現在位置: carview! > ニュース > イベント > 横浜ゴム 2023年のモータースポーツ活動計画を発表

ここから本文です

横浜ゴム 2023年のモータースポーツ活動計画を発表

掲載 2
横浜ゴム 2023年のモータースポーツ活動計画を発表

横浜ゴムは2023年3月3日、2023年のモータースポーツ活動計画を発表した。横浜ゴムはモータースポーツ活動を技術開発と「アドバン」「ジオランダー」ブランド強化の場と位置付け、トップカテゴリーからグラスルーツカテゴリーまで国内外の多岐にわたるモータースポーツ競技へタイヤを供給するとしている。

GT500:TGR TEAM WedsSport BANDOH「WedsSport ADVAN GR Supra」(2022年)「アドバン」ブランド45周年となる今年は「ADVAN CHALLENGE」のテーマの下、スーパー GT、ニュルブルクリンク24時間レース、パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムなど強豪ひしめくトップカテゴリーでの勝利を目指す。

祝75周年「ポルシェ フェスティバル」2023年6月4日、5日 PEC東京で開催

また、再生可能原料やリサイクル原料を用いたレーシングタイヤの実戦投入と技術開発などサステナブルなモータースポーツへの挑戦を継続する。

そしてモータースポーツ用タイヤを生産する三島工場の専用生産ラインでは、再生可能エネルギー電気を100%導入しモータースポーツ用タイヤのカーボンニュートラル生産化に向けて取り組む。

GT500:KONDO RACING「リアライズコーポレーション ADVAN Z」(2022年)■スーパーGT
昨年はGT300クラスでKONDO RACINGの「リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R」がシリーズチャンピオンを獲得。ワークスチームが戦うGT500では8戦中5回のポールポジションを獲得した。今年はGT500で2台、GT300で16台へアドバン・レーシングタイヤを供給し、GT500での勝利とGT300でのシリーズチャンピオン連覇を目指す。

■ニュルブルクリンク24時間耐久レース
「ニュルブルクリンク24時間レース(ADAC TotalEnergies 24h Nurburgring)」と「ニュルブルクリンク耐久シリーズ(NLS)」に2021年からパートナーシップ契約を締結しているBMWカスタマーチーム「ヴァルケンホルスト・モータースポーツ」の「BMW M4 GT3」3台へアドバン・レーシングタイヤを供給する。

ヴァルケンホルスト・モータースポーツ「BMW M4 GT3」(2022年)今年はSP9 Pro class2台体制で24時間耐久レースでの総合優勝を目指すことになる。

■その他のGT・ツーリングカーレース
北米の「Porsche Sprint Challenge North America by Yokohama」、タイの「RAAT Thailand Endurance International Championship」、「Toyota Gazoo Racing Motorsport」「Honda One Make Race」および日本で行われる「インタープロトシリーズ」などにアドバン・レーシングタイヤを継続供給する。

Porsche Sprint Challenge North America by Yokohama「Porsche 911 GT3 Cup」(2022年)■全日本スーパーフォーミュラ選手権
2016年から横浜ゴムによるワンメイク供給を開始した「全日本スーパーフォーミュラ選手権」では、今年から原材料の33%にサステナブル素材を使用したアドバン・レーシングタイヤをコントロールタイヤとして供給する。

2023年のスーパーフォーミュラ新型車両「SF23」サステナブル素材を活用したレーシングタイヤの供給は、スーパーフォーミュラを統括する日本レースプロモーションが進めるプロジェクト「SUPER FORMULA NEXT50(ネクストゴー)」に賛同して実施するもので、このプロジェクトではSDGsやカーボンニュートラルなど自動車、モータースポーツ業界を取り巻く環境変化に対応するため、サステナブルなモータースポーツ業界づくりを目的として様々な企業とともに推進している。

スーパーフォーミュラ用のサステナブル素材を使用した「アドバン」レーシングタイヤ横浜ゴムはサーキュラーエコノミーなタイヤ開発を推進する観点から、レーシングタイヤにおいて走行性能を損なわずにサステナブル素材を採用していくことを目標とし、昨年シーズンの各大会前後に設定された次期フォーミュラカーの開発テストに合わせタイヤ開発とテストを実施してきた。2023年以降もサーキュラーエコノミーなタイヤ開発技術を高めるため、さらなるサステナブル原料比率の引き上げに向けてタイヤ開発を継続して行くとしている。

■全日本ラリー選手権
ターマック(舗装路)向け「アドバン A051T」、「アドバン A08B」および「アドバン A052」、グラベル(未舗装路)向け「アドバン A053」を使用し、今年から新レギュレーションが適用される最高峰クラス「JN1」をはじめ多くのクラスでチャンピオン獲得を目指す。

