■先行予約で約9000台を受注! 早くも好調な立ち上がり
三菱自動車工業(以下、三菱)は2023年4月6日、新型軽スーパーハイトワゴン「デリカミニ」を正式発表しました。消費税込み価格は180万4000円から223万8500円で、発売は5月25日からとなります。
また1月13日より始まった先行予約では、4月5日までに9000台の受注が集まったとし、月販目標台数の2500台を大きく上回る好調な立ち上がりであることを明らかにしました。
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三菱「デリカ」シリーズは、1968年より55年にわたり続く名称で、近年はオフロード走行も可能なSUVテイストのクロスオーバーミニバン「デリカD:5(ディーファイブ)」に受け継がれています。
新型デリカミニのベースとなったのは、軽スーパーハイトワゴンの「eKスペース」ですが、デリカらしい力強い走りを予感させる、タフでギア感あるSUVスタイリングへとイメージを大きく生まれ変わりました。
なかでもフロント周りは、立体的な造形で力強さと安心感を表現した「ダイナミックシールド」デザインと、半円形のLEDポジションランプを内蔵したヘッドライトを組み合わせたことで、タフさだけでなく親しみやすい表情を持つ個性的なデザインを特徴とします。
インテリアも、アウトドアでも使いやすい機能性や快適さを追求。背の高さを活かした広い室内は、後席ロングスライド機構や多彩なシートアレンジ、後席両側で650mmの開口部を持つスライドドア、さらに汚れに強い荷室などを備え、良好な使い勝手を有します。
加えて、汚れがつきにくく通気性の良い撥水シート生地を採用するとともに、立体的なエンボス加工を施し、蒸れにくく座り心地の良いシートも特徴です。
さらに、後席に風を送り込み空気を循環させる「リアサーキュレータ―」に「プラズマクラスター」を搭載し、空気清浄や脱臭、静電気除去といった効果もプラスしました。
走行性能面では、4WDモデルに大径タイヤ(165/60R15サイズ)と専用ショックアブソーバーを装備し、悪路での安定性と快適性を高めています。
また滑りやすい路面での発進を補助する「グリップコントロール」や、急な下り坂や滑りやすい路面を下る際に車速を抑えて走る「ヒルディセントコントロール」といった電子制御機構で、悪路などでの安全な走りをサポートします。
先進運転支援機能では、高速道路の同一車線運転をサポートする「マイパイロット」のほか、衝突被害軽減ブレーキや、踏み間違い衝突防止アシストといった8つの安全機能「三菱 e-Assist」を搭載します。
このほか自動的に照射範囲を切り替え、夜間の視界を確保する「アダプティブLEDヘッドライト」も備え、ドライバーの安全運転を支援します。
※ ※ ※
新型デリカミニは全4グレードをラインナップし、グレード構成と価格は次の通りとなっています。
自然吸気エンジン車は「G」(2WD:180万4000円/4WD:201万5200円)と、上級グレード「G Premium(プレミアム)」(2WD:198万5500円/4WD:214万9400円)の2グレード。
ターボエンジン車は「T」(2WD:188万1000円/4WD:209万2200円)と「T Premium」(2WD:207万4600円/4WD:223万8500円)(※価格は全て消費税込み)の2グレードです。
ボディカラーは、新色「アッシュグリーンメタリック」をはじめとするモノトーン6色、2トーンカラー6色の計12色を用意しています。
なお三菱によると、先行予約したユーザーの約6割が4WDを選択。グレードでは装備の充実した上級グレードのG PremiumとT Premiumが8割を超えていると説明しています。
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