現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 【比較試乗】「プジョー 5008 vs ルノー カングー」みんなでワイワイ乗るのなら!

ここから本文です

【比較試乗】「プジョー 5008 vs ルノー カングー」みんなでワイワイ乗るのなら!

掲載 更新
【比較試乗】「プジョー 5008 vs ルノー カングー」みんなでワイワイ乗るのなら!

今回の試乗では家族で乗るもよし、友人やカップルでレジャーやアクティビティ、ちょっとしたお出かけまでをカバーする、マルチパーパスカー2台をピックアップ。便利で広いラゲッジスペースや多人数乗車が可能といった生活感にあふれたクルマ選びでも、フランス車ならオシャレで遊び心も満載なのだ。

プレミアムな5008、なごみ系なカングー

最新のプジョーワールドを体感! 六本木でスペシャルイベントが開催

普段ほとんどクルマに興味を示さない夫が珍しく助手席から覗き込んだほど、プジョー5008の運転席まわりはキラキラしている。タッチパネル式のセンターディスプレイの下には、ナビやオーディオ、エアコンなどの機能を選ぶスイッチが鍵盤のように並び、いかにもクイックに反応しそうな小径のステアリングホイールは天地が直線になっていて、スポーティな上にデジタルインスツルメントパネルを遮らない。

日が暮れて真っ暗な農道を小雨の降る中走っていたら、オートワイパーはもちろんのこと、前照灯が勝手にハイビームになり、対向車が来るとローになる。いろんなセンサーがついているなぁと感心する。8速ATのディーゼルターボは、プレミアム感たっぷりのトルクで軽やかな加速をし、一般道から高速まで常時1500rpm界隈をキープ。ちょっと大きめだけあって、まっすぐ安定して楽ちんだし、しっとりした乗り心地もまた、う~んプレミアム。

そしてちょっと大きくなったそもそもの理由、必要な時だけ7人乗りになることの便利さよ。最終列のプラス2席の着座姿勢は膝を立てることになるが、成人男性でもまあ座れる。ジジババ一緒に食事や旅行なんて時や、ママ友と子連れでおでかけなんて時に大活躍してちやほやされたい。その2席はきれいに格納できるし、なんなら外して収納スペースを広げることもできる。月に1度あるかどうかの機会のために、スタイリッシュで機動性の高いSUVをがまんしなくていいのがうれしい。

友だちに自慢するなら5008だけど、居心地がいいのはカングー

ただドアパネルのショルダーラインが高いので、特に左真横の視界は悪い。それを補うようにルームミラーの左端とセンターディスプレイにモニターされて、しかもその画像がとても鮮明なのだが、カングーに乗り換えると、いやいや単純に窓が肩の下まで広く大きいと見晴らしがいいんだわと笑ってしまう。カングーはとにかく見切りがいい。ルームミラーに写る後方視界だけはリアの観音扉のピラーが縦に視界を遮るせいでイマイチだけど、まあ明るく広々とした眺めにリラックスしちゃう。

やや寝かされたステアリングホイールは「はたらくくるま」らしくて気分が上がる。そういえば久しぶりにキーシリンダーにキーを差し込んで回し、エンジンをかけた。サンバイザーを下ろすと、5008には当然ランプの点くバニティミラーが備わるが、カングーはカードが挿せるようになっているだけ。いいぞいいぞ。不思議なほど深くて大きなセンターコンソールに2Lペットボトルが2本丸ごと入って盛り上がる。天井の高さといったら、バンザイしても指先が天井に着かない。なんにもないって楽しい! 走りも名古屋名物ういろうのようにむっちりしていいかんじ。ステアリングは微アンダーにして美アンダー。一般道から高速まで急加速さえ求めなければとても力強く使いやすい6速EDCのセッティングのうまさには感心しきりだ。近頃は5008みたいに目張りの利いたSUVだと、煽り行為と誤解されないように控えめに走っておいたほうが無難だけれど、カングーのなごみ系ルックスには世間の目も温かいような気がしてのびのびする。

