現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 斬新「ハッチバッククーペ」復活か! 26年に“680馬力”の「画期的システム」搭載で生産開始!? レトロな「カクカクボディ」が素敵な“メーカー初”独自モデル「ポニー」とは?

ここから本文です

斬新「ハッチバッククーペ」復活か! 26年に“680馬力”の「画期的システム」搭載で生産開始!? レトロな「カクカクボディ」が素敵な“メーカー初”独自モデル「ポニー」とは?

掲載 8
斬新「ハッチバッククーペ」復活か! 26年に“680馬力”の「画期的システム」搭載で生産開始!? レトロな「カクカクボディ」が素敵な“メーカー初”独自モデル「ポニー」とは?

■約50年前のクーペが新時代のデザインアイコンに!

 2023年5月にヒョンデは、燃料電池とバッテリーを統合するシステムを搭載した「N Vision 74」を発表し、2024年8月には量産されることが既に明らかになっています。
 
 コンセプトカーでは、最高出力500kW(680PS)・最大トルク900Nmの出力を誇る左右独立型のモーターを搭載し、停止時から100km/hまで加速するのには4秒かからないとのこと。
 
 2026年に生産を開始する話も出ており、ヒョンデ初のスーパーカーとして期待されている同車ですが、その特徴的なデザインはヒョンデがかつて展開していたモデルがモチーフとなっています。
 
 一体どのようなクルマなのでしょうか。

【画像】「えぇぇぇぇッ!」 これが復活の斬新「ハッチバッククーペ」です!(42枚)

 そのクルマとは「PONY(ポニー)」です。

 ポニーは、1975年から1985年まで製造・販売されていた多彩なボディタイプを持つ乗用車で、ヒョンデ初のオリジナルモデルとされています。

 ただし、エンジンには三菱製の1.2リッター/1.4リッター/1.6リッターガソリンエンジンが採用されており、全てが独自のものというわけではありません。

 前年1974年のトリノ・モーターショーではポニーのセダンタイプ、クーペタイプのコンセプトモデルを世界初公開し、注目を集めました。

 デザインを担当したのは、イタリアのデザイン会社「イタルデザイン」のジョルジェット・ジウジアーロです。

 当時はまだ若手デザイナーでしたが、巨匠の手に成る車体は四角くありながら美しく評判となりました。

 そして、1975年には最初に市販モデルとしてファストバックスタイルの4ドアセダンが登場。

 発売当初からヒョンデ初のオリジナルモデルであることや、韓国独自の乗用車ということで瞬く間に人気車種となりました。

 その結果、初年度だけで1万726台が売れ、韓国内の乗用車市場でシェアが43.5%を占めたのです。

 当時のポニーの価格は、228万9200ウォン(約25万2000円)。

 同じ時代のソウルのマンション価格が680万から730万ウォン(約74万9000円から約80万4000円)でしたから、持ち家の1/3ほどしたわけです。

 しかし、ポニーのセールスは好調で、一時期ソウル市内はポニーばかりが走っていたほど普及し、国民車といわれるまでになりました。

 その後、1976年にはピックアップトラック、翌年には5ドアステーションワゴン、さらに1980年には3ドアハッチバッククーペが追加されるとともに、ヨーロッパ、カナダ、アメリカへの輸出も果たし、韓国車が世界市場で勝負する時代が切り開かれたのです。

 そんな自動車メーカーにおけるヒョンデの地位を大きく飛躍させたポニーですが、2021年4月にはポニーをレトロモダンに再構築した「Heritage Series PONY」を発表。

 また2023年5月には、1974年に発表されたモデルを再現した「ポニークーペコンセプト」のデザインベースに、燃料電池とバッテリーを統合するシステムを搭載したN Vision 74が発表されています。

 このポニーのデザインを色濃く踏襲したN Vision 74は、実際に2026年に生産が開始され、2030年までに市販モデルが登場することが予定されていることから、ポニーが新たなヒョンデの象徴的なデザインアイコンとなるかもしれません。

