現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > マカオGP/FRワールドカップのエントリーリストが発表。日本人5名を含む15カ国27台が集結

ここから本文です

マカオGP/FRワールドカップのエントリーリストが発表。日本人5名を含む15カ国27台が集結

掲載
マカオGP/FRワールドカップのエントリーリストが発表。日本人5名を含む15カ国27台が集結

 FIA国際自動車連盟は10月22日、マカオ市街地のギア・サーキットで11月14~17日に開催される第71回マカオグランプリのメインイベント『FIAフォーミュラ・リージョナル・ワールドカップ』に参戦する27台のエントリーリストを発表した。

 2019年、2023年はFIA F3マシンによる『FIA F3ワールドカップ』をメインイベントとして開催されてきたマカオグランプリ。2024年からは『FIA F3ワールドカップ』に代わって、各国・各地域のFIA F4シリーズとFIA F3の橋渡しをするカテゴリーであるフォーミュラ・リージョナルカーで争われる『FIAフォーミュラ・リージョナル・ワールドカップ』が開催される。

TGM Grand Prix、マカオでのFRワールドカップのドライバーを発表。小川颯太と佐藤凛太郎を起用

 10月22日に公開されたエントリーリストは、2名がTBC(未定)となっているものの、オーストラリア、フィンランド、フランス、ドイツ、アイルランド、イタリア、日本、カザフスタン、マカオ、メキシコ、スペイン、スウェーデン、アラブ首長国連邦、イギリス、アメリカという15カ国から27名が名を連ねた。

 日本勢ではすでにTGM Grand Prixが小川颯太と佐藤凛太郎、ARTグランプリがリー・海夏澄の起用を発表していたが、今回のFIAの発表によりTOM’S FORMULAからTGRドライバー・チャレンジ・プログラム(TGR-DC)の小林利徠斗と中村仁が参戦することことが明らかにされた。

 小林、中村のふたりはFIA-F4を経て、今季から全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権(SFライツ)に参戦し、今季これまでにそれぞれ1勝を飾っている。また、中村は30号車、小林は31号車でスーパーGT GT300クラスにも参戦中だ。なお、年齢は小林が7月生まれの19歳、中村が2月生まれの18歳ということで、同学年コンビとなっている。

 また海外勢では、フェラーリ育成のディーノ・ベガノビッチ(SJMセオドール・プレマ)、マクラーレン育成のアレクサンダー・ダン(SJMセオドール・プレマ)とウーゴ・ウゴチュクウ(R-ACE GP)、そして今季F1に昇格したフランコ・コラピントの代役として、FIA F3から急遽FIA F2にステップアップしたレッドブル育成のオリバー・ゲーテ(MPモータースポーツ)といった、F1チームの育成プログラムに所属する有力ドライバーも参戦する。

 なお、『FIAフォーミュラ・リージョナル・ワールドカップ』の参戦ドライバーは有効なレーシングライセンスを所持していることに加え、16歳以上という年齢制限のほか、『パワーウェイトレシオ(車重÷最大出力)が1.5kg/bhp未満のシングルシーター選手権を戦ったことがないドライバーしかエントリーできない』となっている。

 1.5 kg/bhp未満のカテゴリーは世界最高峰のF1を筆頭に、FIA F2(約1.2kg/bhp)、スーパーフォーミュラ(約1.2kg/bhp)といったシリーズだ。ただFIA F2参戦経験者でも『今季参戦大会数が3大会までならエントリー可能』となっていることから、第71回マカオグランプリ開催時点でFIA F2参戦数が2大会のゲーテ(3大会目となるFIA F2ロサイルは11月29日~12月1日開催)も参戦が叶った。

 FIAシングルシーター委員会の会長、エマニュエル・ピロは 「多くの才能あるジュニアドライバーとチームがFIA FRワールドカップに参戦してくれることを本当にうれしく思う」と、コメント。