新井敏弘選手/田中直哉選手「富士スバル AMS WRX STI」(2022年)■その他ラリー
2021年から北米でスタートし、今年は北米に加え中東でも開催される「NRX (Nitro Rallycross)」では、内燃エンジン車両に加えEVカテゴリー車両向けにアドバン・ラリークロスタイヤをワンメイク供給する。

また、米国の「ARA (American Rally Association) Rally」に参戦する「Subaru Rally Team USA」や「FIA Asia-Pacific Rally Championship 2023 Round 2 “South India Rally”」に参戦する「Toyota Team Thailand」に「ADVAN」ラリータイヤを供給する。

■全日本ジムカーナ選手権
ジムカーナ用として「アドバン ネオバ AD09」「アドバン A050」を使用し、多くのクラスでチャンピオン獲得を目指す。

■全日本ダートトライアル選手権
「アドバン A053」をはじめ、軟質路面用「アドバン A031」や超硬質路面用「アドバン A036」など幅広い路面に対応したタイヤラインアップを武器に、多くのクラスでチャンピオンの獲得を目指す。

■ヨコハマ・モータースポーツ・スカラシップ
横浜ゴムはモータースポーツ振興促進活動の一環として国内のラリー、ジムカーナ、ダートトライアル競技参加者を支援する「ヨコハマ・モータースポーツ・スカラシップ2023」を実施している。受付期間は2023年4月30日 (当日消印有効)まで。同制度は登録したヨコハマタイヤユーザーを支援する制度である。対象競技などスカラシップの詳しい内容は専用サイトに掲載。

ヨコハマ・モータースポーツ・スカラシップ2023 専用サイト:https://www.y-yokohama.com/cp/motorsports/scholarship/

■ワンメイクレース・ラリー
「トヨタ GAZOO レーシング Rally Challenge 2023」、「ホンダ N-ONE」によるワンメイクレース「N-ONE OWNER’S CUP」、各地のサーキットにて開催されるレースなどにタイヤを供給する。

■オフロードレース
アジア最大のクロスカントリーラリー「アジアクロスカントリーラリー2023」に参戦するチームに「ジオランダー M/T G003」を供給する。昨年は同タイヤを装着した三菱トライトンが総合優勝を果たしたほか、入賞5位中3位、4位、5位を獲得し優れた性能を実証している。

アジアクロスカントリーラリー2022で総合優勝した「ジオランダー」装着の三菱ラリーアートチームのトライトン

北米の「King of the Hammers」やSCOREシリーズなどのオフロードレースに参戦する。すでに今年2月に北米で開催された「King of the Hammers」では、ジオランダー装着車がクラス優勝に加え「4900 Can-Am UTV」レースの1位も獲得した。

昨年も「ジオランダー」装着車が数々のレースで活躍しており、メキシコの「第35回 SCORE SAN FELIPE 250」の「Pro UTV Open」クラスで優勝したほか、北米最大級のオフロードレース「Best In The Desert 2022」シリーズの一戦である「2022 Method Race Wheels “Casey Folks” Vegas to Reno」の「UTV N/A Pro」クラスで優勝している。

■パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム
昨年、アドバン・レーシングタイヤ装着車が総合優勝を果たしたアメリカの「パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム」に今年も参戦する。昨年に引き続きエキシビションクラスに参戦するEVにバイオマス(生物資源)由来のブタジエンゴムを使用したアドバン・タイヤを供給するほか、その他のクラスでも多くの車両をサポートし連覇を目指す。

パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムで総合優勝した「アドバン」装着車(2022年)また、「Porsche Cayman GT4 Clubsport」により競われる「Porsche Pikes Peak Trophy by Yokohama」へのワンメイク供給を継続する。

横浜ゴムモータースポーツ サイト:https://www.y-yokohama.com/cp/motorsports/

横浜ゴム 関連記事
横浜ゴム 公式サイト

The post 横浜ゴム 2023年のモータースポーツ活動計画を発表 first appeared on オートプルーブ - Auto Prove.

