現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 使い勝手が良くて走りもステキ! 走りに「全振り」していない適度なスポーティカー3選

ここから本文です

使い勝手が良くて走りもステキ! 走りに「全振り」していない適度なスポーティカー3選

掲載 更新 10
使い勝手が良くて走りもステキ! 走りに「全振り」していない適度なスポーティカー3選

■ちょうどいい性能で走りが楽しく、普段使いにも適した最新モデルを振り返る

 高性能なエンジンを搭載して優れた足まわりも相まって、ドライビングプレジャー溢れるスポーツカーは、いつの時代もクルマ好きを魅了する存在です。

ちょいワルオヤジに乗って欲しい! シブくてナウい国産セダン3選

 しかし、あまりにも走りの性能ばかりを求めたモデルでは、普段使いに適していない部分が多く、欲しくてもなかなか手が出ないという人も多いのではないでしょうか。

 また、快適に乗車できるのは「大人ふたりまで」というようなクルマでは、家族から猛反対されるのも必至です。

 しかし、秀逸な走りを確保しながら、優れたユーティリティを誇るモデルも存在します。

 そこで、そこそこ高性能で使い勝手が良い適度にスポーティな現行モデルを、3車種ピックアップして紹介します。

●ホンダ「シビック」

 ホンダは2021年9月に、11代目「シビック」を発売しました。国内は5ドアハッチバックのみですが、海外では4ドアセダンも販売されています。

 外観デザインは流麗なシルエットのファストバッククーペスタイルを採用し、力強い印象のフロントフェイスも特徴のひとつです。

 ボディサイズは全長4550mm×全幅1800mm×全高1415mmと10代目から大きく変わらず、Cセグメントの5ドアハッチバックセダンでは標準的なサイズとなっています。

 搭載されるパワーユニットは1.5リッター直列4気筒ターボエンジンのみで、最高出力182馬力を発揮。トランスミッションはCVTと6速MTが設定されています。

 内装のデザインもかなり個性的で、水平基調でシンプルなインパネには、エアコンの吹出口をカバーするように設置されたハニカムメッシュが設置されており、デザイン上の大きなアクセントになっています。

 足まわりはフロントがストラット、リアがマルチリンクの4輪独立懸架で、ホンダ独自の旋回支援システム「アジャイルハンドリングアシスト」を全車標準装備し、スムーズなコーナリングを実現。

 シビックは5ドアハッチバックによる使い勝手の良さと、ドライビングプレジャーあふれる6速MTが用意されるなど、現行ホンダ車のなかでも稀有なスポーティモデルといえるでしょう。

 価格はスタンダードグレードの「LX」が319万円、より装備が充実した「EX」グレードが353万9800円です。

 なお、2022年中にはハイスペックモデルの新型「シビック タイプR」と、2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」を搭載したハイブリッド車が、発表される予定となっています。

●マツダ「マツダ3」

 マツダは2019年に、新世代のCセグメントコンパクトカーとして「マツダ3」を発売しました。

 ボディバリエーションは「ファストバック」と呼称される5ドアハッチバックと4ドアセダンの2タイプを設定。外観ではどちらもスタイリッシュですが、とくにファストバックのシルエットはシンプルなフォルムながら、リアドアから後ろのセクションはボリューム感のある斬新かつ個性的なデザインとなっています。

 ボディサイズは、ファストバックが全長4460mm×全幅1795mm×全高1440mm(2WD「15S」)で、セダンが全長4660mm×全幅1795mm×全高1445mm(2WD「20Sプロアクティブ」)と、前出のシビックと同じく、Cセグメントのモデルでは一般的といえるサイズです。

 パワーユニットは、発売当初は最高出力111馬力の1.5リッター直列4気筒と、156馬力の2リッター直列4気筒の2種のガソリンエンジンと、最高出力116馬力(後に130馬力に向上)の1.8リッター直列4気筒ディーゼルターボエンジンを設定。

 そして2020年12月には、ディーゼルエンジンの特徴である圧縮着火(希薄燃焼)をガソリンエンジンでも可能とした高効率の燃焼技術「SPCCI」(火花点火制御圧縮着火)と、マイルドハイブリッドシステムを組み合わせた「SKYACTIV-X」エンジン搭載車を追加しました。

