フォルクスワーゲン(以下VW)は2月、中国EVメーカー「XPENG(シャオペン)」と新型EVの2モデルを共同開発することを発表したが、一体どのようなモデルとなるのか。その第一弾として登場するクロスオーバーSUVの姿を大予想した。
2023年7月には、すでにEV開発で協力することを発表していたVW。XPENGの株式総数の約4.99%を取得し、新型モデル開発に約7億ドル(約1000億円)を出資する。
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XPENGは、小鵬汽車のEVブランドとして2014年に設立。2018年に最初のモデルが登場、昨年末には高級EVミニバン『X9』を発表し中国での注目度が高まっている。現在はすでに5モデルをラインナップしている。
共同開発となる2モデルは、欧州Bセグメントに属するコンパクトカーとなり、主力SUV『G9』のEV専用プラットフォーム「PF」を流用、無線アップデート(OTA)に対応する。またスマートコックピットや先進運転支援システム(ADAS)が搭載されることもわかっている。
G9のボディサイズは、全長4891mm、全幅1937mm、全高1680mm、ホイールベース2998mmというビッグサイズで、2列シートSUVとなっている。全輪駆動により最高出力551ps、歳代トルク717Nmを発揮、0-100km/h加速3秒のパフォーマンスを持つのも売りだ。一方、新型EVはBセグメントとなることから、これよりかなりコンパクトになる。
画像は、海外メディア「KOLESA RU」の協力で制作した予想CGだが、XPENGのプラットフォームながらVWのEV「ID.シリーズ」との共通性が感じられるスタイリングとなることが予想される。XPENG G9の販売価格は、オランダで5万7990ユーロ(約968万円)と高価だが、新型EVは500万円以下となることが期待されており、EV販売に苦戦するVWにとって救世主となるか。注目だ。
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