「このイベントは、F1や他のFIA世界選手権という究極の目標に向かって前進する若手ドライバーにとって、常に最もタフでやりがいのある挑戦のひとつであり、FIA F4やフォーミュラ・リージョナルのさまざまな元チャンピオンがマカオに集結することで、この歴史的なレースのスピリットがさらに高まる」

「私も少し懐かしさ(かつてF3とギアレースに参戦)を感じながら、週末を非常に注意深く見守るつもりだ。そして、すべてのF1チームも同じ気持ちだと思う」

 初開催となる『FIAフォーミュラ・リージョナル・ワールドカップ』は、フリー走行が2回行われ、2回の予選で予選レースのグリッドを決定し、予選レースの結果でグランプリレースとなる決勝のスターティンググリッドを決する。大会の模様はFIAの公式YouTubeチャンネルを通じてライブストリーミングされる予定だ。

■第71回マカオグランプリ/FIAフォーミュラ・リージョナル・ワールドカップ
エントリーリスト(10月22日時点)
No.ドライバー国籍チーム1オリバー・ゲーテドイツMPモータースポーツ2ヴァレリオ・リニチェッライタリアMPモータースポーツ3TBC-MPモータースポーツ4ウーゴ・ウゴチュクウアメリカR-ACE GP5エンツォ・デリニーフランスR-ACE GP6トゥッカ・タポネンフィンランドR-ACE GP7ノエル・レオンメキシコKCMG・IXO・バイ・ピナクル・モータースポーツ8マリ・ボヤスペインKCMG・IXO・バイ・ピナクル・モータースポーツ14テオフィル・ナエルフランスサンテロック・レーシング15アレクサンダー・アブハザワカザフスタンサンテロック・レーシング16ジェームズ・ウォートンオーストラリアARTグランプリ17エヴァン・ジルテールフランスARTグランプリ18リー・海夏澄日本ARTグランプリ19小林利徠斗日本TOM’S FORMULA20中村仁日本TOM’S FORMULA21ジェット・ボウリングアメリカキウイ・モータースポーツ25ラシッド・アル・ダヘリアラブ首長国連邦PHMレーシング26マテオ・デ・パロイタリアPHMレーシング27TBC-PHMレーシング30ディーノ・ベガノビッチスウェーデンSJMセオドール・プレマ・レーシング31フレディ・スレーターイギリスSJMセオドール・プレマ・レーシング32アレクサンダー・ダンアイルランドSJMセオドール・プレマ・レーシング33ティアゴ・ロドリゲスマカオエヴァンスGP37クーパー・ウェブスターオーストラリアエヴァンスGP53小川颯太日本TGM Grand Prix55佐藤凛太郎日本TGM Grand Prix88カイ・ダリヤナニイギリスエヴァンスGP

