■このスポーティさ、マルホランドドライブがよく似合う!
ロサンジェルス近郊マリブマウンテンにあるマルホランドドライブは、カリフォルニアの走り屋たちが集まる有名なワインディングです。バイクもクルマも勢いよくスッ飛んでいきますが、カンナム ライカー(以下:ライカー)だって負けてはいません。
BMWで一番ちいさなバイク 普通二輪免許で乗れる「G 310 R」の存在感
ロータックス製の900cc並列3気筒エンジンは低中回転域から力強く、タイトコーナーからの立ち上がりも図太いトルクで加速。高回転域では胸の空く伸びを感じます。
ハンドリングは速度が上がって、タイヤが転がっていくほどに軽快となり、旋回時はイン側のグリップを引くかアウト側のグリップを押し出すような力の入れ方です。これはトライク特有と言えるでしょう。
アクセルを開けるタイミングとタイヤの切れ角を上手くマッチさせつつ、シートやステップへの荷重をコントロールするライディングはスポーティそのもので、奥深く飽きません。
フロント2輪の絶対的なグリップ力と車体がバンクしないという特徴があるため、モーターサイクルに近いようで若干異なり、独特の楽しさがそこにはあるのです。
■より手軽なモデル、それがライカー
フロント2輪、リア1輪のスリーホイーラーは、最近ではヤマハが「NIKEN(ナイケン)」を発売し、話題となっていますが、スノーモービルや水上バイク、ATV(四輪バギー)などのレジャービークルを手掛けているカナダのBRP社は、2007年に「Can-Am Spyder(カンナム スパイダー)」を発売し、トライクでのスポーツライディングを提案してきました。
ナイケンは車体をオートバイのように傾けて曲がりますが、カンナムは車体がバンクせずハンドルを切ることによって進行方向が決まるという大きな違いがあります。
カンナムのトライクは、ライカーが登場することによってスパイダーとの2本立てとなり、ラインナップがより充実しました。スパイダーが搭載するエンジンもロータックス製の並列3気筒ですが、排気量は1330ccと大きく、車格も四輪のオープンカーといった雰囲気です。
それに比べてライカーは、ホイールベースこそ1709mmと変わらないものの、全長2352mmとコンパクトなスタイルで、スパイダーF3と比較して290mm、ツアラー仕様のスパイダーRTと比べれば308mm短縮化されています。
また、トランスミッションもスパイダーでは6速セミオートマかマニュアル式でしたが、ライカーではオートマ仕様のみ。より操作をイージーにしているのも見逃せません。
今回乗ったのは900ccモデルですが、2気筒600cc搭載車も設定され、よりリーズナブルな価格帯で発売される見込み(価格未定)なのも嬉しいかぎりです。
■免許はクルマ用でOK、経済性にも優れる
少しずつ増えてきた3輪ビークルですが、左右の車輪の間隔が460mm未満は2輪車扱いとなる国際基準に日本も合わせ、ナイケンではオートバイの免許(排気量401cc以上なので大型自動二輪免許)、カンナム ライカーやスパイダーは4輪普通免許で乗ることができます。
クルマの免許で乗れるので、より多くの人が挑戦しやすい乗り物だと言えるでしょう。バイク経験がない人も、モーターサイクルツーリングでしか味わえない爽快な風や、仲間と走る歓び、ソロで旅する感動を体験できるのです。
そして維持費が安いのも大きな魅力で、車検証上の登録は「側車付オートバイ」になるため、高速道路料金や税金、保険はバイクと同じ。車庫証明も要りません。
■トライクでオフロード、これは新感覚スポーツだ!!
ライカーの900ccモデルには「RALLY EDITION(ラリーエディション)」も設定され、強化ホイール(リア16→15インチ化)やハンドガード、スキッドプレート、ストロークのより長いサスペンションなどを備え、ダート走行をも可能としています。
ギャップを容易く乗り越え、コーナーでは後輪が流れ、カウンターステアを当ててオフロードバイクのように曲がることができるではありませんか! 驚きの走破性です。
前後サスペンションはスタンダードモデルではザックス製ですが、KYB HPGにグレードアップされ、ストロークはフロントが137mmから162mm、リアは150mmから175mmに。初期荷重ではしなやかに動き、奥ではしっかり踏ん張ってくれるのが、ダートあるいはワインディングを走り込むとよくわかります。
トライクでこんなにもオフロードライディングをアグレシッブに楽しめるとは意外でした。これはカンナムが培ってきたATVの技術がフィードバックされているからこそだと言えます。カンナムのATVは、北米をはじめヨーロッパや豪州でも高いシェアを誇り、レーシングシーンにおいても大活躍しています。
そのため、スポーツライディングやオフロードといった高いマシン性能が求められるシーンでこそ、カンナムの実力は発揮されると言っても過言ではないです。
ライカーの走りのポテンシャルは、“本格派”と呼ぶに相応しいものでした。また日本の峠道やダートを走らせるのが、楽しみで仕方ありません。
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