補助金を1Lあたり25円も出してるのに未だにハイオク170円を超えるガソリン価格。トリガー条項や二重課税を指摘しても税金は減らないだろう。
なら、新車で軽自動車や普通車を買うより、中古でEVやPHEVを買って電気で走ったほうがいいんじゃない? ということで、中古EV・PHEVのなかから厳選15台をご紹介!
ガソリン高すぎるしPHEV&EVに乗り換えだ!! プリウス アウトランダー ゴルフ モデル3… これなら買えるオススメ中古15選
■トピック
・中古車を買うべきか? 補助金フル活用で新車を買うべきか?
・バッテリーの劣化はどう考えるべき?
・トヨタ 現行プリウスPHV(2017~現在)
・三菱 先代アウトランダーPHEV(2013~2021)
・三菱 エクリプスクロスPHEV(2020~現在)
・ホンダ クラリティPHEV(2018~2021)※萩原氏イチオシ!!!
・VW 先代ゴルフ(PHEV・2015~2021)
・メルセデス 先代Cクラス(PHEV・2015~2021)
・BMW 先代3シリーズ(PHEV・2016~2019)
・BMW 現行3シリーズ(PHEV・2019~現在)
・ボルボ 現行XC60(PHEV・2017~現在)
・三菱 i-MiEV(2009~2021)
・日産 現行リーフ(2017~現在)
・BMW i3(2017~現在)※萩原氏イチオシ!!!
・日産 e-NV200(2014~2019)
・TESLA モデル3(2017~現在)
・かなりお安く買えますトヨタ 先代MIRAI!
※本稿は2022年4月のものです。「中古車弾数」は2022年3月末時点のもの、「オススメ度」は、価格や中古車弾数、スペック などを参考に総合的に判定したものです
文/萩原文博、写真/ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2022年5月10日号
■中古車を買うべきか? 補助金フル活用で新車を買うべきか?
EVやPHEVは経済産業省の「クリーンエネルギー自動車・インフラ導入促進補助金」で、国からEVは最大85万円、PHEVは最大55万円の補助金が受け取れる。
その他各自治体などが補助金を設定しており、新車をかなり割安に手に入れることができる。しかしその補助金を利用すると、一定期間所有する必要があり、売却する場合は返納する必要がある。
一方の中古車は補助金を受けることはできないが、その代わり好きなタイミングで売却できるのがメリットだ。新車のプジョーe-208GTの場合、利用できる補助金は国が55万4000円、東京都だと地方自治体の補助金が45万円あり、最大100万4000円となる。
約400万円で購入可能で、中古のテスラモデル3とほぼ同じ水準となる。しかし、一定期間手放せないという縛りがあるので、これをどう考えるかが重要だ。
■バッテリーの劣化はどう考えるべき?
