現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > ホンダ「斬新“コンパクトカー”」登場!? 旧車風「丸目2灯×カクカクボディ」採用で「シティ復活」!? 市販化期待の「サステナC」とは

ここから本文です

ホンダ「斬新“コンパクトカー”」登場!? 旧車風「丸目2灯×カクカクボディ」採用で「シティ復活」!? 市販化期待の「サステナC」とは

掲載 2
ホンダ「斬新“コンパクトカー”」登場!? 旧車風「丸目2灯×カクカクボディ」採用で「シティ復活」!? 市販化期待の「サステナC」とは

■現代に甦った初代シティ!

 2023年10月開催に開催された「ジャパンモビリティショー2023(JMS2023)」ホンダブースにおいて、3ドアハッチタイプの電気自動車である「SUSTAINA-C Concept(以下、サステナC)」が世界初公開されました。
 
 赤いボディカラー、ボクシーなフォルム、愛らしい丸目のヘッドライト。それはまるで、イギリスのバンド「マッドネス」による「ホンダ ホンダ ホンダ ホンダ シティ!」の掛け声が懐かしい、当時のCMを思い出す初代「シティ」のようなたたずまいだったのです。

【画像】超カッコイイ! これがホンダの「斬新コンパクト」です!(74枚)

 サステナCは、単に初代シティを電気自動車として現代によみがえらせたというわけではありません。

 サステナCのコンセプトとして、ホンダは「地球規模での環境対応の必要性が高まる中で、何かを我慢しながら環境対応するのではなく、皆がやりたいこと、自由な移動を楽しみながら環境への配慮もしっかり出来る世の中を実現したい。

 そんなEGO(エゴ・やりたいこと)とECO(環境対応)の両立を目指したモデル」とコメントしています。

 サステナCのボディパネルには、地球環境の保護と将来にわたって自由な移動の喜びを両立するべく、資源の循環利用(リソースサーキュレーション)の一環として、回収した使用済みアクリル樹脂を再利用した素材が用いられています。

 アクリル樹脂はこれまで、衝撃が加わると割れやすいといった欠点や、分別回収やリサイクルの技術的な難しさから用途が限られていました。

 しかし、三菱ケミカル社と共同開発の結果、使用済みの製品から回収したアクリル材料を高度なリサイクル技術で新品素材と同等の性能・品質をもつリサイクル材とすることに成功しました。

 その技術を活かし、サステナCのボディパネルには、世界で初となるアクリル素材が採用されたのです。

 さらに、同一種類の製品を製造する水平リサイクル技術の確立と、耐衝撃性と成型性を両立したアクリル樹脂材料を新たに開発するなど、技術の確立および革新は現在も研究によって開発が続けられています。

 そしてサステナCには、アクリル樹脂の優れた平滑性と発色性の高さといった特性を利用し、彩度の高いボディカラーの採用や、透過性のある蛍光アクリル材を効果的にレイアウトすることで、素材の持ち味を活かす取り組みがなされています。

 ちなみにテールゲートは、アクリル樹脂の特徴である透明性を活かしつつ、スマートフォンの画面のように「1枚もののパネル」として成型されています。

 しかも、ゲートの裏側からテールランプを透過させる「スクリーンテールゲート」方式を採用しており、ランプとしての機能だけでなく、映像表現や文字などのメッセージを表示させることが可能です。

 このスクリーンテールゲートは、駐車中の充電状態を表示や、周囲のクルマとコミュニケーションの可能性を秘めているともいえます。

 例えば現代の「サンキューハザード」が、スクリーンテールゲートのディスプレイ機能を活かすことで「道を譲ってくれてありがとう!」と後続車とそのドライバーに感謝の気持ちを伝えることも可能になります。

 もちろん、保安基準などの絡みがありますが、この機能をうまく活用すれば、あおり運転の削減にひと役買ってくれるかもしれません。

 サステナCにはユーザーがイメージするホンダらしさが随所に感じられます。

 しかし、可能性を模索するコンセプトモデルであるがゆえ、このまま市販される可能性は低いといえそうです。

 意欲作ともいえるサステナCがさらにブラッシュアップされ、市販されることを願うばかりです。

 そしてその際、初代シティのCMのリメイク版が作られることにも期待しましょう。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

