4月のボディタイプ別売れ筋・軽乗用車は、計10万5638台が登録され、乗用車全体に占めるシェアは、38.8%と前月から0.9ポイント上昇した。年度末の増加からの反動で登録台数は減少したが、登録車に比べると影響は少なく、シェアは上昇する結果となった。
不動の首位に君臨するのは「ホンダ N-BOX」。登録台数は前月比38.4%減の1万6733台と大幅な減少ながらも、2位とは6000台近い差をつけた。2020年度は乗用車販売台数ナンバーワンの座を「ヤリス(ヤリスクロス含む)」に譲ったが、今年度は王座奪還も視野に入りそうだ。
帝王・ホンダ N-BOXがマイナーチェンジ。ACC全車速対応は見送りでもライバルを引き離せるか?
2位「スズキ スペーシア」は前月比44.8%減の1万0802台を登録。1万台の大台はなんとか死守したものの、トップ5で最大の減少は気になるところ。スズキでは半導体不足による生産調整が続いており、この影響が出た可能性がある。
3位は前月から2ランクアップの「ダイハツ ムーヴ」となった。登録台数は前月比25.0%減の9750台と、トップ5では最も小さい減少で踏みとどまっている。スーパーハイトワゴン以外の車種が3位内にランクインするのは久方ぶりだが、部品不足による生産工場の稼働停止が6月に予定されており、先行きには不安が残る。
4位は前月からワンランクダウンの「ダイハツ タント」。9471台の登録台数は前月から44.5%減で、同門のムーヴにポジションを譲る結果となった。昨年12月の一部改良では安全装備を充実させており、N-BOX、スペーシアというスーパーハイトワゴンのライバル達に早く追いつきたいところ。
5位にはランキング圏外の6位からワンランクアップした「スズキ ハスラー」が飛び込んできた。登録台数は前月比38.7%減の6834台で、前月4位の「日産 ルークス」を跳ね除けた。昨年はライバルとなる軽クロスオーバー「ダイハツ タフト」もデビューしたが、カテゴリーの先達として面目躍如を果たした格好だ。
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みんなのコメント
ヤリスは3車種合計だから、単独では・・やはりNBOXが1位でしょう。