現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 2018年上半期 ワン・ツーの日産「ノート」vs トヨタ「アクア」 燃費、広さ、価格を徹底比較

ここから本文です

2018年上半期 ワン・ツーの日産「ノート」vs トヨタ「アクア」 燃費、広さ、価格を徹底比較

掲載 更新
2018年上半期 ワン・ツーの日産「ノート」vs トヨタ「アクア」 燃費、広さ、価格を徹底比較

■2018年上半期の登録車販売台数1位「ノート」と2位「アクア」

 TVCMやWebサイトでも「2018年上半期 登録車販売台数 No.1」とアピールしている日産「ノート」ですが、購入時の比較対象とされることが多いトヨタ「アクア」が販売台数2位となっており、いい意味でのライバルであることは間違いありません。

ホンダ、4m以下のプレミアムセダン新型「アメイズ」 世界初披露

「ノート」にはエンジンで発電してモーターだけで走る「e-POWER」があり、対する「アクア」はモーターとエンジンの長所を最大限活かしながら低燃費と走りを両立する「THSII」(Toyota Hybrid System II)と、両車ともにエコを最大の売りにしていますが大きく違っています。そんなポイントも含めて販売台数1位と2位のライバル車を比較してみました。

■カタログ燃費では「ノート」が有利だが…

 JC08モード燃費消費率で37.2km/Lを誇る「ノートe-POWER」ですが、この数値は「e-POWER S」グレードのみとなっています。一見すると「アクア」のカタログなどで記載されている34.4km/Lを上回っているようにも思えますが、「ノートe-POWER S」は装備が簡素なので、実際の売れ筋グレードの燃費は34.0km/Lとなり、スペック的にはアクアの方が、燃費が良いことになります。また「アクア」の廉価グレード「L」では燃費は38.0km/Lとなっていますので、購入時の比較検討時には見誤らないようにしましょう。

「ノートe-POWER」のエンジンは、最高出力79PSを発揮する1.2リッターDOHC水冷直列3気筒の「HR12DE型」で、最高出力109PS/最大トルク25.9kgmの「EM57」型モーターを駆動する電気を発電します。

「アクア」は最高出力74PS/最大トルク11.3kgmの1.5リッター水冷直列4気筒の「1NZ-FXE型」を、最高出力61PS/最大トルク17.2kgmの「1LM型」モーターがアシストします。両方の動力をあわせて発揮できる出力(システム出力)は100PSとなります。

 実際に運転すると、EVの日産「リーフ」の駆動用モーターが使われている「ノートe-POWER」の高トルクは驚くほどで、「これがEVなんだ」と納得できるものです。また「ノート e-POWER」は回生ブレーキの効き具合をアクセル操作でコントロールできるので、アクセル操作だけで発進/停止ができてしまいます。「アクア」も回生ブレーキをコントロールする機能は持っていますが、この点は「ノート e-POWER」のほうが、特別感が強く感じられます。

■室内空間は「ノート」に分がある?

「ノートe-POWER」に乗り込むと、まず目につくのは大径のスピードメーターですが、走り出そうとして迷うのが独特の形状と操作方法のシフトセレクターです。ゲートに沿って車両前方へスライドさせると「R」レンジ、レバーをゲートに沿って右手前にスライドさせると「D」レンジになりますが、初めて運転席に座った方は「どうやって走らせるの?」と戸惑います。

「アクア」については、最初はドライバーの左前方にある遠視点メーターの位置が気になってしまいますが、慣れれば路面と表示情報を同一視界に含められるので、問題はありません。エコ運転をサポートする情報を表示す「マルチインフォメーションディスプレイ」の表示切り替えが、右側のハンドルスイッチだと気づくと、ついつい走行中に操作したくなる方も多いのではないでしょうか。

 実際に車内に乗り込んでみると「ノートe-POWER」の全高は1520mm、室内高は1255mmですが「アクア」の全高は1500mm、室内高は1175mmと80mmの差がありますので、若干ですが「アクア」は狭く感じます。

 ちなみに「ノートe-POWER」の方が後席ドアの開く角度が広いので、チャイルドシートの装着時などはとても便利です。

■両車ともにスポーティグレードをラインナップ

 コンパクト・エコカーの代表ともいえる2車ですが、双方ともにスポーティグレードがラインナップされています。「ノート」には「e-POWER NISMO」(価格[消費税込]248万8320円)と専用チューンが施された「e-POWER NISMO S」(267万1920円)、「アクア」は「G“GR SPORT”」(232万2000円)と「G“GR SPORT・17インチパッケージ」(252万7200円)と、コンパクトカーとしては両車とも高めになっています。

 しかし、それに見合うだけの「走りの質」を向上させており、とくに「ノート e-POWER NISMO S」はベースの「e-POWER NISMO」に対して25%もの出力アップと、それだけでもコストパフォーマンスは高いといえます。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