 ポニーは単なるクルマではなく、ヒョンデの経済発展と技術革新を象徴する歴史的な1台ともいえるでしょう。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

バカ売れしても不思議じゃなかったけど……シビックに惨敗! 名機4A-G搭載のホットハッチ「カローラFX」は残念すぎる名車だった
バカ売れしても不思議じゃなかったけど……シビックに惨敗! 名機4A-G搭載のホットハッチ「カローラFX」は残念すぎる名車だった
WEB CARTOP
日産「新型ラージセダン」世界初公開! 一文字ライト採用の全長5m弱モデル!?「N7」の 注目度は高し? 25年上半期に中国で発売
日産「新型ラージセダン」世界初公開! 一文字ライト採用の全長5m弱モデル!?「N7」の 注目度は高し? 25年上半期に中国で発売
くるまのニュース
新時代のホンダ「モトコンポ」誕生か? “電気自動車への電力供給”&“ラストワンマイルの移動手段”を両立!? 北米での「見逃せない特許」とは?
新時代のホンダ「モトコンポ」誕生か? “電気自動車への電力供給”&“ラストワンマイルの移動手段”を両立!? 北米での「見逃せない特許」とは?
VAGUE
新車「800万円超え」の軽自動車! でも乗ればホレる完成度 スズキ製エンジンでなぜ?
新車「800万円超え」の軽自動車! でも乗ればホレる完成度 スズキ製エンジンでなぜ?
乗りものニュース
“270万円台”から! 最新「ハリアー」がスゴイ! 英国風の“超精悍顔”がカッコイイ! 「ディーゼルターボ」&“めちゃ便利”な機能搭載の「ミドルSUV」インド仕様とは?
“270万円台”から! 最新「ハリアー」がスゴイ! 英国風の“超精悍顔”がカッコイイ! 「ディーゼルターボ」&“めちゃ便利”な機能搭載の「ミドルSUV」インド仕様とは?
くるまのニュース
ホンダの“3代目”「和製スーパーカー」はいつ登場!? ついに究極の“静音”マシン化か? 待ち望まれる新型「NSX」はどうなるのか
ホンダの“3代目”「和製スーパーカー」はいつ登場!? ついに究極の“静音”マシン化か? 待ち望まれる新型「NSX」はどうなるのか
くるまのニュース
マツダ新型「スポーツカー」公開! 2.0リッターエンジン搭載の「ガチガチモデル」! MTも選べる精悍エアロ仕様「MX-5 オートエグゼエディション」比国に登場
マツダ新型「スポーツカー」公開! 2.0リッターエンジン搭載の「ガチガチモデル」! MTも選べる精悍エアロ仕様「MX-5 オートエグゼエディション」比国に登場
くるまのニュース
日産のコンパクト「“スライドドア”ワゴン」に反響多数! 「ちょうどイイサイズ」「いや大きすぎる」と反応分かれる「タウンスター“エヴァリア”」! 欧州向けモデル「日本導入」の可能性に賛否両論!?
日産のコンパクト「“スライドドア”ワゴン」に反響多数! 「ちょうどイイサイズ」「いや大きすぎる」と反応分かれる「タウンスター“エヴァリア”」! 欧州向けモデル「日本導入」の可能性に賛否両論!?
くるまのニュース
6速MT搭載の日産「悪魔の“Z”」実車初公開! 旧車デザインで「伝説のブルー」採用! 直6L搭載した「ワイドなデビル240Z」 ENEOSなぜ展示? 米で披露
6速MT搭載の日産「悪魔の“Z”」実車初公開! 旧車デザインで「伝説のブルー」採用! 直6L搭載した「ワイドなデビル240Z」 ENEOSなぜ展示? 米で披露
くるまのニュース
マツダ「3列シートミニバン」復活する!? スライドドアの新型「ビアンテ」「プレマシー」はあり得る? 待たれる「“魂動”ミニバン」登場の可能性とは
