現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > ボルボがオンライン限定の電気自動車「C40 Recharge」を発売

ここから本文です

ボルボがオンライン限定の電気自動車「C40 Recharge」を発売

掲載 更新 8
ボルボがオンライン限定の電気自動車「C40 Recharge」を発売

ボルボ・カー・ジャパンは11月18日、日本初導入となる電気自動車専用モデル「C40 Recharge」を発表した。

ボルボC40 Rechargeは、クライメート・ニュートラルの実現に向けたボルボ・カーズのコミットメントの表れである。ボルボ・カーズは今後数年間でさらにいくつかの電気自動車モデルを展開し、2025年までにグローバルで販売するボルボ車の50%を電気自動車(BEV)で構成することを目指している。

日本上陸はいつ?ドイツで2020年のベストセラーカーとなった第8世代のVW「ゴルフ」

また、2030年には販売するすべてのクルマを電気自動車にすることを計画している。C40 Rechargeはボルボ初の電気自動車専用モデルであり、顧客の利便性を高めるためにオンラインによる販売のみとなる、全く新しいボルボとなる。

C40 Rechargeは、XC40から採用を開始したCMAプラットフォームをベースにしており、ボルボ初の電気自動車専用モデルとして設計されたモデル。既存の複雑なモデル・バリエーションから、シンプルで魅力的なバリエーションに集中することで、C40 Rechargeのグレード展開はとてもシンプルなものとなり、顧客の選択しやすさを向上させている。



C40 RechargeはSUVの利点をすべて備えながら、より低く、洗練されたデザインになっている。リアは、低いルーフラインに合わせて印象的なリアエンドデザインを採用し、新しいフロントデザインは電気自動車のボルボの新しい顔として、新たに最先端のピクセル技術を用いたLEDヘッドライトを採用している。



インテリアは、ボルボの多くのドライバーが好む高いシートポジションを実現しており、このモデル独自のカラーやデコレーションの仕様も用意されている。また、ボルボとして初めて、完全なレザー(本革)フリーインテリアを実現。ボルボ・カーズは、電気自動車において、動物福祉のための倫理的な立場を表明しており、C40 Rechargeを皮切りに、今後すべての電気自動車はレザーフリーとなる。

C40 Rechargeには、Googleと共同開発したAndroid OSをベースにした、新しいインフォテイメント・システムを搭載したデジタル・サービスを導入する。このデジタル・サービスには、Googleのアプリとサービス、Volvo Cars app(テレマティクス・サービス/ボルボ・カーズ・アプリ)、ワイヤレス・スマートフォン・チャージへのアクセス、およびサービスを実行するために必要なすべてのデータ通信が含まれており、これらの機能は新車から4年間、無償提供される。

Googleのアプリとサービスは、Googleアシスタントによる自然で直感的な音声操作、Googleマップによるスムーズなナビゲーション、Google Playストア経由でダウンロード可能なアプリの利用ができ、大幅にその機能性を高めている。Google アシスタントを使えば、ドライバーは運転に集中したまま、音声で様々な機能をコントロールすることができる。温度調節、目的地の設定、音楽やポッドキャストの再生、その他のGoogleアシスタント対応デバイスの操作まで、ドライバーはハンドルから手を離さずに、直感的に行うことができる。

C40 Rechargeで新たに採用する機能、装備

■電気モーター及び充電

C40 Recharge Twinには、前輪と後輪に1つずつ搭載された2基の電気モーターにより、最高出力300kW/660Nmを発生するAWDパワートレーンを採用。駆動用リチウムイオンバッテリーの総電力量は78kWhで、航続距離は約485km(WLTC:一充電走行距離、国土交通省申請値)を予定している。

充電に関しては、普通充電:AC200V(Type1)11kW まで/急速充電:DC(CHAdeMO)150kW まで対応しており、150kW急速充電器を使用時は、約40分で0-80%まで充電が完了する。また、C40 Rechargeは車両に搭載された通信モジュールにより、ソフトウェアのアップデートをオンラインで実施することも可能となり、工場から出荷された後も、時間の経過とともに車両の様々な機能がアップデート可能となる予定。

■ワンペダルドライブ機能

ワンペダルドライブは、アクセルペダルのコントロールだけで、加速と減速を直感的かつシームレスに制御できる。ペダルを踏むと瞬時に加速し、離すと減速しブレーキをかけて停止する。

これにより、特にストップアンドゴーの都市交通において、より快適に車両の速度コントロールが可能となるとともに、緊急時にはアクセルを離した瞬間に制動が開始されることで、制動距離短縮に寄与する。また、ブレーキエネルギーを積極的に回生することにより、航続距離の伸長にも効果がある。回生のレベルは、好みに合わせて2つのレベルに設定が可能。

■新開発ピクセルLEDヘッドライト(フル・アクティブ・ハイビーム付)

