実質ワンオーナーのリフトバックセリカ
よく見るとさまざまなカスタムが施されているトヨタ「セリカ リフトバック」。オーナーの小林さんがお兄さんから受け継いだというこの車両は、オリジナルペイントを維持しており、当時の姿をそのままに残した実質ワンオーナーの1台です。極上コンディションの理由を伺ってみました。
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兄から受け継いだリフトバック
毎月第3日曜日の早朝に東京の奥多摩湖に集まる旧車たち。そんな奥多摩の駐車場で出会った気になる1台にフォーカス。今回は当時物のパーツでドレスアップしたトヨタ「セリカ リフトバック」を紹介。
会場内でひときわオーラを放っていたのが、ヘッドライト部にレーシングジャケットを装着したこのセリカ リフトバックだ。オーナーの小林さんは、兄が購入し、1年乗ったこのクルマを譲り受け、以来46年乗り続けてきたという。つまり実質的にワンオーナー車ということになる。
「1977年の9月に初年度登録されているんですが、車体番号から製造のかなり末期であることが判っています」
セリカのリフトバックは1977年に製造を中止し、同年8月に2代目となるため、9月登録というのは、店頭にすでに新型が登場するタイミング。実際に車体番号からも判明している通り、かなりモデル末期の個体ということになるようだ。ちなみにリフトバックは最後の2年ほど、排ガス規制のためにボディサイズが若干拡大となり、ダッシュ周りのデザインも変更。さらに2000GTなどのモデルは北米仕様と同じデザインの衝撃吸収バンパーが備わり、見た目も大きく変わっている。
極上コンディションを維持している理由
当時のセリカは、アメリカのフォード「マスタング」に倣って、フルチョイスシステムを採用。外装トリムや内装、エンジンなどの各パーツを自身で選択することができた。ところが2T-G型を搭載した1600GTと、小林さんが乗るツインキャブ仕様18R-G型2L DOHCが搭載された最高グレードのLB2000GTなどのGTグレードは別格で、別にカタログが用意されるなど特別扱いだったそうだ。
この個体は兄弟で大切に乗り続けてきたそうで、とくなに小林さんが譲りうけてからは雨の日にも極力乗らいないよう心がけていたため、ドアなど一部を除いてオリジナルペイントを維持しており、状態はかなり良好。さらに内装も張り替えなしのオリジナルを維持しているそうだ。
当時物のアイテムでドレスアップを愉しむ
小林さんはそんなリフトバックを決してガレージで保管するのではなく、しっかりと乗って楽しんでいる。そのひとつが当時物のアクセサリーにこだわって装着したドレスアップやカスタムだ。
まずはフロントを見てみると、当時物のトランザムキットのフロントスポイラーが装着されているほか、ヘッドライト部分にはクリアタイプのレーシングジャケットを装着。ちなみにこのジャケットは、ボンネットが開く際に干渉してしまうため、一緒に前方に倒れる仕組みとなっているのだ。リアスポイラーは当時よく流用されたハコスカGT-R用。
そのほか、後付けのパワーウインドウキットや、パイオニアのビンテージオーディオやナショナルのブラウン管型ポータブルテレビなど、懐かしのアイテム満載。とにかくイベントで見かけたら注目してほしい1台なのだ。
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みんなのコメント
大事に乗ると言うよりは、楽しむために乗る派だったので。
所持・維持できる環境や強い想いが無いと40年以上も所持できません。