中古車で購入する際に、最も気になるのはコンディションだ。エンジン車であれば、オイル交換などのメンテナンスの頻度などが目安になる。
しかしEVの場合、前オーナーがどれくらい急速充電を利用していたのか、わからない。
ご存知のとおり、EVのバッテリーは急速充電の使用頻度が高ければ、高いほどバッテリーへの負担が大きく“セル欠け”という現象が起きやすいのだ。
現状、EVのバッテリー劣化に対してのユーザーの対応策としては、ディーラー系販売店で購入し、“セル欠け”が起きた時には、保証で対応してもらうしかない。
■トヨタ プリウスPHV(現行型・2017~現在)
トヨタ プリウスPHV Aプレミアム“ナビパッケージ”(オプション装着車)
現行型のプリウスPHVは2017年に登場。大容量バッテリーの搭載によりEV走行距離を68.2kmまで拡大。
現在、中古車は383台流通し、100万円台から購入可能となっている。
流通台数が多い年式は2017年式で、グレードはAが中心だが、カスタムカーのGRスポーツもさまざまなグレードが流通する。
●全長×全幅×全高:4645×1760×1470mm
●重量:1530kg
●パワーユニット(以下PU):1.8L、直4(98ps/14.5kgm)+2モーター(72ps/16.6kgm、31ps/4.1kgm)
●8.8kWh(68.2km)
■中古車価格帯:168万~468万円
■中古車弾数:383台
■オススメ度:★★★☆☆
※諸元は2017年モデル
■三菱 先代アウトランダーPHEV(2013~2021)
PHEVを普及させた立役者が、21年まで販売された初代アウトランダーPHEV。
JC08のEV走行距離は前期型が60.2km、2.4Lとなった後期型は65kmに。販売期間が長く人気モデルなので、流通台数は豊富で状況次第で100万円以下でも狙えるが、200万円前半で2015年式以降を狙うのがベター。
●全長×全幅×全高:4695×1800×1710mm
●重量:1900kg
●PU:2.4L、直4(128ps/20.3kgm)+2モーター(82ps/14.0kgm、95ps/19.9kgm)
●13.8kWh(57.6km)
■中古価格帯:104万~488万円
■中古車弾数:635台
■オススメ度:★★★★★
※諸元は2020年モデル
■三菱 エクリプスクロスPHEV(2020~現在)
初代アウトランダーPHEVのユニットを搭載したエクリプスPHEVは2020年12月に登場。EV走行距離はWLTCモードで57.3km。
販売開始してまだ1年が経過したばかりだが、中古車の流通台数は224台と豊富。
グレードも最上級グレードの「P」が中心で、走行距離も少なく割安感は抜群だ。
●全長×全幅×全高:4545×1805×1685mm
●重量:1920kg
●PU:2.4L、直4(128ps/20.3kgm)+2モーター(82ps/14.0kgm、95ps/19.9kgm)
●13.8kWh(57.3km)
■中古価格帯:307万~439万円
■中古車弾数:224台
■オススメ度:★★★☆☆
※諸元は最新モデル
■ホンダ クラリティPHEV(2018~2021)
短命に終わってしまったホンダ クラリティPHEVは中古車わずか2台。しかし満充電でEV走行101kmとPHEVトップクラスの実力だ。オススメ度は星5つ!
クラリティPHEVは2018年~2021年まで販売されたPHEV。満充電時のEV走行距離はWLTCモードで101kmを達成している。
生産期間が短かったのはセールスが不調だったためで、中古車もわずか2台しか流通していないがお手頃価格。しかも、スペックは国産PHEVの中でトップクラスの実力だ。
●全長×全幅×全高:4915×1875×1480mm
●重量:1850kg
●PU:1.5L、直4(105ps/13.7kgm)+モーター(184ps/32.1kgm)
●17.0kWh(101km)
■中古価格帯:299万円
■中古車弾数:2台
■オススメ度:★★★★★
※諸元は2018年モデル
■VW 先代ゴルフ(PHEV・2015~2021)
2015年9月にVW初のPHEVであるゴルフ GTEが追加された。電気のみでは45km走行可能。新車は449万円だったが200万円以下の中古車もある。オススメ度は星4つ
旧型ゴルフにブランド初のPHEVであるGTEが追加されたのは2015年9月のこと。1.4LターボエンジンのPHEVシステムは45kmのEV走行を実現。新車時価格449万円だったが、現在の中古車の価格帯は179万~312万円と200万円以下の中古車も流通。GTの名に恥じない走りは魅力だ。