新しいピクセルLEDヘッドライトテクノロジーは、各ヘッドライトユニットに84個のピクセルLEDを採用し、カメラセンサーが他の車両を検出すると、同時に最大5台の車両を遮光する事ができ、他のドライバーを眩惑させることなく、常に光のパターンを適応させて前方の道路を効率的に照射することで、夜間の視界を最適化し、より安全な運転に寄与する。また、コーナーでは、ステアリング操作に合わせてライトを照射し、進行方向の道路の視界を確保する。

■新シート素材テキスタイル/マイクロテック・コンビネーション採用のレザーフリーインテリア

リサイクル素材が使用されたマイクロファイバーシートと、洗練された感触のハイテク合成素材であるマイクロテックのコントラストによる新シート素材は、アクティブなドライビングをイメージしてデザインされている。

また、インテリアに使用されたカーペット素材は、100%リサイクル素材を使用しており、環境負荷低減に貢献しています。バックライト付きの“Topography”の半透明のデコラティブ・パネルとハイレベルのインテリアイルミネーションが昼夜を問わず独特の雰囲気を作り出し、レザーフリーのテイラード・シルクメタル・スポーツステアリングホイール、彫刻的なギアシフト、チャコールのヘッドライニングにより、アクティブでありながら高級感を生み出している。

■パノラマ・ガラスルーフ

大型の固定式パノラマ・ガラスルーフにより、すべての座席において広々とした開放的な雰囲気を提供。機械的な開口機能がないため、広大な面積のパノラマルーフが実現した。IRコーティング(赤外線カット効果)を施したハイテクダークティントガラスは、まぶしさを最小限に抑え、効果的なUVカットを提供し、すべての気象条件で快適性を最適化する。ガラスはラミネート加工されているため、外部の騒音レベル低下に貢献し、衝突時のガラス侵入によるリスク低減にも効果を発揮する。

■ヒートポンプ機能

外気温が低い時、周囲の空気またはバッテリーから熱エネルギーを得て、このエネルギーを放出する事でキャビンを暖める。このヒートポンプ式の暖房は電気自動車に採用されている標準的な電気ヒーターと比較してより少ないエネルギーで使用することが可能となり、航続距離延長に寄与する。

■高度な先進安全および運転支援機能を全車標準装備

クルマ、人、サイクリストが混在する複雑な交通環境において、事故を未然に防ぐためにクルマにできる最善の対策として、先進の安全・運転支援機能「対向車対応機能」や「歩行者・サイクリスト検知機能」、「インターセクション・サポート(右折時対向車検知機能)」などを備える「City Safety(衝突回避・被害軽減ブレーキ・システム)」をはじめ、「全車速追従機能付ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)」、「パイロット・アシスト(車線維持支援機能)」、「ステアリングアシスト付BLIS(ブラインドスポット・インフォメーション・システム)」、「衝突回避・被害軽減ブレーキ機能付CTA(クロス・トラフィック・アラート)」、「ランオフロード・ミティゲーション(道路逸脱回避機能)」、「オンカミング・レーン・ミティゲーション(対向車線衝突回避支援機能)」などを他の最新ボルボ車同様に、先進安全・運転支援機能を標準装備している。 また、「先行車発進告知機能」と「リア衝突回避・被害軽減ブレーキ・システム」も追加採用されている。

【希望小売価格】

■100台限定のサブスクリプション・プログラムを展開

日本国内でのボルボブランド電気自動車のデビューを記念し、特別なサブスクリプション・プログラムを100台限定で設定。このプログラムは、オンライン販売や電気自動車へ関心はありながらも、自身のライフスタイルに合致するか不安がある方にも安心して利用できるよう、3ヵ月前に申し出ていただければペナルティ無しでの解約が可能なサブスクリプションプラン。2021年11月18日(木)12:00~30日(火)12:00までの期間に申し込めば、抽選で100名の方にサブスクリプションを提供する。

特別サブスクリプション価格(税込):月額 110,000円(最長36ヵ月)
頭金不要で月額費用には、各種税金、自賠責保険、リサイクル料金、登録諸費用、任意保険料、サービスプログラム、付帯補償料などが含まれている。

関連情報:https://www.volvocars.com/jp/v/cars/c40-electric

構成/土屋嘉久(ADVOX株式会社 代表)

