レスポンス
軍用車マニアはたまらない!? 大戦中の1942年に製造された“フォード製ジープ”をオークションで発見 フォード「GPW」ってどんなクルマ?
軍用車マニアはたまらない!? 大戦中の1942年に製造された“フォード製ジープ”をオークションで発見 フォード「GPW」ってどんなクルマ?
VAGUE
ズボラ派にもバス&タクシーにもうってつけ! 洗車後の拭き取りをサボれる純水洗車にメリットしかなかった
ズボラ派にもバス&タクシーにもうってつけ! 洗車後の拭き取りをサボれる純水洗車にメリットしかなかった
WEB CARTOP
スズキが新型「ソリオ」1月発表!? “迫力顔&先進機能”採用!? 既に予約した人も!? 何が変わった? 販売店に寄せられた声とは
スズキが新型「ソリオ」1月発表!? “迫力顔&先進機能”採用!? 既に予約した人も!? 何が変わった? 販売店に寄せられた声とは
くるまのニュース
カワサキ「Z2」エンジン お気楽過ぎる「丸塗り」では後々後悔 可能な限り緻密なマスキングを目指す!! ~日本の至宝「空冷4発」を未来へ継承~Vol.23
カワサキ「Z2」エンジン お気楽過ぎる「丸塗り」では後々後悔 可能な限り緻密なマスキングを目指す!! ~日本の至宝「空冷4発」を未来へ継承~Vol.23
バイクのニュース
[DSP大全]「位相」を合わせられれば、“一体感のあるサウンド”を獲得可能!
[DSP大全]「位相」を合わせられれば、“一体感のあるサウンド”を獲得可能!
レスポンス
ノリス、ラスベガス初日は上位タイムも低グリップに手を焼く「市販車の方が速い気がする……」燃料多載での走行にはまだ課題も?
ノリス、ラスベガス初日は上位タイムも低グリップに手を焼く「市販車の方が速い気がする……」燃料多載での走行にはまだ課題も?
motorsport.com 日本版
アドベンチャーツアラー「V-STROM 250SX」が色変更!新設定「ソノマレッドメタリック」の鮮やかな赤が眩しい!   
アドベンチャーツアラー「V-STROM 250SX」が色変更!新設定「ソノマレッドメタリック」の鮮やかな赤が眩しい!   
モーサイ
初代日産リーフは「普通に乗れる」電気自動車だった【10年ひと昔の新車】
初代日産リーフは「普通に乗れる」電気自動車だった【10年ひと昔の新車】
Webモーターマガジン

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

113.4150.2万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

17.029.9万円

中古車を検索
クルーズの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

113.4150.2万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

17.029.9万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村