●全長×全幅×全高:4265×1800×1480mm
●重量:1580kg
●PU:1.4L、直4ターボ(150ps/25.5kgm)+モーター(109ps/33.6kgm)●8.7kWh(45km)※諸元は2019年モデル
■中古価格帯:179万~312万円
■中古車弾数:7台
■オススメ度:★★★★☆
■メルセデス 先代Cクラス(PHEV・2015~2021)
旧型のCクラスセダンは2014年に登場。2015年12月にPHEVのC350eが追加された。2L直列4気筒ターボエンジンとモーターを組み合わせたシステムを搭載し、EVの走行距離は28.6kmを実現。
現在、C350eセダンの中古車はわずか8台しか流通しておらず、探すのは難しい状況だ。
●全長×全幅×全高:4690×1810×1445mm
●重量:1530kg
●PU:2L、直4ターボ(211ps/35.7kgm)+モーター(122ps/44.9kgm)
●13.5kWh(28.6km)
■中古価格帯:259万~618万円
■中古車弾数:8台
■オススメ度:★★☆☆☆
※諸元は2019年モデル
■BMW 先代3シリーズ(PHEV・2016~2019)
旧型3シリーズにPHEVの330eが追加されたのは2016年1月。2L直4エンジンのPHEVシステムは、約40kmのEV走行が可能となっている。
流通台数は36台と多くはないが、100万円台から購入できるようになっていて割安感が高い。運転支援機能も充実しており、コストパフォーマンスは抜群だ。
●全長×全幅×全高:4645×1800×1440mm
●重量:1770kg
●PU:2L、直4ターボ(184ps/27.5kgm)+モーター(88ps/25.5kgm)
●7.7kWh(36.8km)
■中古価格帯:135万~299万円
■中古車弾数:37台
■オススメ度:★★★★☆
※諸元は2016年モデル
■BMW 現行3シリーズ(PHEV・2019~現在)
現行型3シリーズのPHEV、330eは2019年5月に追加。先代から約80%容量拡大したバッテリーと大容量モーターにより、約59kmのEV走行が可能となった。
PHEVの認知が広がり、中古車の流通台数はすでに22台もある。新車時価格が654万円なので、ガソリン車以上のお買い得感がある。
●全長×全幅×全高:4709×1827×1435mm
●重量:1810kg
●PU:2L、直4ターボ(184ps/30.6kgm)+モーター(113ps/25.5kgm)
●10.3kWh(59km)
■中古価格帯:418万~489万円
■中古車弾数:22台
■オススメ度:★★★☆☆
※諸元は最新モデル
■ボルボ 現行XC60(PHEV・2017~現在)
2017年に登場した現行型ボルボXC60は、デビュー当初から2Lエンジンのシステムを搭載したT8と呼ばれるPHEVを設定。
45.4kmのEV走行が可能だ。現在はT6となっているが、流通している中古車はすべてT8となっている。中古車のなかには、走行距離が少ない未使用車も流通している。
●全長×全幅×全高:4710×1900×1660mm
●重量:2180kg
●PU:2L、直4ターボ(318ps/40.8kgm)+2モーター(46ps/16.3kgm、88ps/24.5kgm)
●10.8kWh(45.4km)
■中古価格帯:399万~898万円
■中古車弾数:31台
■オススメ度:★★☆☆☆
※諸元は2017年モデル
■三菱 i-MiEV(EV・2009~2021)
2010年に軽自動車規格のEV、i-MiEVが登場。デビュー当初の航続可能距離は10・15モードで160km。2011年にはMが120km、Gは180km(JC08モード)と走行距離がグレードにより異なる。
中古車の流通台数は90台で、100万円以下のクルマも豊富。買い物や駅への送り迎えに最適な小型EVだ。
●全長×全幅×全高:3480×1475×1610mm
●重量:1100kg
●PU:1モーター(64ps/16.3kgm)
●16.0kWh(180km)
■中古価格帯:59万~158万円
■中古車弾数:94台
■オススメ度:★★★★☆
※諸元は2018年モデル
■日産 現行リーフ(EV・2017~現在)