全長3.4m切り! ダイハツ「斬新軽トラ」がスゴい! “カクカク”デザイン×「超画期的なユニット」搭載! ファンキーだけど「まじめな発想」で披露された「新時代モデル」とは
全長3.4m切り! ダイハツ「斬新軽トラ」がスゴい! “カクカク”デザイン×「超画期的なユニット」搭載! ファンキーだけど「まじめな発想」で披露された「新時代モデル」とは
くるまのニュース
三菱「爆速エボ」がスゴイ! 「500馬力&1000Nm」超えד巨大ウイング”装備! メーカーが本気で作った「謎のスーパーカー」とは?
三菱「爆速エボ」がスゴイ! 「500馬力&1000Nm」超えד巨大ウイング”装備! メーカーが本気で作った「謎のスーパーカー」とは?
くるまのニュース
ダイハツの超ゴツ顔「軽トラック」に反響多数! 独自開発で“全長3.4m”に「低コスト×省スペース」実現! 日本の「新しい商用車」見せる“デコデッキ”に期待高まる!
ダイハツの超ゴツ顔「軽トラック」に反響多数! 独自開発で“全長3.4m”に「低コスト×省スペース」実現! 日本の「新しい商用車」見せる“デコデッキ”に期待高まる!
くるまのニュース
約183万円! 三菱「新型“5ドア”軽SUV」発表に反響多数! 「走りがいい」「好き」の声!半丸目もカッコイイ「ミニ」が話題に
約183万円! 三菱「新型“5ドア”軽SUV」発表に反響多数! 「走りがいい」「好き」の声!半丸目もカッコイイ「ミニ」が話題に
くるまのニュース
6速MT搭載の日産「悪魔の“Z”」実車初公開! 旧車デザインで「伝説のブルー」採用! 直6L搭載した「ワイドなデビル240Z」 ENEOSなぜ展示? 米で披露
6速MT搭載の日産「悪魔の“Z”」実車初公開! 旧車デザインで「伝説のブルー」採用! 直6L搭載した「ワイドなデビル240Z」 ENEOSなぜ展示? 米で披露
くるまのニュース
トヨタ「すごいクラウン」実車公開! ド迫力の「艶消しブラック」ホイール装備した“特別な姿”とは! トヨタ&レクサスを“進化”させる「新アイテム」KINTO FACTORYが続々発表!
トヨタ「すごいクラウン」実車公開! ド迫力の「艶消しブラック」ホイール装備した“特別な姿”とは! トヨタ&レクサスを“進化”させる「新アイテム」KINTO FACTORYが続々発表!
くるまのニュース
【試乗】N-VAN e:は商用車「らしくない」走り! 静かで使えてガマン知らずの走りはノンストレスで仕事ができる!!
【試乗】N-VAN e:は商用車「らしくない」走り! 静かで使えてガマン知らずの走りはノンストレスで仕事ができる!!
WEB CARTOP
5速MT搭載! ダイハツ「斬新タフすぎ軽トラ」がスゴい! 全長3.4m“カクカク”デザインに「300mm超え地上高」確保! 活躍間違いナシの「マッドマスターC」は今欲しい1台
5速MT搭載! ダイハツ「斬新タフすぎ軽トラ」がスゴい! 全長3.4m“カクカク”デザインに「300mm超え地上高」確保! 活躍間違いナシの「マッドマスターC」は今欲しい1台
くるまのニュース
マツダが「超凄いロードスター」公開! 2Lで200馬力×幌仕様で登場!? こだわり“リアスポイラー”にも注目!? 限定で明かされた内容とは
マツダが「超凄いロードスター」公開! 2Lで200馬力×幌仕様で登場!? こだわり“リアスポイラー”にも注目!? 限定で明かされた内容とは
くるまのニュース
トヨタの新時代「4ドアスポーツカー」誕生!? 306馬力×フェラーリ似とも言われた「スポーツSUV」発売から1年! 斬新クラウンの反響は?
トヨタの新時代「4ドアスポーツカー」誕生!? 306馬力×フェラーリ似とも言われた「スポーツSUV」発売から1年! 斬新クラウンの反響は?
くるまのニュース
「ハコスカ」顔の「“爆速”サニトラ」!? 丸目4灯の「“伝説級”旧車デザイン」が超カッコイイ! 日産の最新パワトレ搭載「サニートラック プロジェクト」とは
