ホンダの米国現地法人であるアメリカン・ホンダモーターは現地時間2018年4月10日に、先進の安全運転支援システム「ホンダ センシング」搭載車の、米国における累計販売台数が100万台を超えたことを発表した。ホンダは2022年までに米国で販売する全てのHonda四輪車へのホンダ センシングの標準装備化を目指している。
ホンダ センシングは、ミリ波レーダーと単眼カメラによるクルマ前方の状況認識とブレーキ、ステアリングの制御技術が協調することで、安心・快適な運転や事故回避を支援する先進のシステム。米国では2014年10月発売の「CR-V」から順次搭載を始め、日本では、2015年1月に発売した「オデッセイ」より搭載を開始した。
ホンダ「N-BOX」シリーズが2017年度新車販売台数第1位を獲得
米国において、ホンダ センシング搭載車の販売台数は、2017年には月間平均5万台以上と、前年同期に比べて倍増。2018年モデルにおける搭載率は69%に達している。
2016年に、米国運輸省(USDOT)、米国運輸省道路交通安全局(NHTSA)、米国道路安全保険協会(IIHS)、そしてホンダを含む自動車メーカー20社は、2022年までに、米国で販売するほぼ全ての新車に自動緊急ブレーキ(AEB)を標準装備化することに合意。ホンダはこの合意目標より2年早い時期に、米国で販売するホンダ車の95%以上で標準装備化を達成する予定となった。
ホンダは「事故に遭わない社会」の実現に向けて、これからもホンダ センシングをはじめとした安全技術、商品の研究開発、普及に取り組んでいくとしている。
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