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’21スズキGSX-S1000発売【新時代を切り開くモノフォーカス過激スタイル+電子デバイスも充実】

掲載 更新 16
’21スズキGSX-S1000発売【新時代を切り開くモノフォーカス過激スタイル+電子デバイスも充実】



価格は143万円! スズキ新型「GSX-S1000」国内モデル正式発表…デザイン刷新&最新規制対応



スーパースポーツ車ベースながらライダーフレンドリーなスズキGSX-S1000が、縦重ねモノフォーカスLED&ウイングレットのアグレッシブな姿に大変身! 熟成されたK5エンジンはさらに磨き抜かれ、電子デバイスも満載。ファイター系ストリートバイクの新たな基準を、自ら書き換えた! ※タイトル写真は欧州仕様

ルックスはとことん過激に。中身は着実にブラッシュアップ



ファイター系ストリートバイクのGSX-S1000が大胆にイメージチェンジして、国内で8月4日から販売開始される。



名機と呼ばれる’05年型GSX‐R1000をベースに、ネイキッドとフルカウル装備の2本立てで’15年に登場した現行GSX-S1000/F。スーパーバイク譲りのパワフルな走りを、街乗りやツーリングで気軽に味わえるつくりは多くのライダーを魅了し、その自由度の高さから’19年に誕生したKATANAのベースにもなった。



―― 【’21 SUZUKI GSX-S1000】主要諸元 ■全長2115 全幅810 全高1080 軸距1460 シート高810(各mm) 車重214kg(装備) ■水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ 998cc 150ps/11000rpm 10.7kg-m/9250rpm 変速機6段 燃料タンク容量19L ■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=190/50ZR17 ●色:青 灰 黒 ●価格:143万円 ●発売日:’21年8月4日



そんな懐深いマシンを徹底的にブラッシュしたのがこの’21年モデル。同社のマッスルネイキッド・BKINGから続く”ロボ顔”は、縦重ねのモノフォーカスLEDによって、いっそう個性的に。そこに鋭さを増したタンクサイドカウルやシュラウドの造形が拍車をかける。そしてスズキ市販モデル初のウイングレットも装備。コンパクトな形状ゆえ公道走行での空力効果は定かではないが、デザインアイコンとしての存在感は抜群! 新世代ストリートファイターといえる過激さを増した。



とはいえ、新採用の電子制御スロットル(ライドバイワイヤ)により、電子デバイスを満載。トラクションコントロールは35段階に選択幅を増やし、走行モード切り替え(SDMS)も新装備。さらにオートブリッパーでシームレスなシフトダウンを可能にする双方向クイックシフターも採用し、152psに増強したパワーをしっかり調教。ライダーフレンドリーなGSX-S1000の立ち位置は、決してブレないのだ。



今回掲載のスタイリング写真は日本仕様、そしてディテール写真は欧州仕様が中心だが、欧州仕様と日本仕様の外観上の主な違いはフロントフォーク横のリフレクターの有無。排出ガス規制に関しては欧州仕様がユーロ5適合、日本仕様は同等の平成32年(令和2年)国内排出ガス規制に適合している。



――



◆新型GSX-S1000の特徴



クールなデザインに一新
新作縦目LEDヘッドライト
K5エンジンが平成32年(令和2年)国内排出ガス規制に適合
電スロで電子制御が充実
双方向クイックシフター


―― シャーシやエンジンなど基本レイアウトは前モデルと共通ながら、タンクサイドカウルやラジエターサイドのディフューザーなど、カミソリで削いだようなシャープな造形が際立ち、同じベースのKATANAともまったく異なる。アニメのロボット顔を思わせるスタック型LEDヘッドライトが目を引くが、スズキ市販車初のウイングレットも新鮮。対するリヤビューはすべてをミニマムに抑えシンプルさが際立つ。 ※写真は欧州仕様

―― 従来型よりも左右グリップ間の幅を約23mm広げ、スリムなシートと合わせてストリートファイター的な起きたポジションの自由度を拡大。 ※写真は欧州仕様

―― [写真タップで拡大]

―― カラーバリエーションはトリトンブルーメタリック/グラスマットメカニカルグレー/グラススパークルブラックの3色。グレーとブラックは、光沢とツヤ消しを絶妙にセット。サイレンサーやフォークのカラーも既存モデルと異なる。

―― 【ユーロ5適合だけじゃない!】名機K5を祖とするエンジンは、プロファイル変更したIN/EXカムシャフトや吸排気システムの刷新でユーロ5をクリアしながらパワーアップ。エンジンカバー類はマグネシウム製になり、操作が軽いアシストクラッチも新装備。

―― 高回転化で最高出力を増強しただけでなく、中間域からスムーズな伸びを実現。また、ピークトルクはわずかに下がったが、谷をしっかり埋めてエンジン全体の累積トルクを大幅に増加している。 ※図版は欧州仕様

―― 【フレームは踏襲】GSX-R1000を由来とするアルミツインスパーのフレームやスイングアームは従来型を踏襲するが、幅を広げてライダー側に近づけたハンドルバーや新形状のシートにより、アップライトなポジションをより快適化。

―― フルアジャスタブルのKYB製φ43mm倒立フォークに、ラジアルマウントのブレンボ製φ32mmピストン4POTモノブロックキャリパー+φ310mmWディスクをセット。もちろんABSも装備する。 ※写真は欧州仕様

―― リンク式のモノショックもフルアジャスタブル。タイヤは新規に専用設計されたダンロップのスポーツマックスロードスポーツ2を履く。6本スポークのホイールは従来型と共通だ。 ※写真は欧州仕様

―― 電子制御スロットルを採用した新システムはS.I.R.S(スズキインテリジェントライドシステム)と名付けられ、ドライブモード切り替え(SDMS)や選択幅を5段階に広げたトラクションコントロール、双方向クイックシフターなど、電子デバイスを満載。

―― いまや灯火類のLED化はデフォルトだが、デイタイムライトやLow/Hiの六角ランプの縦重ねは意表を突きつつアグレッシブ。 ※写真は欧州仕様 [写真タップで拡大]

―― LCDパネルのメーターはアップデートされて大型化。メーターの筐体やインジケータ、全体的な表示スタイルはKATANAを踏襲するが、SDMS(ドライブモード)やクイックシフターといった電子デバイス設定等の表示項目が増えている。 ※写真は欧州仕様

―― シートサイドカバーやメーターカバーは都市迷彩風のテクスチャーパターンを施すことで、既存の樹脂パーツとは異なる質感を実現。 ※写真は欧州仕様

―― 燃料タンク容量は17→19Lに増量され、WMTCモード燃費が19.1→19.68km/Lに向上。航続距離も増加した。 ※写真は欧州仕様

―― シートはスポーティなライディングに適したポジションを取りやすい形状に変更。オプションのシートカウルもロボチック。 ※写真は欧州仕様

――



―― 【’20 SUZUKI GSX-S1000】GSX-R1000(05年型K5)のエンジンをベースに、’15年に登場したストリートファイター系ネイキッド。尖ったルックスと裏腹に扱いやすさに定評があり、’19年のKATANAのベースにもなった。

※本記事の内容はオリジナルサイト公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。 ※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。

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