 SKYACTIV-Xはスーパーチャージャーを装備した2リッター直列4気筒で、最新モデルでは最高出力190馬力を誇り、パワフルながらWLTCモード燃費は18.5km/L(X Lパッケージ MT車)を記録するなど、優れた経済性を両立。

 さらに、トランスミッションはファストバックのガソリンエンジン車とSKYACTIV-X車には6速ATに加えて6速MTを設定し、マツダらしいスポーツマインドあふれるモデルとなっています。

 マツダ3の価格はガソリン車が222万1389円から、ディーゼル車とSKYACTIV-X車が279万741円からです。

●スバル「WRX S4」

 スバルは2021年11月に、AWDスポーツセダンの新型「WRX S4」の国内モデルを発表しました。

 外観では、スバル車のデザインアイデンティティであるヘキサゴングリルを配置したフロントフェイスが、先代以上にシャープに変貌。

 さらに斬新なのが4輪のフェンダーアーチや前後バンパーに樹脂パーツを装着していることで、通常はSUVにおいて機能的な外観を演出する手法をあえてセダンに導入。デザイン上のアクセントになっているのと同時に、空力性能の改善という機能的な面も配慮したデザインとなっています。

 また、ボディサイズは全長4670mm×全幅1825mm×全高1465mm(アンテナを含む)とロー&ワイドなスタンスで、全体のシルエットは前傾姿勢を強調したスポーティなフォルムを実現。

 内装ではフル液晶のメーターを装備し、スピードやエンジン回転数などに加えてブースト計も表示され、さらに大型のセンターディスプレイがドライビングに必要な情報を直感的に伝えます。

 なお、上位グレードの「STI スポーツR」ではレカロ製スポーツシートがオプション設定されるなど、スポーツセダンであることを強調しています。

 パワーユニットは全車とも最高出力275馬力を発揮するパワフルな2.4リッター水平対向4気筒直噴ターボエンジンで、組み合わされるトランスミッションは「スバルパフォーマンストランスミッション」と呼称される新開発のCVTです。

 このCVTは8速マニュアルモード時に「スポーツ変速制御」によって、トルク制御とブリッピングを駆使してシフトアップ&ダウンをおこなうことで、CVTながら素早い変速速度とキレのあるダイレクトな変速感覚を実現しています。

 新型WRX S4は「GT-H」と「STI スポーツR」の2ラインのグレードを展開し、それぞれに最新の安全運転支援システムである「アイサイトX」を搭載した「EX」グレードを設定。価格は400万4000円からです。

※ ※ ※

 近年はSUV人気がさらに高まっている状況で、各自動車メーカーも新型SUVの開発に注力していますが、今回、紹介した3車種のようなモデルも忘れていません。

 SUV以外のモデルはセールス的に決して良好とはいえないケースもありますが、ドライビングプレジャーを重視したモデルをラインナップしているのは、英断といえるのではないでしょうか。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

