アウトランダーがオーストラリアグッドデザイン賞2022を受賞。スタイリッシュさや使い勝手のよさが評価

三菱自動車のフラッグシップSUV「アウトランダー」が、オーストラリアグッドデザイン賞2022を受賞した。
 
オーストラリアグッドデザイン賞はグッドデザインオーストラリアが主催するデザイン賞で、1958年以来、優れたデザインと革新性を推進し、オーストラリアにおける最高峰の国際的デザイン推薦プログラムとして世界デザイン機構（WDO）に認められている。
 
今回のオーストラリアグッドデザイン賞は、世界中から応募のあったデザインを70人以上のオーストラリア内外のデザインの専門家が、優れたデザイン性、革新性、インパクトの3つの基準で審査した。
 
アウトランダーはプロダクトデザイン（自動車・輸送機器）分野で受賞。受賞にあたり同賞の審査員は、
「SUVは機能性の高さなどが評価されてセダンをしのぐ人気となったが、新型『アウトランダー』もSUVらしい機能的な室内空間に加え、スタイリッシュさを併せ持っている。家族連れが使いやすい7人乗りとしながら、室内は現代的なデザインも両立。エクステリアは、力強さとライトやクローム装飾などの繊細なディティールとのバランスがよく、競合ひしめくSUV市場の中で個性を表現している」
とコメントしている。
 
三菱自動車のフラッグシップモデルであるアウトランダーは、「BOLD STRIDE（ボールドストライド）」をデザインコンセプトに、エクステリアは厚みのある水平基調のプロポーションによる存在感のある堂々としたたたずまいや、飛行機の垂直尾翼をモチーフとしたＤピラーが力強く軽快な走りを演出。
 
インテリアは、走行時の車体姿勢の変化をつかみやすい水平基調かつ、力強い造形のインストルメントパネルを採用。芯が通った力強さと開放感を表現しながら、素材の質感にもこだわり上質感を高めている。
 
三菱自動車のデザイン本部長、渡辺誠二氏は、
「『アウトランダー』シリーズは三菱自動車らしさを表現するデザインフィロソフィー『Robust ＆ Ingenious』を具現化したデザインで、これまで日本、米国、欧州でデザイン賞を受賞するなど世界的にご評価いただいており、今回の豪州での受賞も大変光栄に思います。今回の受賞を機により多くの方々に『アウトランダー』を実際にご覧いただけるとうれしく思います」
と喜びを語っている。
 
なお、オーストラリアグッドデザイン賞2022の選考は、建築デザイン、コミュニケーションデザイン、デザインリサーチ、デザイン戦略、デジタルデザイン、エンジニアリングデザイン、ファッションインパクト、次世代（学生）、プロダクトデザイン、サービスデザイン、社会的インパクトの11の分野で行われた。
 
現行型アウトランダーは、オーストラリアでは2021年11月にガソリンモデルが発売。そして2022年8月にはPHEVモデルの販売を開始した。日本、ニュージーランドで好評のPHEVモデルを追加投入することで、シリーズでの販売を加速させたい考えだ。今回のデザイン賞受賞も呼び水になるだろう。

〈文＝ドライバーWeb編集部〉

Comments

パジェロとランエボ復活待ってる。

私は、GDIギャランのデザインが好きだった。エンジンが直噴でなかったらもう少し乗ったんだけどな。

最近のデザインは直線基調で好きだけど、ランサー・ギャランを復活させて欲しい。