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鈴鹿試乗でまるわかり!! シビックタイプRはマジで買い!! 国産最高FFって断言できる5つの理由

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鈴鹿試乗でまるわかり!! シビックタイプRはマジで買い!! 国産最高FFって断言できる5つの理由

 シビックタイプRがやっとこさデビューを果たした。約5年ぶりのフルモデルチェンジで、予約も絶好調!! 納車まで2年程度というほどの人気っぷり。

 もちろん根強いファンが多いのも事実だが、ホンダは2030年に新車の2/3を電動モデルにすると宣言しており、もしや最後のピュアガソリンスポーツか? ともウワサされているのだ。だとすれば買うしかない! と言えるのだが、新型シビックタイプRの実力はどうなのよ!!

鈴鹿試乗でまるわかり!! シビックタイプRはマジで買い!! 国産最高FFって断言できる5つの理由

文:国沢光宏/写真:池之平昌信・ベストカーWEB編集部

結論!! マジでシビックタイプRは買うべき

国沢さん絶賛のシートがコレ!! ホールド性に座り心地と文句なし!! オプションではなく標準装備なのも嬉しいポイント

 もし「シビック・タイプRが欲しいと思っているけれど迷っている!」というなら、これを読んだ直後に注文していい! いや! 「最後の純ガソリン車を考えているが何にしよう?」というくらいの人まで巻き込んで「タイプR買っちゃえ!」と言っておく。フェアレディZをオーダーした私ですら「デザインさえ納得出来ればタイプRに切り換えるのに!」。

 それほど良いクルマである。具体的にドコがいいのか? まず圧倒的なクオリティを持つ。ドア開けて運転席に座ると「こりゃレカロか?」と思える完成度。とうてい国産メーカーが作ったシートと思えないくらいフィットして快適です。室内はベースとなったシビックの質感も高いけれど、専用のカーペットなどで上手に雰囲気作りしている。加えて日常使い出来る充実装備。

クラッチミート感がお見事!! 足回りも文句ナシ

「こりゃいい!!」と試乗後にすぐさまコメント。先代モデルとは比にならないほどの進化っぷりとも

 エンジンに火を入れクラッチ踏んで1速に。シフトフィール良好! 素晴らしいのがクラッチミート感だ! 低速トルクあり、ミートポイント文句無し! 高性能車というと低速トルク薄くてフライホイールを軽量化するからスタートに気を使うがケース多い。毎日の足として使おうとしたら面倒くさくなってしまう。だが、タイプRのクラッチフィールなら初心者にだってストレス無く走り出せるだろう。

 走り出すと乗り心地の良さに驚く。専用設計のフロントサスはリンクの設計がバッチリ決まっているらしく、滑らかに動く。組み合わされるザックスのダンパー(スロバキア工場製)も良い仕事をしており、微少入力から減衰力出している、と思う。今回の試乗会で乗り換え場所から鈴鹿サーキット本コースの間、荒れた道を走ったけれど、ザックスの良さを存分に感じましたね。

こりゃ国産最高のFF! 言い切れる理由はリアの挙動にアリ

試乗車はオプションのタイプR専用設計のミシュラン パイロットスポーツ カップ2を装着

 サーキットでの走りは申し分無し! タイヤはオプションのミシュランのカップ2(サーキット走行を想定したいわゆるSタイヤ)だったのだけれど、全てに於いて「満足じゃ!」。これまで日本最高のFFスポーツは95インテRだと思っていたが、そいつを27年振りに抜いた。限界高く、それでいて数年に1度短い時間しか鈴鹿サーキットを走っていない私でも狙ったラインをトレース出来る。

 特に高く評価したいのがリアの挙動。単に横方向のGだけ追求すると限界を超えたときにトリッキーな挙動になってしまう。新型タイプRときたら、粘る! 粘りきれなくなってからの流れ出しが穏やか。ステアリングやアクセル、ブレーキで容易にコントロール出来るのだった。横剛性の高さや、サスペンションの取り付け部分の強度などしっかり確保出来ているんだと思う。

 サーキットを連続走行していると若干ブレーキのタッチが悪くなった。聞けばノーマルのパッドだという。おそらくホンダの社内要件である「鳴き」や「汚れ」を考慮したパッドだろう。キャリパーはブレンボ。そしてブレンボ/ホンダという刻印の入ったローター使っている。サーキット走るなら鳴いて汚れて減るパッドに交換してやれば連続走行だって平気なブレーキになるかと

エンジン音の演出に注目! 新型タイプRは普段使いにもピッタリか

 おっとエンジンのことを書いていなかった。330馬力/420Nmとパワーもトルクもアップさせながら、レスポンスやドライバビリティを向上させてきた。スペックを見ると420Nmは2600~4000回転で出すけれど、イメージとしちゃ4000回転くらいからパワーバンドに入る感じ。騒音規制により実際のエンジン音はそれほど大きくないが、疑似音の出し方良いから存分に楽しめる。

 新型タイプRの奥行きの深さは、普通の使い方をした時に出ます。前述の通り乗り心地良好。クラッチミート文句無し(オートホールド機能付きなので坂道発進もサイドブレーキ操作不要)。リアの居住性はファミリーカーである普通のシビックと同じだから、完全にファーストカーとして使えると思う。通勤やお買い物、休日のドライブ、釣りやスキーにだって行ける。

 なんでオマエは買わないのか、と聞かれたら前にも書いた通りデザインがど~しても受け付けない。私の美的感性からすればフェアレディZの方が勝る。逆にシビックのデザインを好むのなら、迷う余地無し。すでにタイプRは買えないというウワサも流れているけれど、ディーラーによって対応が全く違うようだ。地元のディーラーで断られたら、系列違いや他県のディーラーに行きましょ!

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