STIグレードの追加でテコ入れ
本年8月の一部改良で最上級グレード「STI Sport」が追加されたスバルのミドルサイズクロスオーバー「フォレスター」。ラリーシーンで実績を積み上げてきたSTIを冠するグレードが加わったことで、スポーツイメージを高めてきたフォレスターだが、今回はライバル達との比較を通じてその魅力を掘り下げてみたい。
まず、フォレスターの特色をおさらいしておこう。数多のクロスオーバーが市場に存在する中で、フォレスターが唯一無二と言えるのは、水平対向「ボクサー」ユニットに前60:後40のトルク配分を基本とする「アクティブトルクスプリットAWD」を組み合わせた「シンメトリカルAWD」を全車が採用すること。
スバル フォレスター「STI Sport」発表。専用足回りで走りを追求、価格は363万円
重心の低いボクサーエンジンに左右の重量バランスに優れた駆動システムを組み合わせることで、ドライバーの感覚に沿った自然な操作性を手にしている。このクラスのクロスオーバーには前輪駆動のクルマも多いなか、フォレスターはエントリーグレードから全モデルがAWDとなっており、アウトドア派には嬉しい限りだ。
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取り回しはRAV4やエクストレイルより上
次にライバルとの比較をしてみたい。ここで、オフテイストの強いフォレスターを好む向きにとって、競合車種となるのはトヨタ「RAV4」や日産「エクストレイル」だろう。ボディサイズについては、全長約4.6mで3車種ともほぼ同じながら、幅はRAV4が1,855~1,865mmと最も広く、次に1,840mmでエクストレイルが続く。フォレスターは1,815mmで一番車幅が狭く、最小回転半径も5.4mとエクストレイルと並んで最も小さい。よって、街中での取り回しはフォレスターに軍配が上がる。
また、フォレスターのスタート価格はマイルドハイブリッド付きで299万2000円となっており、純ガソリンのRAV4(AWD車)の316万9000円と比べても安く、フルハイブリッドのみとなるエクストレイル(AWD車)の約347万9300円とは50万円近い差がある。さらに装備の面でも、フォレスターはエントリーグレードからシートヒーター(RAV4のエントリーグレードは非装備)、アダプティブクルーズコントロール(エクストレイルのエントリーグレードは非装備)が標準となるから、この面でも差を付けている。よって、ここはフォレスターをイチ押しとしたい。
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おすすめはズバリ、「アドバンス」
では、フォレスターのお勧めグレードはどれだろう。まず、エントリーグレードの「ツーリング」(299万2000円)は唯一300万円を切る価格が魅力。ただし、メモリー付きパワーシートやリバース電動ミラー、さらには顔認識により脇見運転や居眠り運転を警告しシートポジションも即座に呼び出してくれる「ドライバーモニタリングシステム」等を備えた「アドバンス」(323万4000円)が20万円チョイの上乗せで手に入るので、できればこちらを選びたい。なお、この両者の中間に位置する「X-ブレーク」(313万5000円)は先述したパワーシート等の装備は省かれるが、ルーフレールや撥水性ポリウレタンシートなどアウトドア派に響くアイテムが盛りだくさんなので、指名買いもアリだろう。
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以上は2.0L 自然吸気エンジン(145ps/188Nm)+モーター(13.6ps/65Nm)のマイルドハイブリッド「e-BOXER」搭載グレードだが、これらの上に位置するのが1.8L ターボエンジン(177ps/300Nm)を搭載する純ガソリン車の「スポーツ」(335万5000円)および「STIスポーツ」(363万円)だ。この2つのグレードはブラックアウトされたグリルなど内外装がスポーティな仕立てとなるほか、STIスポーツは本革シートや専用チューンのダンパーも備わる。しかし、価格がアップするスポーツグレードとしてはエンジンスペックがやや物足りないのも事実で、ここは「e-BOXER」の方に惹かれる人が多いのではないだろうか。
ということで、フォレスターのおすすめグレードは「アドバンス」(323万4000円)と相成った。なお、フォレスターの納期はネット情報だと最短3か月とされており、昨今の情勢からするとかなり短いので、この点でも「推し」だ。
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みんなのコメント
試乗してもエクストレイルのAピラーみたいな死角もないし視認性重視のデザインで乗りやすかった。
雪の積もる北海道でスバル車は他県よりすれ違う頻度が多い気がする。
サンルーフに不満はありますが郊外戸建で日常使いと遠出も行けるので満足してます。
冬場はX-MODEを使って安心ですし、アイサイトも安心材料です。e-BOXERは燃費期待は他メーカーに負けてるかもしれないですが総合力は高い車だと思います。