「ハコスカ」顔の「“爆速”サニトラ」!? 丸目4灯の「“伝説級”旧車デザイン」が超カッコイイ! 日産の最新パワトレ搭載「サニートラック プロジェクト」とは
くるまのニュース
名車「フロンテ」復活!? スズキの斬新「軽クーペ」は旧車デザイン採用! めちゃレトロな「2ドア×丸目2灯」モデルに大注目! ある意味“市販化”していた「エルシー」とは!
名車「フロンテ」復活!? スズキの斬新「軽クーペ」は旧車デザイン採用! めちゃレトロな「2ドア×丸目2灯」モデルに大注目! ある意味“市販化”していた「エルシー」とは!
くるまのニュース
ホンダ新型「プレリュード」まもなく登場? 22年ぶり復活で噂の「MT」搭載は? 「2ドアクーペ」に反響多数!海外では“テストカー”目撃も!? 予想価格はいくら?
ホンダ新型「プレリュード」まもなく登場? 22年ぶり復活で噂の「MT」搭載は? 「2ドアクーペ」に反響多数!海外では“テストカー”目撃も!? 予想価格はいくら?
くるまのニュース
5速MT搭載! トヨタの「“最新型”AE86」がスゴい! 旧車「パンダトレノ」デザインに“画期的”ユニット搭載! 超カッコいい「魔改造ハチロク」どんなモデル?
5速MT搭載! トヨタの「“最新型”AE86」がスゴい! 旧車「パンダトレノ」デザインに“画期的”ユニット搭載! 超カッコいい「魔改造ハチロク」どんなモデル?
くるまのニュース
新車77万円! ホンダ革新的「コンパクトカー」に「安くて広くて最高!」の高評価! 全長3.7mで「フィット」より小さい“街乗り最強”モデルとは! デザイン&乗り心地も大満足
新車77万円! ホンダ革新的「コンパクトカー」に「安くて広くて最高!」の高評価! 全長3.7mで「フィット」より小さい“街乗り最強”モデルとは! デザイン&乗り心地も大満足
くるまのニュース
レクサス新型「“4人乗り”セダン」初公開! スライドドア&斬新「ハンドル&シフト」採用! 4.7m級のクーペ風ボディに「カッコイイ」の声! 「LF-ZC」豪州に登場し話題に
レクサス新型「“4人乗り”セダン」初公開! スライドドア&斬新「ハンドル&シフト」採用! 4.7m級のクーペ風ボディに「カッコイイ」の声! 「LF-ZC」豪州に登場し話題に
くるまのニュース
“生産版”「“R36”GT-R」公開に反響絶大! 日産の「旧車デザイン」採用&4.1リッター「V6」搭載で「借金しても欲しい」の声! 1000馬力超えもあるArtisan「“和製”なスーパーカー」が話題に
“生産版”「“R36”GT-R」公開に反響絶大! 日産の「旧車デザイン」採用&4.1リッター「V6」搭載で「借金しても欲しい」の声! 1000馬力超えもあるArtisan「“和製”なスーパーカー」が話題に
くるまのニュース
6速MTあり! 日産が「“新”フェアレディZ」を発表! GT-Rの「湾岸ブルー」と「“伝説”のパープル」設定! “改良型”登場も「また抽選」? 受注再開で販売店にも反響
6速MTあり! 日産が「“新”フェアレディZ」を発表! GT-Rの「湾岸ブルー」と「“伝説”のパープル」設定! “改良型”登場も「また抽選」? 受注再開で販売店にも反響
くるまのニュース

みんなのコメント

2件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

82.7112.4万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

65.0222.0万円

中古車を検索
シティの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

82.7112.4万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

65.0222.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村