■こんなカスタムカー見たことない! 斬新すぎる「アリゲーター」とは
2005年1月に開催されたカスタムカーイベント「東京オートサロン」で、バリュープログレス(福島県田村市)が発表した「TOY BOX Alligator II(トイボックス アリゲーター2、以下アリゲーター)」。
前輪4輪・後輪2輪の6輪車という斬新なレイアウトで大きな注目を集めましたが、ベース車は意外なクルマでした。
【画像】超カッコいい! これが全長5m超えの「マーチ」カスタムカーです! 画像で見る(30枚以上)
アリゲーター最大の特徴は、フロント4輪のレイアウトです。バリュープログレスによると、異次元の安定性と旋回性能を実現したといいます。
さらにフレームを溶接せず、ボルトオンパーツのみで構成することで、カスタムの柔軟性を高めているのもポイントです。
車体の延長やワイド化によって迫力あるデザインに仕上げられ、フロントにはオーバーフェンダーを備え、スポーティなイメージを強調。サスペンションやホイールも特別に設計され、6輪ならではの走行特性を活かす仕様となっています。
迫力あるスタイリングにも驚かされますが、ベース車両はコンパクトカーの日産「マーチ」(3代目・K12型)でした。
3代目マーチのボディサイズは全長3695mm×全幅1660mm×全高1525mmと非常にコンパクトで、日常使いにも適したシティカーの特性を持っています。
一方、アリゲーターは大幅な改造が施され、全長5040mm×全幅1840mm×全高1530mmに拡大。
タイヤはフロント205/40R17、リア245/35R20を装着し、ホイールも大径化されています。
ベース車両と比較すると全長で約1.3m延長され、全幅も拡張されたことで、よりワイド&ローなシルエットへと進化しました。
これほどの大改造を加えながらも、公道走行可能なカスタムカーとして当時販売されていたことに驚きます。
同社はもともとマーチをベースにしたカスタムカー「TOY BOX」を製作・販売しており、その発展形としてアリゲーターが誕生しました。
アリゲーターは2003年に開発され、コンセプトモデルとして発表。翌年には改良が施され、2005年にはさらなるリファインを経たアリゲーター2が登場し、公道走行可能な仕様へと進化しています。
なおこのクルマが発表された当時、バリュープログレスではアリゲーターの将来構想として、4.5リッターV型8気筒エンジンを搭載し、FRへ転換することも検討していたようです。
まさに前代未聞のカスタムカーとして、今もなお語り継がれています。
※ ※ ※
バリュープログレスは2025年2月開催のカスタムカーイベント「大阪オートメッセ2025」に「ビースト」を出展しました。
イタリアのスーパーカー、ランボルギーニ「ディアブロ」のV型12気筒・ミッドシップレイアウトをベースに、自社でデザインから製作までも手がけた、精悍な“和製スーパーカー”に仕上がっています。
アリゲーター同様に公道での走行を想定した設計になっているといい、こちらも実際の販売も目論んでいるようです。
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みんなのコメント
前照灯が埋まりすぎて、照らす範囲が極端に狭そう。
ま、展示物だろうけど。