こんな記事も読まれています

みなとみらいのヤマハ発信拠点で“外に繰り出したくなる”イラスト展開催 12月11日~15日
みなとみらいのヤマハ発信拠点で“外に繰り出したくなる”イラスト展開催 12月11日~15日
レスポンス
ルクレール、”チームオーダー無視”のサインツJr.を批判「優しくすると、いつも損をするんだ!」
ルクレール、”チームオーダー無視”のサインツJr.を批判「優しくすると、いつも損をするんだ!」
motorsport.com 日本版
F1 Topic:ホテルでも空港でも遊べる“ギャンブルの街”ラスベガス。気になる賭け率とガスリーの躍進
F1 Topic:ホテルでも空港でも遊べる“ギャンブルの街”ラスベガス。気になる賭け率とガスリーの躍進
AUTOSPORT web
異形の「センチュリーロイヤル」!? 唯一無二の“Sワゴン型”なぜ存在?
異形の「センチュリーロイヤル」!? 唯一無二の“Sワゴン型”なぜ存在?
乗りものニュース
クルマはいまやボディだけじゃなくてシートもコーティングが基本! 車内で飲食するなら「布シートコーティング」は必須だった
クルマはいまやボディだけじゃなくてシートもコーティングが基本! 車内で飲食するなら「布シートコーティング」は必須だった
WEB CARTOP
エンブレムが立ち上がった! メルセデスベンツ『EQS』が「電気自動車のSクラス」らしく進化 1535万円から
エンブレムが立ち上がった! メルセデスベンツ『EQS』が「電気自動車のSクラス」らしく進化 1535万円から
レスポンス
4連覇達成のフェルスタッペン、レッドブル離脱は考えていたのか? 内紛とライバル猛追に苦しんだ2024年を回顧
4連覇達成のフェルスタッペン、レッドブル離脱は考えていたのか? 内紛とライバル猛追に苦しんだ2024年を回顧
motorsport.com 日本版
もう“永遠の2番手”じゃない。ヌービル、悲願のWRC初タイトルは「諦めず頑張り続けたご褒美。残る全てはオマケだ!」
もう“永遠の2番手”じゃない。ヌービル、悲願のWRC初タイトルは「諦めず頑張り続けたご褒美。残る全てはオマケだ!」
motorsport.com 日本版
「くっそかっこいいやん!」トライアンフの新型ミドルアドベンチャー登場にSNSは好感触
「くっそかっこいいやん!」トライアンフの新型ミドルアドベンチャー登場にSNSは好感触
レスポンス
メルセデス・ベンツ「Gクラス」の電動仕様「G580」のスゴさとは? 戦車みたいに“その場”で旋回! BEV化にて舗装路も悪路も「走りが格上」に
メルセデス・ベンツ「Gクラス」の電動仕様「G580」のスゴさとは? 戦車みたいに“その場”で旋回! BEV化にて舗装路も悪路も「走りが格上」に
VAGUE
「横で積む」それとも「縦に置く」? 知らないドライバーも多数! 外した「夏タイヤ」の「正しい積み方」正解はどっち!?
「横で積む」それとも「縦に置く」? 知らないドライバーも多数! 外した「夏タイヤ」の「正しい積み方」正解はどっち!?
くるまのニュース
初めてのスポーツバイクにオススメ 『境川サイクリングロード』を走ってみた
初めてのスポーツバイクにオススメ 『境川サイクリングロード』を走ってみた
バイクのニュース
サインツ予選2番手「マクラーレンに勝ってタイトルをつかむため、最大限のポイントを獲得する」フェラーリ/F1第22戦
サインツ予選2番手「マクラーレンに勝ってタイトルをつかむため、最大限のポイントを獲得する」フェラーリ/F1第22戦
AUTOSPORT web
日産が93.5%の大幅減益! ハイブリッドの急速な伸びを読めなかったのは庶民感覚が欠けていたから…「技術の日産」の復活を望みます【Key’s note】
日産が93.5%の大幅減益! ハイブリッドの急速な伸びを読めなかったのは庶民感覚が欠けていたから…「技術の日産」の復活を望みます【Key’s note】
Auto Messe Web
【カワサキ×IXON】初コラボでジャケットを設定!2024秋冬から販売中!緑がチラチラ、かっこいい!  
【カワサキ×IXON】初コラボでジャケットを設定!2024秋冬から販売中!緑がチラチラ、かっこいい!  
モーサイ
残す? それともクビ? レッドブル、ラスベガスでも大苦戦セルジオ・ペレス処遇を最終戦後の会議で決定へ
残す? それともクビ? レッドブル、ラスベガスでも大苦戦セルジオ・ペレス処遇を最終戦後の会議で決定へ
motorsport.com 日本版
4K映像 × EIS手ブレ補正機能搭載のバイク用ドライブレコーダー「AKY-710Pro」の予約販売が12月末スタート!
4K映像 × EIS手ブレ補正機能搭載のバイク用ドライブレコーダー「AKY-710Pro」の予約販売が12月末スタート!
バイクブロス
悲願の「全固体電池」が実現間近! ホンダが2020年代後半の量産開始を目標にしたパイロットラインを初公開
悲願の「全固体電池」が実現間近! ホンダが2020年代後半の量産開始を目標にしたパイロットラインを初公開
THE EV TIMES

みんなのコメント

2件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

498.1540.1万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

119.8664.0万円

中古車を検索
トライトンの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

498.1540.1万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

119.8664.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村