格安スズキ「カプチーノ」のサウンド環境が劣悪でした！ カロッツェリアのスピーカーで劇的にリフレッシュ

楽しいドライブには音楽は欠かせない！

格安でスズキ「カプチーノ」を手に入れた筆者。ボロボロだった車内やパワートレインをリフレッシュし、快適なドライブが楽しめるようになった。となると、ドライブのお供にはお気に入りの音楽が欠かせない。そこで、最新のシステムをインストールすることにした。

カプチーノの音楽環境はあまりよくない

まずはつねに視界に入るところを優先というわけで、インテリアのリフレッシュから始めたカプチーノ。続いて入りが悪いトランスミッションをリビルト品に載せ替え、折れてしまったマフラーもフジツボの新品に交換した。次は車検が切れるタイミングで外装のレストアをする予定だが、ドライブに出かけたところ新たな課題を発見してしまう。

途中で友達から電話がありハンズフリーで会話をしたところ、コチラの声は届けど相手の声がまったく聞こえない。運転中に限らず好きな音楽が流れていないと落ち着かないタチで、ヘッドユニットだけはBluetooth対応の1DINに変更していたが、カプチーノは純正スピーカーの位置が非常によくないようだ。

昔からのオーナーにとっては今さらな話かもしれないが、フロントのスピーカーは足もとのかなり奥で、リアはそもそも初めから存在していないのだ。コレじゃ聞こえにくいのも当然だよね、と納得し対応策をリサーチしてみた。

あえて当時の雰囲気も取り入れてみた

年式を考えればスピーカー自体が劣化していても不思議ではない……。というわけで、まずはフロントを純正と同サイズの社外品と交換。ただし焼け石に水ではないかとの意見もあり、リアスピーカーを増設することにした。

調べてみると純正の内装パネルにスピーカーを埋め込むボードもあったが、手軽さと価格を考え昔ながらのボックス型スピーカーをチョイスした。だがそんな古風なスピーカー、最近ではまるで見かけないこと。ところがカロッツェリアの「フィッティングガイド」によると、室内後部に取り付け可としてボックス型の「TS-X180」が記載してある。1996年に発売のロングセラーで新品が1万円前後、これなら予算的にも十分すぎるほど許容範囲だ。

フロントは同じカロッツェリアの「TS-F1640SII」に、せっかくなのでサブウーファー「TS-WX010A」と、パワーアンプ「GM-D1400II」も購入した。いずれも狭いカプチーノに取り付けできる商品で、前後スピーカーと合計しても4万5000円。取り付けは今回も、リフレッシュ作業を担当していただいた山形の「オートリサーチ米沢」に依頼した。

テストでハンズフリー通話を試すと走行中でも十分に聞き取れる。デッキは約1万5000円だったのでトータル6万円、この金額で音質を大幅に改善できれば御の字だろう。室内のボロさは皆無になったしオーディオも必要にして十分、街乗りに支障があったトランスミッションもリビルトでリフレッシュ。あちこち凹んだりクリアが剥がれた外装を除き、だいぶ理想とするスタイルに近付いたので大満足だ。

Comments

この車で、リアスピーカーは　右後ろの音ばっかり聞こえてきそう

何もかもギリギリ精一杯の余裕しかない軽自動車にさらにオーディオのサウンド空間だとかを確保する余裕なんかあるはずないでしょう。

ドライブ中に音楽を楽しみたければ、まず静粛性、次にスピーカー周りの空間的余裕が必要です。電源安定性とかはその次ですかね。

つまりこういった軽はもともとオーディオを楽しむなんて無理なんですよ。