メルセデスが特許を取得した「コニックシェイプ加工」を導入
メルセデス・ベンツ日本は3月22日、メルセデス・ベンツ「Eクラス(セダン/ステーションワゴン)」の「E200アバンギャルド」、「E200 4MATICアバンギャルド」を改良、また「E300アバンギャルドスポーツ」を新規追加し、注文受付を開始した。デリバリーは6月以降を予定している。
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E200は新開発の1.5リッター直4ターボエンジン「M264」を採用。最高出力184馬力(135kW)、最大トルク280N・mを発生するユニットだ。ターボチャージャーにはツインスクロールシステムを導入したほか、可変バルブタイミングを実現する「カムトロニック」を取り入れたことで、吸気損失を減らして燃費効率を高めた。
また、E200にはCクラスにも採用したBSG(ベルトドリブン・スターター・ジェネレーター)と48V電気システムを組み合わせた。回生ブレーキなどで発電した電気をリチウムイオン電池に蓄電し、振動の少ないエンジン始動や、滑らかで力強い加速、素早いギヤシフト、さらには必要に応じて最大トルク160N・mの動力補助を行う。これにより、燃費低減効果だけでなく、パワートレインの総合性能を引き上げた。
ほかにもメルセデス・ベンツが特許を取得した「コニックシェイプ加工」を導入し、エンジン内部の摩擦低減に配慮。シリンダーウォールが底部に向けてやや広がる円錐形に加工することで、ピストンが熱膨張した際の摩擦を低減することを可能とした。
新たに追加されるグレードであるE300アバンギャルドスポーツには、排気量2リッターの直4エンジンを搭載する。E200 と同じカムトロニックを使用したことで、従来のE250 に比べて最高出力が47馬力(35kW)向上した258馬力(190kW)を発揮。最大トルクも20N・m向上した370N・mとなり、低回転から高回転まで伸びやかに加速するのが特徴だ。
メーカー希望小売価格はセダンタイプが721万~855万円、ステーションワゴンタイプが759~893万円(いずれも消費税込み)となる。
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