■19セット限定の、極めてエクスクルーシヴなバリューセット
イタリアの名門カロッツェリアであるザガートの創業100周年を記念した、DBZセンテナリーコレクションが、初めて2台一緒に米国ロードアイランドで初公開されました。
アストンマーティン初のSUV「DBX」が2019年12月にデビュー
DBZセンテナリーコレクションとは、1960年代の名車の復刻モデルである「DB4 GTザガート コンティニエーション」と最新の「DBS GT ザガート」の2台のセット名称で、セットでの販売となります。
ザガート創業100周年を記念したこの2台セットのコレクションは、19セット限定での販売となり、価格は600万ポンド(日本円にして約7億9000万円)です。
初公開されたDBS GT ザガートは、現行のアストンマーティン「DBSスーパーレッジェーラ」がベースとなっていますが、外観はボンネットなどまったく異なるデザインとなっています。
リアのデザインは、テールライトなどを含め、「ザガート・ヴァンキッシュ」からの流れを踏襲し、ひと目でザガートとわかるアピアランスです。ボディはセンテナリー専用のカラーであるスーパーノバレッドに塗られ、カーボンファイバーのパーツがアクセントとなっています。
ルーフとリアデュフューザーは、グロス仕上げのカーボンファイバー製となり、ホイールのカラーと合わせてフロントとリアにはゴールドウイングバッジが装着されます。
ダイヤモンドパターンのアクティブ・フロントグリルは、ブラックアルマイト仕上げとなっており、ゴールド・アルマイト仕上げのサイドストレーキと相まって、ザガートらしさを強調しています。
インテリアは、ザガートの頭文字とかたどった「Z」キルティングされたケースネス・スパイシーレッドレザーがふんだんに使用されています。コックピットは大きく3つの素材で仕上げられています。
もっとも目立つ黄金色に輝くゴールド・ステンレススチールは、センテナリー専用スペックのPVDコーティング処理(Physical Vapor Deposition:物理的蒸着法による表面処理)されています。
残りのカーボンとアルミニウムのふたつの素材は、世界初の自動車用アプリケーションによる3Dプリントで仕上げられ、さらに熟練工による研磨処理を施し、100時間もの時間を費やして完成します。最先端のテクノロジーと伝統のクラフトマンシップが融合したインテリアとなっています。
DBS GT ザガートもカスタマイズサービスである「Q by アストンマーティン」によって、自分好みのテーラーメイドで仕上げることが可能です。
もう1台、2019年6月にすでに発表されていたDB4 ザガート コンティニエーションは、1960年代にレースで活躍した「DB4 GTザガート」をオリジナルに忠実に再現したモデルです。エンジンは直列6気筒の4.7リッターで、4速MTと組み合わされます。
DB4 ザガート コンティニエーションは、2019年末までに、すべてのクルマが納車される予定です。
ちなみにコンティニエーションとは、英国ニューポート・パグネルのファクトリーで、ヘリテージモデルを専門とするアストンマーティン・ワークスがオリジナルに忠実に過去モデルを復刻した車両のことを指します。2016年からは「DB4」のレース仕様といえる1959年製「DB4 G.T.」を再現した「DB4 G.T.コンティニエーション」を25台限定で復刻しています。
19セットのDBZセンテナリーコレクションですが、すでに完売しているとのことです。
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