正直なところ、大容量のラゲッジスペースを使うといえば、年に数回のキャンプと自転車で出かけた子どもを迎えに行って自転車ごと積んで帰ってくるくらい。でもたとえば、いただいた泥付き野菜をぽんと載せるにも気兼ねがないのがいい。2日間2台に同乗した小4の息子曰く、「どっちも後ろの真ん中の席もちゃんと座れるのがいい。友だちに自慢するなら5008だけど、居心地がいいのはカングー」。はい、お母さんも同感です。

【Specification】PEUGEOT 5008 GT Blue HDi
■全長×全幅×全高=4640×1840×1650mm
■ホイールベース=2840mm
■車両重量=1690kg
■エンジン種類/排気量=直4DOHC16V+ターボ/1997cc
■最高出力=177ps(130kw)/3750rpm
■最大トルク=400Nm(40.8kg-m)/2000rpm
■トランスミッション=8速AT
■サスペンション(F:R)=ストラット:トーションビーム
■ブレーキ(F:R)=Vディスク:ディスク
■タイヤサイズ(F:R)=225/55R18:225/55R18
■車両本体価格(税込)=4,818,000円




お問い合わせ
プジョー・シトロエン・ジャポン 0120-840-240

【Specification】RENAULT KANGOO ZEN EDC
■全長×全幅×全高=4280×1830×1810mm
■ホイールベース=2700mm
■車両重量=1450kg
■エンジン種類/排気量=直4DOHC16V+ターボ/1197cc
■最高出力=115ps(84kw)/4500rpm
■最大トルク=190Nm(19.4kg-m)/1750rpm
■トランスミッション=6速DCT
■サスペンション(F:R)=ストラット:トレーリングアーム
■ブレーキ(F:R)=Vディスク:ディスク
■タイヤサイズ(F:R)=195/65R15:195/65R15
■車両本体価格(税込)=2,647,000円