「これが売れなかったら四輪撤退…」→超ロングセラーに! 世界の「シビック」を生んだ“妙な納得感のある理論”とは
「これが売れなかったら四輪撤退…」→超ロングセラーに! 世界の「シビック」を生んだ“妙な納得感のある理論”とは
乗りものニュース
沼にハマる 『レトロモビル2025』でフランス車の魅力に迫る 高い技術力と芸術的デザインの融合
沼にハマる 『レトロモビル2025』でフランス車の魅力に迫る 高い技術力と芸術的デザインの融合
AUTOCAR JAPAN
トヨタ「86」&スバル「BRZ」用クラッチは「歯打ち音」を低減!「ヤリス」用は半クラが扱いやすい…待望のアイテムが「小倉クラッチ」からリリース!
トヨタ「86」&スバル「BRZ」用クラッチは「歯打ち音」を低減!「ヤリス」用は半クラが扱いやすい…待望のアイテムが「小倉クラッチ」からリリース!
Auto Messe Web
帽子を焦がしたレーシングシャシー ブガッティ・タイプ57 S コルシカ(1) バラバラからの再生
帽子を焦がしたレーシングシャシー ブガッティ・タイプ57 S コルシカ(1) バラバラからの再生
AUTOCAR JAPAN
先端の「クマ」も再現 ブガッティ・タイプ57 S コルシカ(2) 受賞多数のオープンボディ
先端の「クマ」も再現 ブガッティ・タイプ57 S コルシカ(2) 受賞多数のオープンボディ
AUTOCAR JAPAN
トヨタ勝田貴元、惜しくも優勝逃す2位フィニッシュ……3.8秒差で僚友エバンスに軍配|WRCラリー・スウェーデン
トヨタ勝田貴元、惜しくも優勝逃す2位フィニッシュ……3.8秒差で僚友エバンスに軍配|WRCラリー・スウェーデン
motorsport.com 日本版
スズキの超ハイルーフ「本格SUV」に期待大!「ジムニー」超える“悪路走破性”に「まるで軍用車!?」な斬新デザイン採用! 日常から“アウトドア”まで大活躍の「エックスヘッド」コンセプトがカッコイイ!
スズキの超ハイルーフ「本格SUV」に期待大!「ジムニー」超える“悪路走破性”に「まるで軍用車!?」な斬新デザイン採用! 日常から“アウトドア”まで大活躍の「エックスヘッド」コンセプトがカッコイイ!
くるまのニュース
10トン超えのバッテリーを搭載して航続距離500km……ってホントにエコ? 大型トラックはBEVよりもFCVのほうが最適解
10トン超えのバッテリーを搭載して航続距離500km……ってホントにエコ? 大型トラックはBEVよりもFCVのほうが最適解
WEB CARTOP
被災3年…ついに架設スタート! 阿武隈川を渡る国道399号“軽くなる”新しい橋の姿は?
被災3年…ついに架設スタート! 阿武隈川を渡る国道399号“軽くなる”新しい橋の姿は?
乗りものニュース
“ランクル250”をハードコアにカスタマイズ!? オフロードチューニングのスペシャリストが最新コンプリートカー「AT37」を発表!
“ランクル250”をハードコアにカスタマイズ!? オフロードチューニングのスペシャリストが最新コンプリートカー「AT37」を発表!
VAGUE
FDJ2がMIDホイール一色に! 公式ワンメイク化でドリフトシーンに新時代到来!!…大阪オートメッセ2025
FDJ2がMIDホイール一色に! 公式ワンメイク化でドリフトシーンに新時代到来!!…大阪オートメッセ2025
レスポンス
【特集】レッドブルの非情なドライバー育成……しかし彼ら以上にドライバー育成に注力してきた存在はゼロ
【特集】レッドブルの非情なドライバー育成……しかし彼ら以上にドライバー育成に注力してきた存在はゼロ
motorsport.com 日本版
前の車との「車間距離」めちゃ大事! でも運転中「どうやって」測る!? 「高速」や「一般道」で適切な車間を取る方法とは
前の車との「車間距離」めちゃ大事! でも運転中「どうやって」測る!? 「高速」や「一般道」で適切な車間を取る方法とは
くるまのニュース
まるでリアルRPG!? 目指せ鈴鹿8耐優勝! レーシングライダー石塚健が新チーム立ち上げを発表
まるでリアルRPG!? 目指せ鈴鹿8耐優勝! レーシングライダー石塚健が新チーム立ち上げを発表
バイクのニュース
デジタル装備が進化、走行性能もアップ!フリークも納得した新型「ゴルフ8.5 GTI」の高い実力
デジタル装備が進化、走行性能もアップ!フリークも納得した新型「ゴルフ8.5 GTI」の高い実力
@DIME
【MotoGP】ホンダは思ったより大丈夫? アプリリアから加入のアルベシアーノ「革命は必要ない」
【MotoGP】ホンダは思ったより大丈夫? アプリリアから加入のアルベシアーノ「革命は必要ない」
motorsport.com 日本版
「これが普段使い!?」メルセデスAMG A35が“異次元”サウンドマシンに進化 Pro Shop インストール・レビュー by レジェーラ 後編
「これが普段使い!?」メルセデスAMG A35が“異次元”サウンドマシンに進化 Pro Shop インストール・レビュー by レジェーラ 後編
レスポンス
スーパーフォーミュラの改革は話題づくりだけじゃない。さらなる発展に不可欠な“制度整備”……ハンドボールリーグ元事務局長が荒地を耕す
スーパーフォーミュラの改革は話題づくりだけじゃない。さらなる発展に不可欠な“制度整備”……ハンドボールリーグ元事務局長が荒地を耕す
motorsport.com 日本版

みんなのコメント

10件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

447.7530.2万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

158.0670.0万円

中古車を検索
WRX S4の車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

447.7530.2万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

158.0670.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村