マツダ「3列シートミニバン」復活する!? スライドドアの新型「ビアンテ」「プレマシー」はあり得る? 待たれる「“魂動”ミニバン」登場の可能性とは
くるまのニュース
6速MT搭載! トヨタの「“超凄い”ハチロク」公開! 旧車なのに「“新型”レビン」!? 超軽量ボディ×FRでめちゃ楽しい「AE86 BEV」の正体とは
6速MT搭載! トヨタの「“超凄い”ハチロク」公開! 旧車なのに「“新型”レビン」!? 超軽量ボディ×FRでめちゃ楽しい「AE86 BEV」の正体とは
くるまのニュース
トヨタ新型「リーダーS」公開! 全長4.7m級ボディの「3列“7人乗り”SUV」! パワフルなターボエンジン搭載した「廉価版モデル」タイで登場
トヨタ新型「リーダーS」公開! 全長4.7m級ボディの「3列“7人乗り”SUV」! パワフルなターボエンジン搭載した「廉価版モデル」タイで登場
くるまのニュース
斬新「日本の“フェラーリ”」がスゴイ! 約“700馬力”&大排気量「V8ツインターボ」採用! 日本限定で“50周年”を記念した十人十色の「J50」とは?
斬新「日本の“フェラーリ”」がスゴイ! 約“700馬力”&大排気量「V8ツインターボ」採用! 日本限定で“50周年”を記念した十人十色の「J50」とは?
くるまのニュース
MTあり! 斬新すぎるトヨタ「ヤリスクロス」がカッコいい! ちょいデカボディで“ミニRAV4”みたい!? 驚きの「アジア仕様」どんなモデル?
MTあり! 斬新すぎるトヨタ「ヤリスクロス」がカッコいい! ちょいデカボディで“ミニRAV4”みたい!? 驚きの「アジア仕様」どんなモデル?
くるまのニュース
トヨタの新時代「4ドアスポーツカー」誕生!? 306馬力×フェラーリ似とも言われた「スポーツSUV」発売から1年! 斬新クラウンの反響は?
トヨタの新時代「4ドアスポーツカー」誕生!? 306馬力×フェラーリ似とも言われた「スポーツSUV」発売から1年! 斬新クラウンの反響は?
くるまのニュース
トヨタ新型「アクア」は高級感スゴイ!? プレミアムな“上質インテリア”採用した「小さな高級車」に反響あり! 2トーン×ブラウン内装の「新型ラフィネ」とは
トヨタ新型「アクア」は高級感スゴイ!? プレミアムな“上質インテリア”採用した「小さな高級車」に反響あり! 2トーン×ブラウン内装の「新型ラフィネ」とは
くるまのニュース
ホンダが「新型高級SUV」を世界初公開! 全長4.7m“ちょうど良いサイズ”に「インテグラのターボエンジン」搭載! めちゃ豪華な“ミディアムSUV”「Acura ADX」米で発表
ホンダが「新型高級SUV」を世界初公開! 全長4.7m“ちょうど良いサイズ”に「インテグラのターボエンジン」搭載! めちゃ豪華な“ミディアムSUV”「Acura ADX」米で発表
くるまのニュース
なつかしい「昭和の名車」プラモデルに3車種追加! トヨタ「セリカ」日産「バイレット」スバル「レオーネ クーペ」のグレードは?
なつかしい「昭和の名車」プラモデルに3車種追加! トヨタ「セリカ」日産「バイレット」スバル「レオーネ クーペ」のグレードは?
Auto Messe Web

みんなのコメント

8件
  • saj********
    ものすごく欲しいくないデザインです…
  • klb********
    ヒュンダイのこのモデルは本来はアッソ・デ・フィオリとなるはずだったがヒュンダイが、ポニークーペととして名付けた為,後のいすゞピアッツァがアッソ・デ・フィオリとして登場する事になった。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村