■オジエEditionとロバンペラEditionがWRCでお披露目へ
2024年1月25日にTOYOTA GAZOO Racing(以下、TGR)は、進化型GRヤリスをべースとした2台の特別仕様車を「2024年FIA世界ラリー選手権第1戦 ラリー・モンテカルロ」にてお披露目しました。
どのような特徴があるのでしょうか。
【画像】「えっ…!」これが超スゴいGRヤリスです! 画像を見る!(59枚)
今回お披露目されたのは「GRヤリス RZ“High performance・ Sebastien Ogier Editio”」n(以下、オジエEdition)と「GRヤリス RZ“High performance・Kalle Rovanpera Edition”」(以下、ロバンペラEdition)です。
このオジエEditionとロバンペラEditionは、2023年1月に開催された「東京オートサロン2023」にてコンセプトモデルが公開されました。
オジエとロバンペラは、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Team所属選手です。
オジエはこれまで計8回のドライバーズタイトルを獲得。ロバンペラは2022・2023年連続でドライバーズタイトルを獲得しました。
この2人が監修した特別なGRヤリスは、モリゾウ(豊田章男会長)の「ラリーの現場でクルマを鍛 え、成長させてくれるドライバー、その機会を与えてくださるすべてのチーム、主催者を含む関係者の皆様、そして、ファンの 皆様へ敬意と感謝を伝えたい」という想いの下で開発されたと言います。
オジエEditionのエクステリアでは新たなマットカラー「マットステルスグレー」を採用する他、新開発の軽量ラリースポイラー(CFRP製)を装着することで空力特性を改善。
さらにインテリアにはオジエの出身国となるフランス国旗に合わせたステッチ色をあしらったステアリングを採用しています。
また走行モードでは、本モデル専用の新たな四駆制御モードを開発し、標準車両の「GRAVEL」 「TRACK」と置き換える形で「MORIZOモード」と「SEB.モード」を新設定。
MORIZOモードは、トラクション性能と旋回性能を高い次元で両立させるために加速時は前後輪の拘束力を最大(直結)とし、制動時は必要分だけ拘束を緩める仕様です。
モリゾウが走り込んで導き出した駆動力配分をオジエが気に入り採用に至ったと言います。
またSEB.モードは、前輪の旋回性を確保しながら、後輪の駆動力による車両コントロールを可能にするため後輪よりの前後駆動力配分とした仕様です。
車両との一体感を味わえるほかに高速で車体をコ ントロールすることでタイム短縮に寄与します。
一方のロバンペラEditionは、競技参戦時に使用するヘルメットのデザイナーによるデザインの「三色塗装」を採用する他、「GRMNヤリス」と同じリアスポ イラー(可変ウイング/CFRP製)を採用することで、空力特性を改善しています。
なお三色塗装は、カッティング シートなどは使用せずに塗装のみで三色の塗り分けを実現しており、塗装担当者によれば「この塗り分けはロバンペラ選手の友人のデザインを参考にしつつ、出来る限り忠実に再現しました」と話しています。
インテリアでは、ロバンペラの出身国となるフィンランド国旗に合わせたステッチ色をあしらったステアリングを採用。
オジエEditionと同様に走行モードでは、本モデル専用の新たな四駆制御モードを開発し、標準車両の「GRAVEL」 「TRACK」と置き換える形で「DONUTモード」と「KALLEモード」を新設定しました。
DONUTモードは、ドリフト走行やドーナツターンが得意なロバンペラのために前後輪の拘束力を最大(直結)することで、ドリフト走行時のスライドコントロール性を確保した仕様です。
KALLEモードは、追加装着した等速リアディファレンシャルを最大限活かす制御でリニアな挙動特性を実現したものです。
コーナー進入にリアを積極的に振り出すことで脱出時にアクセルでフロントを引っ張るような運転が可能となることで、タイム短縮に寄与すると言います。
なお両車共通でWRCチャンピオン獲得を記念した「WRC優勝記念デカール」をフロントフェンダー左右に装着しています。
※ ※ ※
このような個性のある特徴を持つオジエEditionとロバンペラEditionは2024年春頃に抽選申込を開始。それぞれ限定100台での発売を予定しています。
なお TGRは「ご成約者様にはTGR-WRTに関する特別体験プログラムの提供を予定し、WRCを共に盛り上げる仲間となっていただきたいと考えています」と説明。
具体的には、2024年11月21日-24日に開催される「2024年WRCラリージャパン」の会場でドライバーやチームとのコミュニケーションやピット見学、スペシャルステージ(SS)での観戦。
さらには2024年シーズンWRC参戦マシンに購入者の名前を掲示するなどが予定されています。
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
名古屋まで100キロ信号なし“スーパー一般道”完成いよいよ秒読み! 国道23号「名豊道路」新IC名も決定!
「実質タダで乗れてサイコー!」 新車価格より“高く売れる!?” 「資産価値の高い」国産車3選
660ccの「小さな高級車」って最高! めちゃ上品な「オトナの軽自動車」に称賛の声! ダイハツ本気の「ラグジュアリー仕様」が凄かった!
マツダ新型「スポーティ“セダン”」初公開!? 迫力エアロの「BP-07」! 精悍リアスポも超カッコイイ「マツダ3」登場へ
千葉県に存在する「ミステリーサークル道路」の秘密に反響多数!?「理由初めて知った」地図でも異様な「巨大な円形」はなぜ生まれたのか
660ccの「小さな高級車」って最高! めちゃ上品な「オトナの軽自動車」に称賛の声! ダイハツ本気の「ラグジュアリー仕様」が凄かった!
日本の自動車市場からフラッグシップセダンが減っている理由
トヨタ「プリウスα」なぜ消滅? 「復活」の可能性はある? “ちょうどイイサイズ”に3列シート装備で「画期的」だったのに… 1世代限りで生産終了した理由は
ホンダ新型「ヴェゼル」登場! 3年ぶり刷新でめちゃ精悍な「“スポーティ”カスタム」も設定! イチバン売れてる「純正アクセ」とは?
発売前は「AE86の再来」と期待されたトヨタ「アルテッツァ」は残念な1台でした…というのは昔の話。現在では中古価格が上昇中です
みんなのコメント