こんな記事も読まれています

5速MTの3ドアハッチ! アルミボンネットに薄板軽量ガラス! スポーツモデルのような謳い文句が並ぶ超マニアックな「エコカー」の正体とは?
5速MTの3ドアハッチ! アルミボンネットに薄板軽量ガラス! スポーツモデルのような謳い文句が並ぶ超マニアックな「エコカー」の正体とは?
WEB CARTOP
キャンプライト・スピーカー・カラオケ・懐中電灯の1台4役「LYD1」がクラウドファンディングに登場!
キャンプライト・スピーカー・カラオケ・懐中電灯の1台4役「LYD1」がクラウドファンディングに登場!
バイクブロス
フレアワゴンのカタログ燃費と実燃費を比較!(2023年~現行モデル)
フレアワゴンのカタログ燃費と実燃費を比較!(2023年~現行モデル)
カルモマガジン
ドナルド・トランプがF1マイアミGPに登場。マクラーレンのピットを見学し優勝を喜ぶ
ドナルド・トランプがF1マイアミGPに登場。マクラーレンのピットを見学し優勝を喜ぶ
AUTOSPORT web
連勝目前の宮田莉朋組にまさかの悲劇。濱口弘組ランボルギーニは再びLMGT3表彰台に/ELMS第2戦
連勝目前の宮田莉朋組にまさかの悲劇。濱口弘組ランボルギーニは再びLMGT3表彰台に/ELMS第2戦
AUTOSPORT web
【トライアンフ】5/19開催のチャリティイベント「DGR」およびパレードランへの参加方法について
【トライアンフ】5/19開催のチャリティイベント「DGR」およびパレードランへの参加方法について
バイクブロス
BMW ベンツ アウディ VW……売れてるのは分かるけど「なんか下駄履かされてないか問題」を考える
BMW ベンツ アウディ VW……売れてるのは分かるけど「なんか下駄履かされてないか問題」を考える
ベストカーWeb
【試乗】メルセデスのスーパースポーツが4WD+4WSでさらに激速に生まれ変わった! AMG GTクーペをサーキットで全開走行
【試乗】メルセデスのスーパースポーツが4WD+4WSでさらに激速に生まれ変わった! AMG GTクーペをサーキットで全開走行
WEB CARTOP
宇都宮ナンバーの2階建てバス「エアロキング」高速バスからついに引退 関東自動車「とちの木号」
宇都宮ナンバーの2階建てバス「エアロキング」高速バスからついに引退 関東自動車「とちの木号」
乗りものニュース
【F1第6戦マイアミGP決勝の要点】ノリス初優勝の要因はセーフティカーのみならず。健闘を支えたアップデート
【F1第6戦マイアミGP決勝の要点】ノリス初優勝の要因はセーフティカーのみならず。健闘を支えたアップデート
AUTOSPORT web
ハイブリッドやEVの「回生」はムダに捨ててたエネルギーを拾う行為! 燃費や電費が伸びる仕組みを改めて解説する
ハイブリッドやEVの「回生」はムダに捨ててたエネルギーを拾う行為! 燃費や電費が伸びる仕組みを改めて解説する
WEB CARTOP
「EVとFCEV、どっちを買う?」気になるアンケート結果は【クルマら部 車論調査】
「EVとFCEV、どっちを買う?」気になるアンケート結果は【クルマら部 車論調査】
レスポンス
【F1分析】マイアミ7位入賞角田裕毅、”ステイアウト”戦略を検証する。セーフティカーがなくても上位を狙えたはず?
【F1分析】マイアミ7位入賞角田裕毅、”ステイアウト”戦略を検証する。セーフティカーがなくても上位を狙えたはず?
motorsport.com 日本版
【ポイントランキング】2024年F1第6戦マイアミGP終了時点
【ポイントランキング】2024年F1第6戦マイアミGP終了時点
AUTOSPORT web
北近畿豊岡道「2024年秋」延伸へ 街ウラに新たな終点「豊岡出石IC」を設置 その整備効果は?
北近畿豊岡道「2024年秋」延伸へ 街ウラに新たな終点「豊岡出石IC」を設置 その整備効果は?
乗りものニュース
【MotoGP】ドゥカティの“赤服”を来年着るのは誰? マルケス、マルティンそしてバスティアニーニ……ファクトリーの1席を巡る争いの重要ポイント『金・速さ・スポンサー』
【MotoGP】ドゥカティの“赤服”を来年着るのは誰? マルケス、マルティンそしてバスティアニーニ……ファクトリーの1席を巡る争いの重要ポイント『金・速さ・スポンサー』
motorsport.com 日本版
個性の塊ココにあり!16回目を迎えたモンキーミーティングに初潜入!~小野木里奈の○○○○○日和~
個性の塊ココにあり!16回目を迎えたモンキーミーティングに初潜入!~小野木里奈の○○○○○日和~
バイクのニュース
人気のクーペSUV メルセデス・ベンツ新型「GLCクーペ」にPHEV「GLC350eクーペ」登場 EV走行距離は118km
人気のクーペSUV メルセデス・ベンツ新型「GLCクーペ」にPHEV「GLC350eクーペ」登場 EV走行距離は118km
VAGUE

みんなのコメント

8件
  • C40か。V40を期待したんだが。
  • オンライン流行るかもね!
    アホみたいに営業抱えるより
    ショールームで現車確認してオンラインで注文がスマートかもね
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

549.0629.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

198.9539.0万円

中古車を検索
XC40の車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

549.0629.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

198.9539.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村