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支払総額表示ってなに?以前との違いや中古車購入時のメリットを解説!【中古車選びお悩み相談】

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支払総額表示ってなに?以前との違いや中古車購入時のメリットを解説!【中古車選びお悩み相談】

車とお金 [2024.03.17 UP]


支払総額表示ってなに?以前との違いや中古車購入時のメリットを解説!【中古車選びお悩み相談】
 中古車選びにまつわる素朴な疑問にお答えするコーナー。今回のテーマは「支払総額表示」について。中古車に詳しいグーネットマガジン編集部がわかりやすく解説します。

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質問:中古車の支払総額表示はどんなメリットがあるの?

答え:不当な価格表示や販売を撲滅するメリットがあります。
 2023年10月、中古車の販売価格の「支払総額」表示が義務化されました。これに合わせ、グーネットでも現在は全ての物件が支払総額表示に変更されています。でも、この制度ってそもそもどういう目的があるの?と思う人が多いはず。これは、消費者を不当な販売店から保護する目的で改正され、大きなメリットがあるのです。


そもそも支払総額ってなに?

(1)の項目が諸費用を含む支払総額表示になりました。
 中古車というのは、車両本体価格のほかにもさまざまな費用が上乗せされるのが一般的。支払総額はこれらを合計したものになりますが、具体的には車両本体価格と諸費用の合算となります。ちなみに車両本体価格には、ナビやオーディオ、カスタムパーツなどの装備品を含みます。

支払総額 = 車両本体価格(装備品を含む) + 諸費用

 では、諸費用はどんな項目が含まれているのでしょうか。その内訳は以下のようになります。

諸費用 = 法定費用 + 各種代行手数料

 法定費用には自動車税、自動車重量税、自賠責保険料、自動車取得税、車庫証明印紙代、リサイクル料金などが含まれ、基本的に一律の金額体系に基づいて算出されます。一方、各種代行手数料は販売店が設定しており、登録手続きに掛かる費用。こちらには、車内清掃、洗車、オークション陸送費、整備点検費用などは含まれません。もしも代行手数料にこれらの項目がある場合は不適切な請求ということになるので、注意しましょう。

 諸費用は概ね車両本体価格の10~20%が一般的なので、支払総額は、従来の車両本体価格より15万円~20万円ほど高い金額になるケースが多いです。


実は消費者にとって大きなメリットが…!
 支払総額表示になった経緯ですが、従来までは中古車業界で「おとり広告」をはじめとする悪質な販売形態が常態化していたのが大きな理由。例えば、ある中古車を激安で広告に出して客の目を引き、整備・メンテナンス代として高額な費用を上乗せして販売するという手口です。せっかくお店に運んで見積もりを取ったらとんでもない金額で驚いた……なんて話も珍しくありませんでした。

 中古車業界の健全化を目指した結果、中古車価格表示をわかりやすく「支払総額」にしましょうというのが、ルール改正の主旨であり、消費者の大きなメリットとなるのです。


写真はイメージ

総額表示を破った場合のペナルティは?
 販売店が表示した支払総額で販売していないと判明した場合はもちろんですが、「納車準備費用」など本来は車両本体価格に含まれるべき費用を別途請求した場合は不当価格表示となり、厳重警告を受けることになります。悪質な場合は違約金が課され、事業者名を公表するなどの措置が採られます。


まとめ
 中古車は、消費者の誰もが安心して愛車を購入できるのが一番です。しかし、一部では不当な販売を行なっている業者があるのも事実でした。支払総額表示はそんな業者を一掃し、消費者を保護するのが大きな目的なのです。グーネットではすでに全車支払総額表示に対応し、安心して中古車探しができます。今回の改正は、中古車業界の健全化に大きな役割を果たすことは間違いないでしょう。


ほかにもこんな記事が参考になります。
https://www.goo-net.com/magazine/contents/check-point/196747/https://www.goo-net.com/magazine/contents/check-point/61704/

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  • エガちゃんねらー
    お通し600円(キャベツが数片)
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