パワーウエイトレシオは初代NSXタイプRを凌駕
ホンダは、新型「シビック タイプR」を9月2日に販売開始すると発表した。注目の価格は500万円オーバーという事前の予想に反し、税込499万7300円と大台を下回り、先代から20万円程のアップに留められた。一方、スペックは先代から確実に向上している模様で、月間販売計画台数の400台に対して購入希望者が殺到することは必至とみられる。さっそくライバルとの比較を交えながら、新型シビックタイプRを掘り下げてみたい。
>>シビック タイプRのカタロググレードをチェックする
新型シビックタイプRのスペック判明。最高330馬力/420Nm、価格は499万7300円で9月2日発売
メガーヌR.S.をニュルで抜くのは時間の問題
まず、現状ニュル最速FF車の座をキープしている「ルノー メガーヌ ルノー スポール(R.S.)トロフィー」との比較からスタートしよう。エンジンスペックを比べると、今回初めて詳細が公表された新型タイプRのK20C型2.0L 直4ターボユニットは、最高出力330ps、最大トルク420Nmを発生。これは先代タイプRから10ps/20Nmの強化で、車重は1,430kg(先代比+40kg)になったものの、パワーウエイトレシオは初代「NSXタイプR」を凌駕する4.33を達成している。
対するメガーヌの1.8L 直4ターボユニットは300ps/420Nmと、パワーでタイプRに一歩及ばない。さらに、車重もメガーヌは1,480kg(6速AT)、1,460kg(6速MT)とタイプRに比べて重いから、スペック面ではタイプRが有利だ。もちろん、メガーヌにも4輪操舵システム「4コントロール」など独自の魅力はあるが、そもそもこの2台がライバル視されるきっかけとなったニュルでの最速ラップ争いでは、ルノーは軽量化のため4コントロールを取り去ってタイムトライアルを行っている。価格についてはメガーヌが559万円(6速AT)、549万円(6速MT)とタイプRに比べて50万円割高で、タイプRに食指が動くという人が多いのではないだろうか。あとは、新型タイプRがニュルで最速ラップを更新すれば完璧だが、既にテスト走行は開始されているようだから、これも時間の問題と期待しておこう。
>>ルノー メガーヌ R.S.のカタロググレードをチェックする
>>シビック タイプRのカタロググレードをチェックする
もはやゴルフは敵じゃない!?
では、他にライバルとなりうるモデルは存在するのだろうか。この点、CセグメントのFFホットハッチとして真っ先に思いつくのは「フォルクスワーゲン ゴルフGTI」だ。ただし、現行GTIは先代よりパワーアップしたものの、2.0Lターボエンジンのスペックは245ps/370Nmにとどまり、タイプRと勝負するにはやや力不足。また、さらに上の「ゴルフR」(現行型は国内未導入)は最高出力こそ320psとタイプRに肉薄するが、こちらは4WDだから、カテゴリーが異なると見るべきだろう。
>>ゴルフのカタロググレードをチェックする
>>ゴルフRのカタロググレードをチェックする
また、MINIの「JCW(ジョン・クーパー・ワークス)」シリーズもホットハッチの人気モデルだが、こちらもFFの3ドアハッチバック等が積む2.0Lターボは最高出力が231psと相対的に低く、より強化された306psユニットは4WDのステーションワゴン(クラブマン)およびSUV(クロスオーバー)にしか搭載されない。よって、MINI JCWシリーズも直接のライバルとはなり得ないだろう。というわけで、タイプRにメガーヌR.S.トロフィー以外のライバルは不在というのが結論となる。
>>MINIのカタロググレードをチェックする
>>シビック タイプRのカタロググレードをチェックする
納期の長期化は避けられない模様
以上、他車と比較しても新型タイプRの優位が目立つ結果となった。お値打ち価格に圧倒的スペックとなれば当然だが、今からディーラーへ駆け込んだ場合、納車までかなり待つ可能性が高い。既にネット情報では抽選販売になっているとか、納期2年といった情報も流れており、興味のある向きは一刻も早くディーラーへ足を運んだ方がいいだろう。
ちなみに、「そんなに待つなら先代の中古でもいいや」と割り切っても、走行少なめ、修復歴なしという条件だと、400万円台後半がスタート価格と割高感がある。よってここは辛抱強く新型を待つ方が得策と言えそうだ。
>>シビック タイプRのカタロググレードをチェックする
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
「黄信号だ。止まろう」ドカーーーン!!! 追突されて「運転ヘタクソが!」と怒鳴られた…投稿に大反響!?「黄信号は止まるの当たり前だろ」の声も…実際の「黄信号の意味」ってどうなの?
“生産版”「“R36”GT-R」公開に反響絶大! 日産の「旧車デザイン」採用&4.1リッター「V6」搭載で「借金しても欲しい」の声! 1000馬力超えもあるArtisan「“和製”なスーパーカー」が話題に
「中古車を買いに来たら『支払総額表示』で売ってくれませんでした、詐欺ですよね?」 「別途費用が必要」と言われることも…! 苦情絶えないトラブル、どんな内容?
レクサス新型「最上級セダン」に大反響! 「デザインに驚いた」「“V8”の方がいい」「流麗でカッコイイ」の声も! “24年後半”発売の「LS」米国で登場!
トヨタ新型「ミニアルファード」登場は? 「手頃なアルファードが欲しい」期待する声も!? 過去に"1代で"姿消した「ミドル高級ミニバン」があった!? 今後、復活はあるのか
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
迷う人いないよ