中国新大州ホンダがラインナップする「RX125FI SE」。スタイリッシュなデザインがスポーティーな印象を与える、日本未発売プレミアムスクーターに試乗しました。
国内モデルの原2(原付2種)スクーターといえば万人受けする優しいフォルムで、通勤通学や買い物など日常の足として使用されるイメージのラインナップが多いと思います。
【画像】ホンダ「RX125FI SE」を画像で見る(24枚)
一方で、タイや中国などで人気のアジアンスクーターは、攻めた走りを想像させるアグレッシブなデザインが特徴で、RX125FISEも正にそんな1台です。
まず足つきは身長165cmの私(先川知香)で、ほぼべた付き。両足の踵がほんの少しだけ浮く程度で、かなりの安定感です。
シートは少し固めではありますが座面が広く長いので、座り方の自由度が高い点も嬉しいポイント。車体自体は原2スクーターの中ではコンパクトな方ではありますが、長時間乗っていても体勢が辛くなることはなさそうです。
足元も比較的広いので、私より大柄な人でも窮屈さを感じることはないでしょう。
また、原2モデルでも少しずつラインナップが増えている、スマートキーシステムが採用されている点も特筆すべきポイント。盗難防止アラームやアンサーバック機能も付いていて、セキュリティ面も安心です。
とはいえ個人的には、クルマと違ってバイクはむき出しな上に収納も少ないので、キーは鍵穴に挿すタイプの方が鍵を無くす心配も少ないので、バイクのスマートキーはオーバースペックに感じてしまいますが、インナーカウル左右に配置されたグローブボックスやUSB電源などと併せて、ハイテクで便利な1台となっています。
そして肝心の走り。搭載される空冷単気筒の124ccエンジンは好レスポンスで、アクセルのオン・オフに忠実な加減速が実現されています。
アグレッシブな外観からは想像できないマイルドな走り出しも、ストップ&ゴーを繰り返すタイミングが多い都会の街中を移動するには、安心できるポイントでした。一般道で、他のクルマやバイクに混じって走っても、パワー不足を感じることもありません。
コンパクトで軽い車体も相まって、性能を持て余すことのない丁度よさが、日常の足にピッタリの1台です。
RX125FI SEの価格(消費税10%込)は26万9000円(国内においてはバイク館で取り扱い)。ヤマハ「NMAX」やホンダ「PCX」など、車体が大柄な上に36万円越えと高価格化が進み、国内の原2スクーターに気軽さを感じられなくなってしまった人に、ぜひ乗ってみて欲しいモデルです。
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みんなのコメント
スマートキーは25.3万の通常版Dio110も装備してます。
積極的にRX125を推す理由は、正直言ってデザインの好みぐらいしかないですね。
アフターサービスは圧倒的にDioの勝利。