2代目となる現行型日産リーフは2017年登場。満充電時の航続可能距離は322kmに延長。2019年には新パワートレーンの採用と62kWhのバッテリーにより458km走行可能なe+を追加した。
現行型リーフの中古車は700台を超え、100万円台から購入可能とバリューは高い。e+も200万円台から購入可能となっている。
●全長×全幅×全高:4480×1790×1560mm
●重量:1490kg
●PU:1モーター(150ps/32.6kgm)
●40kWh(322km)
■中古価格帯:159万~470万円
■中古車弾数:703台
■オススメ度:★★★★★
※諸元は最新モデル
■BMW i3(EV・2017~現在)
2014年に登場したBMW i3は年々改良を加え、2019年モデルは航続距離が360kmになった。中古車は49台流通している。オススメ度は星5つ
2014年に導入されたi3。当初は22kWhのバッテリーを搭載。2016年に33kWhに、2019年には42kWhに容量がアップした。航続可能距離は2019年モデルで360km。
現在i3の中古車は49台流通していて、そのほとんどが2気筒エンジンを搭載したレンジエクステンダー車だ。200万円台で走行距離の延びた2016年式以降も狙える。
●全長×全幅×全高:4020×1775×1550mm
●重量:1320kg
●PU:1モーター(170ps/25.5kgm)
●42kWh(360km)
■中古価格帯:145万~498万円
■中古車弾数:52台
■オススメ度:★★★★★
※諸元は2019年モデル
■日産 e-NV200(EV・2014~2019)
NV200をベースとしたEVのe-NV200は2014年に登場。商用車のバンに加えて、5/7人乗りのワゴンが設定されている。
JC08モードで航続可能距離は300kmを実現。貴重なEVミニバンだが、流通台数はワゴン、バンともに13台、合計26台と少なめ。バンは100万円以下、ワゴンでも100万円台から購入可能だ。
●全長×全幅×全高:4560×1755×1855mm
●重量:1590kg
●PU:1モーター(109ps/25.9kgm)
●40kWh(300km)※JC08モード値
■中古価格帯:97万~260万円
■中古車弾数:26台
■オススメ度:★★☆☆☆
※諸元は2019年モデル
■テスラ モデル3(EV・2017~現在)
2019年に日本市場に導入されたテスラのエントリーモデルがモデル3。後輪駆動のスタンダードプラスとAWDのロングレンジ/パフォーマンスを用意。
現在、モデル3の中古車は39台流通しており、価格は430万円からと高値をキープしておりお得感は低い。グレードはほぼ同数で2WD車と4WD車が流通している。
●全長×全幅×全高:4694×1849×1443mm
●重量:1750kg
●PU:1モーター(出力非公開)
●電池容量非公開(565kg)
■中古価格帯:429万~699万円
■中古車弾数:39台
■オススメ度:★★★☆☆
※諸元は最新モデル
【番外コラム】かなりお安く買えますトヨタ 先代MIRAI!
2014年に登場した燃料電池自動車のトヨタ 初代MIRAI。新車時価格は700万円オーバーだったが、現在中古車の価格帯は113万~298万円と抜群の安さを誇る。
オススメ度は家の近所に水素ステーションがあるかどうかで評価が大きく分かれる。あれば★4つといったところだが、なければ★2つくらいだろう。
トヨタ 先代MIRAI(画像は2018年一分改良時のもの)
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みんなのコメント
プラグインハイブリッド車なので燃費も良く、電気もタダだと言うので、納車待ちしていましたが、ガソリン車並みの燃費性能しかなく、充電契約をする必要があるので、騙されたと思います。
解約に行きましたが、まだ、契約していませんでした。
どうせ、愛車ekのセカンドカーにするつもりでしたので、無駄に充電コンセントを見積6万円かけなくて良かったです。
CHAdeMO充電施設利用料金
【月額費用(充電認証カード)】
入会金・登録料:約1,500円
普通充電器の月額費用:約500円〜2,500円
急速充電器の月額費用:約1,500円〜5,000円
【時間ごとの費用】
普通充電器:約70円〜150円 / 1時間
急速充電器:約250円〜600円 / 30分
当然、契約する月額基本料のタイプで電気の単価に違いがあるが、
契約すれば使っても使わなくても、ガソリン並みの費用が重くのし掛かる仕組みなのです。