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【復刻版カタログ】1989年の日本カー・オブ・ザ・イヤー/トヨタ・セルシオの肖像

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【復刻版カタログ】1989年の日本カー・オブ・ザ・イヤー/トヨタ・セルシオの肖像

トヨタ・セルシオ(UCF10/11型)

セルシオは世界に向けたトヨタの挑戦。良質な大衆車作りで磨いた技術を武器に、欧米のプレミアムブランドが独占していた高級車のジャンルにチェレンジした処女作だった。日本ではセルシオのネーミングだったが、海外ではレクサスのフラッグシップとなるLSを名乗った。欧米のライバルに対するセルシオの武器は、圧倒的な静粛性。全速度域で実現した静けさは、各部の精度向上と機構の見直しで実現していた。たとえばエンジン/駆動系の加工精度を格段に引き上げ、残留アンバランスを低減、その上ドライブトレーンの直線配置や冷却ファンへの油圧モーターの採用、ボディパネルに制振鋼板を積極採用するなど従来にない「源流主義」と呼ぶ徹底した作り込みを実施していた。滑らかで静けさに満ちた走行フィールは、世界中に衝撃を与えるに十分なレベルだった。エンジンは新開発の4リッターV8DOHC32V(260ps)。ドライバーズカー的な性格が濃厚だったレクサスLSに対し、日本仕様のセルシオはショーファードリブンとして最適なC仕様Fパッケージを用意していたのが特徴だった。初代セルシオは1992年8月にマイナーチェンジを実施し完成度を高め、1代で世界の高級車と肩を並べるスタータスを確立する。写真のカタログは1989年10月版(原寸299×246mm/16ページ編集)

【復刻版カタログ】1998年の日本カー・オブ・ザ・イヤー/トヨタ・アルテッツァの肖像

※資料提供/ブックガレージ

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みんなのコメント

3件
  • xwa********
    バブルの熱狂の時代に誕生したクルマ。
    このセルシオと.NSXの誕生は、もはや日本は貧しくなくなり、日本車はヨーロッパ車に比肩すると思わされた。
    ショーファードリブンにプレジデントを使わない(使えない)社長が、クラウンからセルシオへと変えていた。
  • 美辞麗句
    イグニッションをひねっても、
    室内ではエンジンの音が聞こえなかったくらい、静粛性が高かった。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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