お問い合わせ
ルノー・ジャポン 0120-676-365

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

ヘタリ永久保証、タナベのカスタムスプリング2製品に『ランドクルーザー250』『アリア』用が追加
ヘタリ永久保証、タナベのカスタムスプリング2製品に『ランドクルーザー250』『アリア』用が追加
レスポンス
トヨタ新型「カカドゥ」がスゴイ! カクカクボディ&「旧型デザイン」に反響多数! 「Vアクティブテクノロジー」搭載の「豪州プラド」が話題に
トヨタ新型「カカドゥ」がスゴイ! カクカクボディ&「旧型デザイン」に反響多数! 「Vアクティブテクノロジー」搭載の「豪州プラド」が話題に
くるまのニュース
総額31万円超の純正ケースセットが9.9万円に!ほか、「XL750 TRANSALP」新車購入者対象のキャンペーン!【ホンダ】  
総額31万円超の純正ケースセットが9.9万円に!ほか、「XL750 TRANSALP」新車購入者対象のキャンペーン!【ホンダ】  
モーサイ
【ドライブグルメ】リニューアルで明るくなった中央自動車道・双葉SA(上り)で、お腹いっぱいになろう!
【ドライブグルメ】リニューアルで明るくなった中央自動車道・双葉SA(上り)で、お腹いっぱいになろう!
Webモーターマガジン
【MotoGP】バニャイヤ「僕はマルティンより良い仕事をしてきた。でも一貫性では…」タイトル争い決着の最終戦に臨む
【MotoGP】バニャイヤ「僕はマルティンより良い仕事をしてきた。でも一貫性では…」タイトル争い決着の最終戦に臨む
motorsport.com 日本版
ボルボEX30が「2024~2025日本自動車殿堂 インポートカーオブザイヤー」受賞! その選定理由とは?
ボルボEX30が「2024~2025日本自動車殿堂 インポートカーオブザイヤー」受賞! その選定理由とは?
THE EV TIMES
ホンダ新型「“スポーティ”セダン」公開! 斬新ハンドル&モニター&鮮烈“レッド内装”採用で超カッコイイ! クーペスタイルの“超静音モデル”「GT C」中国で登場
ホンダ新型「“スポーティ”セダン」公開! 斬新ハンドル&モニター&鮮烈“レッド内装”採用で超カッコイイ! クーペスタイルの“超静音モデル”「GT C」中国で登場
くるまのニュース
メルセデス・ベンツ、EV「EQS」を一部改良 電池容量増で走行距離は759kmに
メルセデス・ベンツ、EV「EQS」を一部改良 電池容量増で走行距離は759kmに
日刊自動車新聞
今季はタイヤ問題を克服したフェラーリ。気温の低いラスベガスでは「適切な温度にするのは少し難しい」と警戒
今季はタイヤ問題を克服したフェラーリ。気温の低いラスベガスでは「適切な温度にするのは少し難しい」と警戒
AUTOSPORT web
最高速度は350キロ&0−100キロ加速は2.7秒!? 1275馬力の“マクラーレン史上最速”スーパーカー 新型「W1」日本初公開
最高速度は350キロ&0−100キロ加速は2.7秒!? 1275馬力の“マクラーレン史上最速”スーパーカー 新型「W1」日本初公開
VAGUE
誰もが乗れるオール電化のコンパクト四輪車が栄誉! 英国向け「フィアット・トポリーノ」が、権威あるデザイン賞を受賞
誰もが乗れるオール電化のコンパクト四輪車が栄誉! 英国向け「フィアット・トポリーノ」が、権威あるデザイン賞を受賞
LE VOLANT CARSMEET WEB
なぜ「“背の低い”ミニバン」不人気になった? 「ウィッシュ」「ストリーム」はめちゃ売れたのに… 今では「超苦戦中」! スタイリッシュな「低高ミニバン」消えた理由は
なぜ「“背の低い”ミニバン」不人気になった? 「ウィッシュ」「ストリーム」はめちゃ売れたのに… 今では「超苦戦中」! スタイリッシュな「低高ミニバン」消えた理由は
くるまのニュース
気づいたら減速? ドライバーが自然にスピードダウンする「視覚トリック」をご存じか
気づいたら減速? ドライバーが自然にスピードダウンする「視覚トリック」をご存じか
Merkmal
メルセデス・ベンツ SUVの中核モデルGLEに特別仕様車を設定
メルセデス・ベンツ SUVの中核モデルGLEに特別仕様車を設定
Auto Prove
ジル・ビルヌーブを称えるブロンズ像が記念ミュージアムから盗まれる。息子ジャックも憤り、同施設は報奨金を用意し捜索へ
ジル・ビルヌーブを称えるブロンズ像が記念ミュージアムから盗まれる。息子ジャックも憤り、同施設は報奨金を用意し捜索へ
AUTOSPORT web
新車160万円切り! スズキに「MT搭載の“本格”四駆」あった! もはや「ジムニー超え」な“高性能4WD”×デフロックが凄い! 2ドア仕様の「悪路に強いモデル」とは
新車160万円切り! スズキに「MT搭載の“本格”四駆」あった! もはや「ジムニー超え」な“高性能4WD”×デフロックが凄い! 2ドア仕様の「悪路に強いモデル」とは
くるまのニュース
ロイヤルエンフィールド新型「ベア650」の乗り味は? カリフォルニアで歴史を刻んだネオ・スクランブラー
ロイヤルエンフィールド新型「ベア650」の乗り味は? カリフォルニアで歴史を刻んだネオ・スクランブラー
バイクのニュース
ポルシェ 「タイカンGTS」「タイカン4」の予約受付と従来モデルの左ハンドル仕様も追加導入
ポルシェ 「タイカンGTS」「タイカン4」の予約受付と従来モデルの左ハンドル仕様も追加導入
Auto Prove

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

384.0427.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

16.0399.0万円

中古車を検索
カングーの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

384.0427.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

16.0399.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村