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

FIA GTワールドカップ・マカオのエントリーリスト発表。2024年は前年から3台増、計23台が出場
FIA GTワールドカップ・マカオのエントリーリスト発表。2024年は前年から3台増、計23台が出場
AUTOSPORT web
27台参加のマカオGP、日本勢の参加は計5名に。トムスはトヨタ育成の小林利徠斗と中村仁を起用
27台参加のマカオGP、日本勢の参加は計5名に。トムスはトヨタ育成の小林利徠斗と中村仁を起用
motorsport.com 日本版
次戦はウエイト半減、スーパーGT第8戦もてぎのエントリーリストが発表。GT300で一部ラインアップ変更
次戦はウエイト半減、スーパーGT第8戦もてぎのエントリーリストが発表。GT300で一部ラインアップ変更
AUTOSPORT web
全13戦に拡大の2025年カレンダー発表。プレーオフ方式の新機軸“ザ・ファイナルズ”も導入へ/RSC
全13戦に拡大の2025年カレンダー発表。プレーオフ方式の新機軸“ザ・ファイナルズ”も導入へ/RSC
AUTOSPORT web
WEC王者目前のロッテラー、IMSA4冠キャメロンがペンスキーのシート喪失。マコウィッキはポルシェを去る
WEC王者目前のロッテラー、IMSA4冠キャメロンがペンスキーのシート喪失。マコウィッキはポルシェを去る
AUTOSPORT web
『EXILE』TAKAHIROがスーパーフォーミュラ最終戦で国歌独唱へ「鈴鹿でお待ちしております」
『EXILE』TAKAHIROがスーパーフォーミュラ最終戦で国歌独唱へ「鈴鹿でお待ちしております」
AUTOSPORT web
「優勝しか狙っていません」FIAモータースポーツ・ゲームス出場の森山冬星にSGT/FIA-F4からエール
「優勝しか狙っていません」FIAモータースポーツ・ゲームス出場の森山冬星にSGT/FIA-F4からエール
AUTOSPORT web
「改善策を考えて臨んだので、嬉しい」宮田莉朋、ELMSデビューシーズン最終戦で待望の2勝目飾る
「改善策を考えて臨んだので、嬉しい」宮田莉朋、ELMSデビューシーズン最終戦で待望の2勝目飾る
AUTOSPORT web
ブルデーがキャデラックに復帰、アルピーヌは“引退”に伴いラインアップ変更。最終戦バーレーンのエントリー発表
ブルデーがキャデラックに復帰、アルピーヌは“引退”に伴いラインアップ変更。最終戦バーレーンのエントリー発表
AUTOSPORT web
アーサー・ルクレールがフェラーリ499Pでルーキーテスト出走へ。一方で2025年のファクトリー・ラインアップは変更なし
アーサー・ルクレールがフェラーリ499Pでルーキーテスト出走へ。一方で2025年のファクトリー・ラインアップは変更なし
AUTOSPORT web
最速ラップポイント廃止に大半のドライバーが好意的。ペレスは「それが違いを生む可能性がある」と不満示す
最速ラップポイント廃止に大半のドライバーが好意的。ペレスは「それが違いを生む可能性がある」と不満示す
AUTOSPORT web
ビモータ、2025年からSBKで使用する新型KB998の準備完了。早速ヘレステストでデビューへ
ビモータ、2025年からSBKで使用する新型KB998の準備完了。早速ヘレステストでデビューへ
AUTOSPORT web
スズキが『GSX-S/Rミーティング2024』を開催。GSXオーナー、レースファン大満足のイベントに「来年はGSX-R40周年記念を実施」
スズキが『GSX-S/Rミーティング2024』を開催。GSXオーナー、レースファン大満足のイベントに「来年はGSX-R40周年記念を実施」
AUTOSPORT web
國井勇輝がMoto2に参戦。ホンダ・チーム・アジアは2025年のラインアップが確定し、古里が継続
國井勇輝がMoto2に参戦。ホンダ・チーム・アジアは2025年のラインアップが確定し、古里が継続
AUTOSPORT web
2024年F1第19戦アメリカGP決勝トップ10ドライバーコメントまとめ(2)
2024年F1第19戦アメリカGP決勝トップ10ドライバーコメントまとめ(2)
AUTOSPORT web
完璧な燃費戦略を遂行したジョーイ・ロガーノが“滑り込み”から次ステージ1番乗りへ/NASCAR第33戦
完璧な燃費戦略を遂行したジョーイ・ロガーノが“滑り込み”から次ステージ1番乗りへ/NASCAR第33戦
AUTOSPORT web
カワサキ、『Ninja ZX-10R』のレース専用モデルを受注生産で10月22日から特別販売
カワサキ、『Ninja ZX-10R』のレース専用モデルを受注生産で10月22日から特別販売
AUTOSPORT web
またも観客がコースに侵入。F1アメリカGPプロモーターは「危険な状況を招いた」として約8200万円の罰金を科される
またも観客がコースに侵入。F1アメリカGPプロモーターは「危険な状況を招いた」として約8200万円の罰金を科される
AUTOSPORT web

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村