経済的でスポーティ?トヨタ、プリウスをイメージチェンジ。トヨタはプリウスを見直し、醜いアヒルの子というイメージから確実に解放した。しかし、スポーティと経済性は両立できているのだろうか?
「プリウス」はトヨタの持続力の象徴だ。1997年に、CO₂排出量や燃費に配慮して電気駆動を追加した、良い意味でのフルハイブリッド車として発売された最初のクルマだ。
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「プリウス」が本格的に普及し始めたのは、2002年のモデルチェンジからである。特にアメリカでは、いきなりクリーンな車としてもてはやされた。特にハリウッドはクリーンカーに飛びついた。そのため、セレブリティにアピールするだけでなく、そこで撮影された映画のゲストとしても歓迎されたのだった。
しかし、プリウスには時間の経過とともに問題が出てきた。ハイブリッド発想は、BEVの新たな展開により、エコカーとしての魅力を失ってしまったのと同時に、車自体にも慣れが必要なプリウスには運転する楽しみが全くなかったのだ。
トヨタ プリウス、将来はプラグインハイブリッドのみに
2023年の新型「プリウス」で、そのすべてが変わることになる。トヨタもフルハイブリッドに別れを告げ、システム出力を223馬力とし、ドイツではプラグインハイブリッド専用車としてプリウスを発表する予定だ。
つまり、151馬力の4気筒ガソリンエンジンに加えて、163馬力の電動モーターが推進力を発揮するのだ。この2基のモーターを組み合わせることで、プリウスは静止状態から時速100kmまで6.8秒で到達することができるのだ。エンジンに負荷がかかると、ガソリンエンジンの音色がやや荒くなるが、これは自信のあるパフォーマンスだ。
しかし、パワーが2倍になっても、日本車は本当のスポーツカーにはならない。また、プロトタイプよりもステアリングの応答性がよくなったとはいえ、本格的なスポーツカーとは言い難い。また、ステアリングは先代に比べて非常にダイレクトで、サスペンションも非常に快適なのだが、高速カーブではアクセルから足を離さなければならない。
太陽エネルギーの無償提供
これも、リアシート下に搭載した13.6kWhのバッテリーによるものだ。メーカーによれば、バッテリーの75%のエネルギーで、プリウスを純電気モードで69km走行させることができるという。
3.5kWで充電するため、満充電までの待ち時間は4時間だ。トヨタ自動車では、「プリウス」にソーラールーフをオプションで用意している。このルーフを装着した場合、「プリウス」は最適な太陽光の下で、さらに8.7kmの距離を電動モードで走行することができる。年間1,250kmの完全フリー走行が可能だ。
天候に左右されるエネルギー供給が十分でない場合、対応する回生ステージは、ローリングやブレーキ時にエネルギーを顕著にバッテリーに戻すことができる。全体として、トヨタは100km走行あたりわずか2リットルの燃料しか消費しない約束する(リッターあたり50km)。最初のドライブでは3.8リットルだったが、これは今のところまったく問題ない。近いうちにおこなわれる予定の生産モデルの最初のAUTO BILDテストではどうなるか、興味津々だ。
整理整頓された室内
最終的に内装が大丈夫なのかどうかは、ドライバーの判断に委ねられる。実際、新型「プリウス」のインテリアの素材は、先代モデルよりもはるかに上質なものになっている。しかし、なぜ、プジョーのようにステアリングホイールのリム越しに中央のディスプレイを見なければならないのか理解しがたい。
その他、センターコンソールのTFT画面だけでなく、ボタンやスイッチ類も素敵な直感的な操作性が嬉しい。当然、コンパクトモデルの「プリウス」のスペースは限られている。特にリアシートは、身長が1.80mを超える人にとっては窮屈に感じるだろう。
結論: トヨタ プリウスは、5代目で大きく変貌を遂げた。これは、デザインに限らず、ステアリング、運転挙動、ダイナミクスに関するものだ。PHEVモデルとして欧州市場で普及するかどうかは、まだわからない。
Text: Holger Preiss Photo: Toyota
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みんなのコメント
さすがに醜いまでいくと既存のユーザーや開発者に失礼。
社会性ゼロだなこいつ