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夢のキャンピングカー購入! プロが教える、絶対に選んでおきたい装備【前編】

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夢のキャンピングカー購入! プロが教える、絶対に選んでおきたい装備【前編】

車内の過ごし方で変わる必須装備

 憧れのキャンピングカー。ワクワクな気持ちでカタログを手にしつつも、聞いた事がない装備やピンとこないシステムの名前を目にして、唖然とする方も少なくないでしょう。キャンピングカーには、普通車にはない装備がテンコ盛り。しかもオプションも数多く、「なにを選べばいいの?」と思うキャンピングカー初心者は多いと思います。そこで、オススメ装備の役割と理由をご紹介。今回は私自身のキャンピングカーライフに照らしあわせて、独断と偏見でご説明しましょう。

車中泊に潜む意外な危険! 絶対にやってはいけない行為と対策5つ

【FFヒーター】

「FFヒーター」という名前は家庭用もあるので耳にしたことはあると思います。強制吸排気という方式で、普通車のようにエンジンをかけなくても使え、吸排気を車外で行なうもの。車内の酸素を消費せず、クリーンな暖房が可能なので、まさにキャンピングカーにうってつけです。

 ハンディヒーターや石油ストーブなど車内での使用による酸欠や火災の恐れも心配無用。キャンピングカーと言えども、冬場の車内は相当冷えます。FFヒーターがあれば、外は極寒でも車内ではポカポカな環境が可能になります。価格的には決して安くないですが、必須アイテムと言えるでしょう。

【エアコン】

 一方、夏の異常な暑さ対策。近年の猛暑化によって以前に比べると、エアコンもオプションか標準装備のキャンピングカーが増えています。ただし、FFヒーターに比べると消費電力が多く、サブバッテリーからインバーターで昇圧して使うとあまり長時間は使えないので、外部電源か発電機に頼るしかないのがネックです。

 最近は、電源のある車中泊施設も増えてきて、安心してエアコンが使えるので、猛暑日でも天国の様な快適さが味わえます。しかし、コストアップにもなるので、エアコンは要らない装備できないという方は、涼しい所を選ぶか、暑い夏はくるま旅しないという割り切りが必要でしょう。

【サブバッテリー】

 キャンピングカーは、通常のクルマを動かすために使用するメインバッテリーとは別に居住区用のサブバッテリーを搭載しているのが普通です。そのお陰で、エンジンをかけなくても、照明や電気を必要とする機器を使う事ができます。通常は一個ですが、オプションで買い足して複数搭載しているキャンピングカーもあります。

 もちろん多い方が充電容量も大きくなるので安心ですが、コストが高くなり、重量も増えて総容量が大きい分、満充電に時間がかかるのも事実。それでもエアコンなどの消費電力が多い機器を使う場合は安心なので、最近ではバッテリーの大容量化やリチウム電池仕様という傾向があります。自分が電気をどのように、どれだけ使うかをよく考えて決めてください。

【ギャレー】

「ギャレー」とは、家庭内でいうシンクとかコンロのあるキッチンと考えていいでしょう。これこそ、オーナー次第という装備で、料理がキャンピングカーライフの醍醐味ならば必須の装備ですが、不要な人には邪魔な存在でしかないでしょう。事実、最近の調査ではキャンピングカー乗りの食事は「外食」がトップという結果、つまり料理しない人が増えています。

 もちろんお湯を沸かしたり、歯磨きや洗顔などに便利。とはいえ、給水や排水処理などが面倒なので使わない人もいます。そんな事情もあり、最近のキャンピングカーはオプション装備という傾向。自分の料理スタイルをシミュレーションし、どこまで必要かどうかを考えた方がいいでしょう。

【ベンチレーター】

 ひと言で言うと換気扇のこと。天井にある地味な存在ですが、意外と頼れる装備といえます。キャンピングカー車内は閉鎖空間。蒸れたり、臭いがこもりやすく、調理時や食事中の車内には臭いが立ち込めます。

 そんな時は、ベンチレーターを作動させて喚起。夏場の暑い夜はエアコンがあれば理想的ですが、エアコンがなかったり、電源がなくて使えないときは、ベンチレーションを排気モードにして回します。そしてベッドに窓があれば、それを少し開けると冷たい空気が入ってきやすく、窓の隙間に顔を寄せると気持ち良く寝る事ができます。

 いかがでしたか。最後にお断りしておかなければならないのは、その人のキャンピングカーライフによって、必要なものが変わってくるということ。つまり、ある人にとっては必須でも、別の人には全く不要という装備もあるのです。

 次回は、ソーラーパネルやサイドオーニングなど、これまたキャンピングカーならではの装備についてご説明する予定です。お楽しみに。

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