この記事をまとめると
■通常のパトカーとは違うスポーツカーを使ったパトカーを紹介
■取り締まりというよりかは、事故防止の抑止力として存在している
■世界に目を向けると数千万円クラスのスーパーカーも採用されている
みんなのヒーロー「パトカー」に採用される異色のクルマとは
捜査だけを考えれば、いわゆる覆面パトカーで十分ともいえるが、もっぱら警らを担うパトカーが目立つように回転灯をつけているのは、その存在自体が犯罪の抑止力になるからという話がある。警察権力のシンボルともいえるのがパトカーだ。
いま日本で使われているパトカーの多くはトヨタ・クラウンだ。最近の話題は現行クラウン(S220系)のパトカーが採用されはじめたことで、パトカーといえば4ドアセダンというイメージも強い。このあたり警察庁による調達基準による部分も大きいが、スポーツカーであってもパトカーとして採用されたモデルは存在する。
有名どころでいえば、ジャパニーズスーパーカーであるNSX(初代)が栃木県警に採用されたことはよく知られている。パトカーというのは、その役割から後席やトランク(NSXはスーパーカーとしては異例の大容量だが)などのスペースが求められるが、そうした要素は完全に無視したといえるのがNSXのパトカーだ。もっとも、そうしたネガがあるクルマを栃木県警がわざわざ購入したわけではなく、ホンダが寄贈したもの。ホンダが栃木に研究所を置いていることは知られているし、また初代NSXの専用工場としてはじまった高根沢工場も栃木にあるという縁から、都合2台も寄贈されたという。
一方、国の予算で導入されたことで同じような時期に話題となったのが、日産スカイラインGT-R(BNR32)だ。いわゆる交通機動隊が使うパトカーとして全国に配備された。パトカー専用チューニングを受けているという噂もあったが、ずいぶん前に神奈川県警で運用中の隊員に話を聞いたところ「毎日、東名を御殿場まで5~6往復するのでカリカリのチューニングでは壊れてしまいます」ということだった。その神奈川県警には4ドアGT-Rのオーテックバージョンも白黒カラーの交通機動隊用パトカーとして採用されていた。こちらは地元企業であるオーテックからの寄贈……ではなく、県費で購入したと聞いている。
同時代に日本を代表するスポーツカーだったマツダRX-7(FD3S)のパトカーも数台だが存在した。有名なのは千葉県警が所有していた個体で、同県内の自動車専用道路における速度取締りで活躍していた。そのほか、東北道では栃木県警、宮城県警のRX-7も確認されたことがある。
とはいえ、晩年はパレードの先導やイベントでの展示といったPR的な役割を与えられていた。幕張メッセで東京モーターショーが開催された際には、地元の「はたらくクルマ」代表として千葉県警のRX-7が展示されたこともあった。
スーパーカークラスの車両もパトカーとして大活躍!
最近の話でいえば、2020年に栃木県警が5リッターV8エンジンを積むレクサスLCをパトカーとして採用したことが話題となったが、これは県内の実業家から寄贈されたもの。同一人物によってGT-R(R35)のパトカーも2018年に寄贈されている。
こうしたハイパフォーマンスなパトカーは交通機動隊での運用がメインとなるが、やはり交通安全のPRカーとしてイベントなどでの展示が増える傾向にあるという。それでも、こんなに速そうなパトカーがいるのだったらスピード違反は控えておこうと思うドライバーがひとりでも多くなれば、交通安全のシンボルとしての役割は果たしたことになるといえるだろう。
そうした抑止力として究極的なのが、8リッターW16気筒・クワッドターボのエンジンを積み400km/h走行も可能なブガッティ・ヴェイロンだろう。さすがにヴェイロンのパトカーが存在しているのは日本ではなく、中東ドバイの話だ。さらに、同国にはポルシェ918スパイダー、ランボルギーニ・アヴェンタドールなどのスーパーカーのパトカーが存在していた。日本代表としてはレクサスRC Fが採用されたというエピソードもある。
こうしたハイパフォーマンスカーは世界のどこに行っても抑止力としてのPRメインで使われることが多いといえるが、スーパーカーの本場イタリアはさすがで、2020年にはランボルギーニ・ウラカンのパトカーが、移植される臓器を運んだというニュースがあった。
なんでも、このパトカーにとって緊急を要する臓器運搬は任務のひとつなのだとか。そうした活動は動画でも確認できるが、スーパーカーをパトカーに採用する意義を示すのも、さすがイタリア警察といったところだ。
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お行儀よく走ってるクラウンは
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