[15秒でニュース]アウディ『R8』生産終了…17年の歴史に幕を下ろす
[15秒でニュース]アウディ『R8』生産終了…17年の歴史に幕を下ろす
レスポンス
ヒョンデ、新型高級SUV「アイオニック9」でレンジローバーに対抗 過去最大のEVがデビュー
ヒョンデ、新型高級SUV「アイオニック9」でレンジローバーに対抗 過去最大のEVがデビュー
AUTOCAR JAPAN
勝田貴元選手は甘口派!! 好きなトッピングが衝撃!! モリゾウさんもカレー大好きだった件
勝田貴元選手は甘口派!! 好きなトッピングが衝撃!! モリゾウさんもカレー大好きだった件
ベストカーWeb
トヨタ新型「“4WD”スポーツカー」初公開! “現代版セリカ”な「2ドアクーペ」! 「旧車デザイン」&300馬力「ターボエンジン」採用の「GR86」米に登場
トヨタ新型「“4WD”スポーツカー」初公開! “現代版セリカ”な「2ドアクーペ」! 「旧車デザイン」&300馬力「ターボエンジン」採用の「GR86」米に登場
くるまのニュース
「金田のバイク」でおなじみのSFアニメ「AKIRA」 11月30日にトムス・エンタテインメントが無料配信
「金田のバイク」でおなじみのSFアニメ「AKIRA」 11月30日にトムス・エンタテインメントが無料配信
バイクのニュース
ジャガーが3年前に開発中止した大型SUV「Jペイス」 全長5m強のプロトタイプ、画像で明らかに
ジャガーが3年前に開発中止した大型SUV「Jペイス」 全長5m強のプロトタイプ、画像で明らかに
AUTOCAR JAPAN
寒風吹きすさぶ自動車各社、日産は北米の従業員6%が希望退職、フォードは欧州で4000人削減[新聞ウォッチ]
寒風吹きすさぶ自動車各社、日産は北米の従業員6%が希望退職、フォードは欧州で4000人削減[新聞ウォッチ]
レスポンス
子育てもひと段落したのでスズキ「ジムニー」にVWゴルフから乗り換え…「オープンカントリーR/T」をセットして趣味環境は整いました
子育てもひと段落したのでスズキ「ジムニー」にVWゴルフから乗り換え…「オープンカントリーR/T」をセットして趣味環境は整いました
Auto Messe Web
「最悪の出来事だ……」ヒョンデ、タイトル王手ヌービル苦しめたWRCラリージャパンでのトラブルを謝罪。ターボ関連の疑い
「最悪の出来事だ……」ヒョンデ、タイトル王手ヌービル苦しめたWRCラリージャパンでのトラブルを謝罪。ターボ関連の疑い
motorsport.com 日本版
「すごい衝突事故…」 東富士五湖道路が一時「上下線通行止め!」 ミニバンが「横向き」で“全車線”ふさぐ… 富士吉田で国道も渋滞発生中
「すごい衝突事故…」 東富士五湖道路が一時「上下線通行止め!」 ミニバンが「横向き」で“全車線”ふさぐ… 富士吉田で国道も渋滞発生中
くるまのニュース
「GT-R」の技術が注ぎ込まれたV6ツインターボ搭載、日産『パトロール』新型が中東デビュー
「GT-R」の技術が注ぎ込まれたV6ツインターボ搭載、日産『パトロール』新型が中東デビュー
レスポンス
「アルピーヌA110RGT」が初のヨーロッパラウンド以外となるラリージャパン2024に参戦!
「アルピーヌA110RGT」が初のヨーロッパラウンド以外となるラリージャパン2024に参戦!
LE VOLANT CARSMEET WEB
バイクニュース今週のダイジェスト(11/18~22)
バイクニュース今週のダイジェスト(11/18~22)
バイクブロス
超クラシック! ホンダが新型「ロードスポーツ」発表で反響多数! ロー&ワイドの「旧車デザイン」に「スタイル最高」の声! 女性にも人気らしい新型「GB350 C」が話題に
超クラシック! ホンダが新型「ロードスポーツ」発表で反響多数! ロー&ワイドの「旧車デザイン」に「スタイル最高」の声! 女性にも人気らしい新型「GB350 C」が話題に
くるまのニュース
上質な乗り心地が最高! 軽二輪クラスのスクーター5選
上質な乗り心地が最高! 軽二輪クラスのスクーター5選
バイクのニュース
タイヤに記された「謎の印」の意味とは? 気になる「赤と黄色マーク」の“重要な役割”ってなに? 気づけば消えるけど問題ないのか?
タイヤに記された「謎の印」の意味とは? 気になる「赤と黄色マーク」の“重要な役割”ってなに? 気づけば消えるけど問題ないのか?
くるまのニュース
メルセデス・ベンツの新世代4名乗りオープンカーのCLEカブリオレに高性能バージョンの「メルセデスAMG CLE53 4MATIC+カブリオレ」を設定
メルセデス・ベンツの新世代4名乗りオープンカーのCLEカブリオレに高性能バージョンの「メルセデスAMG CLE53 4MATIC+カブリオレ」を設定
カー・アンド・ドライバー
アキュラIMSA車両ドライブしたフェルスタッペン、デイトナ24時間は出ないの?「出るには十分な準備をしたいけど、今は不可能だ」
アキュラIMSA車両ドライブしたフェルスタッペン、デイトナ24時間は出ないの?「出るには十分な準備をしたいけど、今は不可能だ」
motorsport.com 日本版

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

144.8268.3万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

1.0335.0万円

中古車を検索
ノートの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

144.8268.3万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

1.0335.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村